平成12年10月29日
[流れ星]
第62回数学的な応募問題
<解答募集期間:10月29日~11月12日>
[約数と互いに素な数]
太郎さんは、学校で、ある自然数の約数の問題を扱っています。
(ここでは、約数は正の自然数としておきます。)
例えば、8=23 と素因数分解できますから、正の約数は、1,2,4,8です。
だから、8の約数の個数は 3+1=4 (個)
また、8と互いの素な数は、1,3,5,7の4個です。
これは大変興味深い結果です。正の約数の個数と互いに素な数の個数が一致しています。
勿論、自然数Nについて、N=ap×bq×cr×・・・と素因数分解できたとき、
Nの約数の個数は、 (p+1)(q+1)(r+1)・・・ で求まります。
N以下で、Nと互いに素の数の個数は、オイラー関数φ(N)で表すと、
φ(N)=N(1-1/a)(1-1/b)(1-1/c) ・・・で書けます。
ここで、問題です。自明な1は除いてもいいでしょう。
「自然数Nについて、Nの正の約数の個数と、N以下でNと互いに素な数の個数とが一致するような自然数Nは
一体どんな数でしょう。」
皆さん、考え方がわかったら、全部でなくていいですから、とペンネームを添えて、メールで送ってください。待っています。