平成17年2月13日

[流れ星]

     第151回数学的な応募問題

      <解答募集期間:2月13日〜3月6日>
[規則性の発見]

皆さんは、「コラッツ・角谷予想」をご存じでしょうか。現在のところ未解決のようです。これは次のことです。
「ある2以上の整数についての操作で、
 (1)その整数が偶数なら2で割る。
 (2)その整数が奇数なら3倍して1を加えて2で割る
 を繰り返して行うと、必ず4→2→1に達する」 という問題です。

では、次のように操作を変えて考えます。
「ある与えられた2以上の整数から始めて、次の操作を行う。
 (1)その整数が偶数なら2で割る。
 (2)その整数が奇数なら1を加える。
 (3)その整数が1になるまで、(1)、(2)を繰り返す。
 例:13→14→7→8→4→2→1 

ここで、問題です。一般に2以上の整数aが上の操作で
 a→an−1→・・・→a→a→1
となったとき、整数aは「操作数」nを持つという。
 例1:「操作数」3の整数 8→4→2→1  、 3→4→2→1
 例2:「操作数」6の整数 13→14→7→8→4→2→1 

このとき、次の問を考えてください。

問1:「操作数」1の整数、「操作数」2の整数を見つけてください。
問2:「操作数」nを持つ整数の個数をf(n)としたとき、f(3),f(4),f(5),f(6)を求めてください。
問3:f(n+2)をf(n+1)とf(n)との間に成り立つ漸化式を予想してください。
問4:問3の予想を証明してください。

皆さん、答えがわかったら、一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、メールで送ってください。
待っています。