平成11年2月1日

         ☆☆「流れ星」☆☆

    第9回数学的な応募問題

 <解答募集期間:2月1日〜2月20日>

     [三角形の面積

  1. 太郎さんには、中学校に通うお子さんが1人います。

   今、学校で3辺の長さがともに√26cm、√29cm、

   3√5cmという無理数である三角形の面積を求めること

   が話題になっています。

     皆さんも、考えてください。

     



  <学校> mizuno@kaizukita-hs.hirata.gifu.jp

  <自宅>  mizuryu@aqua.ocn.ne.jp

 



       よろしくお願いいたします。

              E-mail:mizuno@kaizukita-hs.hirata.gifu.jp



解 答 編



Kiyoさんからです。
日時 : 1999年2月11日 14:00
件名 : 三角形の問題


   sqrt(26)<sqrt(29)<3sqrt(5)
   AC=AD となるようにBC上に点Dをとる。
  三角形ADCは二等辺三角形になる。
  角DACの二等分線とBCとの交点をEとする。
  三角形ADEと三角形ACDにおいて
  AD=AC,AEは共通。角DAE=角CAE 二辺とその狭角が等しいので、
  二つの三角形は合同である。
  したがって、角AED=角AEC=90度。DE=CE AE=X,CE=Yとする。
  ピタゴラスの定理により、

  X^2+Y^2=26.................1)
  (3SQRT(5)−2Y)^2+X^2=29......2)

 1)、2)式より
  X=9SQRT(5)/5、Y=7SQRT(5)/5
 三角形ABCの面積は、
 3SQRT(5)ラ(9SQRT(5)/5)2=13.5


                            答え 13.5cm^2。




みやさんからの解答です。

こんにちは。みやです。今週の問題の解答です
問題図の点Bを原点に置き,辺BCをx軸とかさねてxy座標に置く。
点Aは中心(0,0)半径√29の円と、中心(3√5,0)半径
√26の円の交点である。

C1: x^2+y^2=29 ・・・・・@
C2:(x−3√5)^2+y^2=26 ・・・・・A
@,Aの交点を求める。
@よりy^2=29−x^2
これをAに代入して
(x−3√5)^2+(29−x^2)=26 ・・・・B
B式を計算すると x=8/√5
これを@に代入してyを求めると
y=9/√5

よって点Aは(8/√5,9/√5)
よってこの三角形は底辺3√5、高さ9/√5である。
底辺×高さ×1/2=27/2

感想
この問題を見ス瞬間に「ヘロンの公式を使わないで解いてやる!」と決心しま
した。
で、思い付いたのがこの解答です。でも、美しくないのが悲しい。
しかし、あんなめちゃくちゃな数字からどうしてこんなきれいな有理数解にな
るかはわかりませんでした。
楽しい問題でした。ありがとうございます




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