平成18年3月12日

[流れ星]

     第169回数学的な応募問題

      <解答募集期間:3月12日〜4月2日

[糸かけ]

皆さん、ここにベニヤ板があり、円周上に適当にn本の釘を打ちます。このn本の釘にもれなく糸で結び、どの糸も交わることのないように糸をかけていきます。ただし、逆向きにたどってかけた場合は同じと考えます。
例えば、釘が3本のときは、順に釘に番号をつけて、1→2→3 、1→3→2 、2→1→3 の3通りに糸かけができます。
 では、ここで問題です。

問題1:n=4のとき、何通りになるか。
問題2:n=5のとき、何通りになるか。
問題3:n=6のとき、何通りになるか。
問題4:一般に、n本の場合は、何通りになるか。

 次に、円周上に等間隔にn本の釘を打ちます。このn本の釘にもれなく糸で結び、どの糸も交わることのないように糸をかけていきます。ただし、逆向きにたどってかけた場合は同じと考えます。
さらに、ベニヤ板を回転したり、裏返したりして同じ形の糸かけの場合は同じ種類と考えて、異なった形の糸かけが全部で何種類できるか考えます。例えば釘が3本のときは、1種類しかありません。ここから問題です。

問題5:n=4のとき、何種類になるか。
問題6:n=5のとき、何種類になるか。
問題7:n=6のとき、何種類になるか。
問題8:一般に、n本の場合は、何種類になるか。

作問にあたりヒントになった作品は「糸かけ」です。

皆さん、答えがわかったら、一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、メールで送ってください。待っています。