平成11年6月28日

[流れ星]

    第20回数学的な応募問題

 <解答募集期間:6月28日〜7月10日>

    [特製のサイコロ]

 太郎さんには、中学校に通っている子供がいます。先日、学校で数学の授業に、折り紙でサッカーボールを

作ったり、正八面体や正十二面体の模型を厚紙で作ってきました。

 そのとき、立方体の展開図を作ってきて、各面に正の整数を書き入れて、2つのサイコロを作る宿題がありました。

ただし、2個のサイコロを投げたとき、目の和の出方が普通のサイコロと同じようであるような特製のサイコロと

いうことでした。ここで、普通のサイコロとは当然1から6までの整数が目としてあるものです。

 だから、2つのサイコロは同一ある必要はないですし、その目が6以下である必要もない。

また、すべて異なる目である必要もありません。

 

問題1:普通の2個のサイコロを投げて、目の和の出方を考えてください。

問題2:今、オイラーの業績について、いろいろ研究しています。このオイラーの偉大なアイディアは、

   整数の性質を調べるのにベキ級数を使ったことです。そのアイディアは、整数aとbとを加えることが累乗

   x^aとx^bを掛けることに対応することにあります。そこで、次の整式を展開して係数をみてください。

   (x+x^2+x^3+x^4+x^5+x^6)^2

問題3:上の事実を利用して、宿題の特製のサイコロの展開図に、正の整数を入れてください。

    


  太郎さんも童心にかえって、いろいろと数字を書いていましたが、なかなかうまくいきません。

 皆さんも、考えてください。 


 


 皆さん、答えがわかったら、その答えになる考え方とペンネームを添えて、

  メールで送ってください。待っています。

         

    <自宅>  mizuryu@aqua.ocn.ne.jp

 

 

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