平成28年12月25日
[流れ星]
第341回数学的な応募解答
<解答募集期間:11月27日〜12月25日>
[歴史的な問題(1)]
ローマ帝国時代エジプトのアレクサンドリアに住んでいたというディオパントスは3世紀中期の人で「代数学の父」と言われています。その中でも有名なのはラテン語版に書くこんだフェルマーの最終定理です。で、「数論」に関して多くも問題があります。この中にある問題です。皆さんはどこかで見られたかもしれませんが、ご容赦ください。
これからの問題では解は無数にありますが、そのうちの1つを見つけてください。また、ここでの「平方数」とは、ある有理数の2乗の値となっている有理数のことです。
問題1: 16を2つの平方数に分けよ。
問題2: x+2とx+3のどちらも平方数となる有理数を求めよ。
問題3: x−6とx−7のどちらも平方数となる有理数を求めよ。
<参考文献:超絶難問:小野田博一著(日本実業出版)>
NO1「uchinyan」
11/27 13時59分 受信
「uchinyan」
11/29 17時01分 受信 更新 12/25
問題1:
a,b,c をピタゴラス数とします。
すると,a^2 + b^2 = c^2,(a/c)^2 + (b/c)^2 = 1,で,
16 = 16 * 1 = 16(a/c)^2 + 16(b/c)^2 = (4a/c)^2 +
(4b/c)^2,
となって,題意を満たします。
具体的には,例えば,
(a,b,c) = (3,4,5),16 = (12/5)^2 + (16/5)^2,
などですね。
問題2:
a,b,c をピタゴラス数とします。
すると,a^2 + b^2 = c^2,1 + (b/a)^2 = (c/a)^2,で,
x + 2 = (b/a)^2 とすれば x + 3 = (b/a)^2 + 1 = (c/a)^2,
となって,題意を満たします。
このとき,x = (b/a)^2 - 2,です。
問題では x は正の数とは書かれていませんが,正の数とすると,具体的には,例えば,
(a,b,c) = (5,12,13),
x = (12/5)^2 - 2 = 94/25,x + 2 = 144/25 = (12/5)^2,x + 3 = 169/25 =
(13/5)^2,
などですね。
問題3:
a,b,c をピタゴラス数とします。
すると,a^2 + b^2 = c^2,(b/a)^2 = (c/a)^2 - 1,で,
x - 6 = (c/a)^2 とすれば x - 7 = (c/a)^2 - 1 = (b/a)^2,
となって,題意を満たします。
このとき,x = (c/a)^2 + 6,です。
具体的には,例えば,
(a,b,c) = (3,4,5),
x = (5/3)^2 + 6 = 79/9,x - 6 = 25/9 = (5/3)^2,x - 7 = 16/9 =
(4/3)^2,
などですね。
(ちょっとだけ考察)
この問題では1つ解を見つければいいので,上記ではピタゴラス数を使った発見的な記述にしました。
しかし,論理的に詰めていっても解はこれしかないようです。
なお,以下では,m が
n を割り切る,ことを,m | n,と書くことにします。
問題1:
一般に,a,b,c,d を正の整数,a と c は互いに素,b と d は互いに素,として,
16 = (a/c)^2 + (b/d)^2,
となる正の整数,a,b,c,d,を見つけることになります。
もっとも,細かいことを言うと負の数や 0 もあり得ますが,
平方数なので負の数は考える必要はなく,0 を含めると,16 = 4^2 + 0^2,と問題にならないので除外します。
さて,分母を払うと,
16(cd)^2 = (ad)^2 + (bc)^2,
この式より,
c^2 | (ad)^2,したがって,c | ad,ですが,a と c は互いに素なので,c = 1 又は c | d,
d^2 | (bc)^2,したがって,d | bc,ですが,b と d は互いに素なので,d = 1 又は d | c,
がいえます。
c = 1 かつ d = 1 の場合
16 = a^2 + b^2,ですが,明らかに解はありません。
c = 1 かつ d | c の場合
d = 1 なので,c = 1 かつ d = 1 の場合に帰着し,解はありません。
c | d かつ d = 1 の場合
c = 1 なので,c = 1 かつ d = 1 の場合に帰着し,解はありません。
c | d かつ d | c の場合
c = d なので,
16c^2 = a^2 + b^2,
となります。
この式の左辺は 4 の倍数ですが,右辺が 4 の倍数となるのは,a,b ともに偶数の場合だけです。
そこで,a -> 2a,b -> 2b,と置き換えると,
4c^2 = a^2 + b^2,
ですが,同様のことがいえるのでさらにもう一度置き換えて,
c^2 = a^2 + b^2,
これは,a,b,c がピタゴラス数であることを示しています。
これで,上記の最初の解ですべて尽くされている,と分かりました。
問題2:&問題3:
一般に,a,b,c,d を正の整数,a と b は互いに素,c と d は互いに素,として,
問題2:では,x + 2 = (b/a)^2,x + 3 = (c/d)^2,(b/a)^2 + 1 = (c/d)^2,
問題3:では,x - 7 = (b/a)^2,x - 6 = (c/d)^2,(b/a)^2 + 1 = (c/d)^2,
となって,どちらも,
(b/a)^2 + 1 = (c/d)^2,(bd)^2 + (ad)^2 = (ac)^2,
となる正の整数,a,b,c,d,を見つけることになります。
この式より,
a^2 | (bd)^2,したがって,a | bd,ですが,a と b は互いに素なので,a = 1 又は a | d,
d^2 | (ac)^2,したがって,d | ac,ですが,c と d は互いに素なので,d = 1 又は d | a,
がいえます。
a = 1 かつ d = 1 の場合
b^2 + 1 = c^2,ですが,明らかに解はありません。
a = 1 かつ d | a の場合
d = 1 なので,a = 1 かつ d = 1 の場合に帰着し,解はありません。
a | d かつ d = 1 の場合
a = 1 なので,a = 1 かつ d = 1 の場合に帰着し,解はありません。
a | d かつ d | a の場合
a = d なので,
b^2 + a^2 = c^2,
これは,a,b,c がピタゴラス数であることを示しています。
これで,上記の最初の解ですべて尽くされている,と分かりました。
(感想)
有理数の平方数というのはあまり馴染みがありませんでしたが,
有理数は既約分数で書けるので整数の平方数に帰着します。
整数の平方数の和ならピタゴラス数が狙い目かなと思って調べたら,あっさりとできました。
多分,いろいろ考察もしてね,という意図だろうな,とも思うのですが,
NO2「浜田明巳」 11/29 13時18分 受信 更新 12/25
それぞれ10個ずつ求めてみる.
問題1
(a/b)2+(c/d)2=16(a,b,c,dは整数,a/b,c/dは既約分数)とすると,
(ad)2+(bc)2=(4bd)2
故にad,bc,4bdはピタゴラス数となる.
(m2−n2)2+(2mn)2=(m2+n2)2であるから,
i). (m,n)=(1,1)のとき,02+22=22
∴02+42=42
ii). (m,n)=(2,1)のとき,32+42=52
∴(12/5)2+(16/5)2=42
iii). (m,n)=(3,2)のとき,52+122=132
∴(20/13)2+(48/13)2=42
iv). (m,n)=(4,1)のとき,82+152=172
∴(32/17)2+(60/17)2=42
v). (m,n)=(4,3)のとき,72+242=252
∴(28/25)2+(96/25)2=42
vi). (m,n)=(5,2)のとき,202+212=292
∴(80/29)2+(84/29)2=42
vii). (m,n)=(5,4)のとき,92+402=412
∴(36/41)2+(160/41)2=42
viii). (m,n)=(6,1)のとき,122+352=372
∴(48/37)2+(140/37)2=42
ix). (m,n)=(6,5)のとき,112+602=612
∴(44/61)2+(240/61)2=42
x). (m,n)=(7,2)のとき,282+452=532
∴(112/53)2+(180/53)2=42
問題2
x+2=(a/b)2,x+3=(c/d)2(a,b,c,dは整数,a/b,c/dは既約分数)とすると,
(a/b)2+1=(c/d)2
∴(ad)2+(bd)2=(bc)2
故にad,bd,bcはピタゴラス数である.
(m2−n2)2+(2mn)2=(m2+n2)2であるから,
i). (m,n)=(1,1)のとき,02+22=22
∴02+1=12
∴x=02−2=−2
ii). (m,n)=(2,1)のとき,32+42=52
∴(3/4)2+1=(5/4)2,(4/3)2+1=(5/3)2
∴x=(3/4)2−2,(4/3)2−2
∴x=−23/16,−2/9
iii). (m,n)=(3,2)のとき,52+122=132
∴(5/12)2+1=(13/12)2,(12/5)2+1=(13/5)2
∴x=(5/12)2−2,(12/5)2−2
∴x=−263/144,94/25
iv). (m,n)=(4,1)のとき,82+152=172
∴(8/15)2+1=(17/15)2,(15/8)2+1=(17/8)2
∴x=(8/15)2−2,(15/8)2−2
∴x=−386/225,97/64
v). (m,n)=(4,3)のとき,72+242=252
∴(7/24)2+1=(25/24)2,(24/7)2+1=(25/7)2
∴x=(7/24)2−2,(24/7)2−2
∴x=−1103/576,478/49
問題3
x−6=(a/b)2,x−7=(c/d)2(a,b,c,dは整数,a/b,c/dは既約分数)とすると,
(c/d)2+1=(a/b)2
∴(bc)2+(bd)2=(ad)2
問題2と同様に,
i). (m,n)=(1,1)のとき,02+1=12
∴x=02+7=7
ii). (m,n)=(2,1)のとき,(3/4)2+1=(5/4)2,(4/3)2+1=(5/3)2
∴x=(3/4)2+7,(4/3)2+7
∴x=121/16,79/9
iii). (m,n)=(3,2)のとき,(5/12)2+1=(13/12)2,(12/5)2+1=(13/5)2
∴x=(5/12)2+7,(12/5)2+7
∴x=1033/144,319/25
iv). (m,n)=(4,1)のとき,(8/15)2+1=(17/15)2,(15/8)2+1=(17/8)2
∴x=(8/15)2+7,(15/8)2+7
∴x=1639/225,673/64
v). (m,n)=(4,3)のとき,(7/24)2+1=(25/24)2,(24/7)2+1=(25/7)2
∴x=(7/24)2+7,(24/7)2+7
∴x=4081/576,919/49
「浜田明巳」 11/29 14時42分 受信 更新 12/25
VBSCRIPTで計算してみた.
問題1
a2/b2+c2/d2=16,a/b,c/dは既約分数,
a,b,dは100以下の正整数,cは非負整数
とする,
a,b,dが定まれば,cは
c=d×(16b2−a2)1/2/b
と,一意的に求められるので,for next文は3個で済む.
問題2,
問題3
以下のプログラムで求められる.
max=100
kotae=""
kosuu=0
for a=1 to max
for b=1 to max
if gcm(a,b)=1 and a*a<=16*b*b then
for d=1 to max
c=int(d*sqr(16*b*b-a*a)/b)
if gcm(d,c)=1 and (a*a)/(b*b)+(c*c)/(d*d)=16 then
kosuu=kosuu+1
if kosuu>1 then
kotae=kotae&chr(13)
end if
kotae=kotae&a&"^2/"&b&"^2+"&c&"^2/"&d&"^2=16"
end if
next
end if
next
next
msgbox kotae
'
function gcm(x,y)
if y=0 then
gcm=x
else
gcm=gcm(y,x mod y)
end if
end function
NO3「スモークマン」 12/01 01時40分 受信
更新 12/25
問題1: 16を2つの平方数に分けよ。(4m)^2=x^2+y^2
5^2=3^2+4^2
4^2*5^2=3^2*4^2+4^4
4^2=(12/5)^2+(16/5)^2
問題2: x+2とx+3のどちらも平方数となる有理数を求めよ。
これは…見つけたって感じ…^^;v
(x+3)-(x+2)=1
13^2-12^2=169-144=5^2
169-3*25=94
144-2*25=94・・・ビンゴ ^^
so…
x=94/25
問題3: x−6とx−7のどちらも平方数となる有理数を求めよ。
x=m+9 と置けば…問題2に帰着できる…
so…
m=94/25
x=94/25+9=319/25
問題2は...一般的な解法があるような気もしますが気づけず...
NO4「早起きのおじさん」 12/02 17時42分 受信
更新 12/25
問題1
まず、ピタゴラス数を確認します。
m,n(m>n)を整数とすると、次の数は、ピタゴラス数です。
確かめると、
右図の直角三角形の斜辺の長さが4となるように、各辺を 倍します。
次の2数の2乗和は16です。
(*)に例えば、m=2、n=1を代入すると、
問題2
a、b、cを整数として次のようにおきます。
下の式から上の式を引くと、
よって、
●そこで、
とします。
ゆえに、
(**)に例えば、m=9、n=1を代入すると、
●aとbを入れかえてえて、
とします。
ゆえに、
(**)’に例えば、m=5、n=4を代入すると、
問題3
a、b、cを整数として次のようにおきます。
上の式から下の式を引くと、
よって、
●そこで、
とします。
ゆえに、
(***)に例えば、m=9、n=1を代入すると、
●aとbを入れかえてえて、
とします。
ゆえに、
(***)’に例えば、m=5、n=4を代入すると、
●●問題3を見直します。
となるので、 は、問題2の解です。
そこで、
とすると、
となります。
NO5「二度漬け白菜」 12/12 21時50分 受信
更新 12/25
(問題1)
16=(20/13)^2 + (48/13)^2 (答)
(問題2)
x=-2/9 (答)
(x=-2/9のとき, x+2=(4/3)^2,
x+3=(5/3)^2 となる.)
(問題3)
x=79/9 (答)
(x=79/9のとき, x-6=(5/3)^2,
x-7=(4/3)^2 となる.)
(問題1 に対しての考察)
x^2+y^2=16を満たすような,(x,y)=(-4,0)以外の任意の実数(x,y)は,
円:x^2+y^2=16 と 直線:y=m*(x+4) (ここでmは任意の実数)との
点(-4,0)以外の交点Kのx座標,y座標として与えられる.
Kの座標は,K(4*(1-m^2)/(1+m^2),8*m/(1+m^2)) である.
このとき,
(Kのx座標,y座標がとw)「發僕l・u梵・
⇔ (mが有理数)
であるので,
x^2+y^2=16を満たすような,(-4,0)以外の任意の有理数(x,y)は
(x,y)=(4*(1-m^2)/(1+m^2),8*m/(1+m^2)) (mは任意の有理数)
と書くことができる.
(問題2, 問題3 に対しての考察)
xは有理数であって, x および x+1 がともに平方数であるとする.
x=a^2,x+1=b^2 (a,bは有理数)
とおくことができる.
この2式より,
b^2-a^2=1.
つまり,
(b+a)*(b-a)=1
となる. このとき,
b+a=m (mは0でないような有理数) とおくことができて,
b-a=m^(-1).
この2式より,
a=(m-m^(-1))/2,
b=(m+m^(-1))/2
と表すことができる.
逆に, mを0でないような任意の有理数とするとき,
a=(m-m^(-1))/2, b=(m+m^(-1))/2
とおくと, a,bはいずれも有理数である.
さらに, b^2-a^2=1 であるので,
x=a^2 とおくw)「函y・w)P盾涓凾タとなる.
以上より, x および x+1 がともに平方数であるような有理数xは,
x=((m-m^(-1))/2)^2 (mは0でないような有理数)
という形になる.
従って,x+2,x+3がともに平方数であるような任意の有理数xは,
x=((m-m^(-1))/2)^2 - 2 (mは0でないような有理数)
という形になる.
また, x-6,x-7がともに平方数であるような任意の有理数xは
x=((m-m^(-1))/2)^2 + 7 (mは0でないような有理数)
という形になる.
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<参考:メルカトルの級数について>
無限級数
Σ[k=1,∞]((-1)^(k-1))/k = 1 -1/2
+ 1/3 -1/4 + 1/5 + ・・・
は log(2) に収束することが知られています.
この事実を高校数学だけの知識で証明したものを見つけました.
とても興味深い証明で,参考になりました.
http://mathtrain.jp/alternate
NO6「にいばりZ12」 12/17 01時38分 受信 更新 12/25
問題1: 16を2つの平方数に分けよ。
問題2: x+2とx+3のどちらも平方数となる有理数を求めよ。
問題3: x−6とx−7のどちらも平方数となる有理数を求めよ。
準備
@原始ピタゴラス数は直角三角形のcを斜辺aを底辺bを高さとして
(a, b, c) = (m2
- n2, 2mn, m2 + n2) (m,nは媒介変数)
ただし,m, n は互いに素であり0 < n < m,m - n は奇数であることは一般に知られています
A問題2と問題3はxが整数とすると連続数となり連続数がともに平方数ではないとは解かっているのでxは整数ではない。
(a+1)2- a2=2a+1>1
(a≠0)
問題1
16は4の平方数なので、2つの平方数をx,yとすると
x2+y2=42
これは、半径4の円の有理点を探す問題になります。
単位円上の有理点を捜し、4倍してやれば求める解になりますのでやってみます。
準備@で示した原始ピタゴラス数を用います。
m |
n |
a |
b |
c |
2 |
1 |
3 |
4 |
5 |
3 |
2 |
5 |
12 |
13 |
4 |
1 |
15 |
8 |
17 |
4 |
3 |
7 |
24 |
25 |
m,nの組み合わせは無限に存在し、abcの組み合わせも無限に存在しますが、とりあえず上の4つで考えます。
単位円の原点からb/aの傾きの半直線を第一象限に引きます。
この半直線と単位円との交点をP(x,y)とすると
OP=1でOP:x:y=c:a:b なので
x=a/c
y=b/c
表の4通りで計算すると(x,y)は
(3/5,4/5)
(5/13,12/13)
(15/17,8/17)
(7/25,24/25)
これらを4倍すると
(12/5,16/5)
(20/13,48/13)
(60/17,32/17)
(28/25,96/25)
等が回答となります
ところで、元の数(この場合16)が有理平方数であればこの解法で解けますが、そうでない場合も有理平方数2つに分解できる場合があります。(有理平方数と言う言葉はないのですが有理数の平方数と言う意味で使います)
例えば、32であれば(4,4)
128であれば(8,8)
これらの有理数倍はすべて有理平方数2つに分解できます。
即ち、2つの正の整数の平方数の和の有理数倍であればすべて2つの有理平方数に分解できます。
そこで、すべての自然数は2つの有理平方数に分解できるのかどうか、できない場合はどのような場合かをしばらく考えてみたいと思います。間に合えば投稿させて頂きます
問題2
x+2
x+3
がともに平方数となる為にはa,bを自然数とし
x+2:x+3=a2:b2
でなければならず
x+2=a2/(
b2- a2)
x+3=b2/(
b2- a2)
結局( b2- a2)が平方数になるようなa,bの組み合わせを見つけるとよいことになります。
いま次のように置きます。
b2-
a2=c2
変形して
c2+
a2=b2
準備@を用いると
(c, a, b)は
(3,4,5)
(5,12,13)
(15,8,17)
(7,24,25)
これらをもとに計算するとb2-
a2はc2なので
9,25,225,49
x +2は
16/9
144/25
64/225
576/49
x +3は
25/9
169/25
289/225
625/49
xは
-2/9
94/25
-386/225
478/49
等が回答となります
問題3
x-7=(x-9)+2
x-6=(x-9)+3
ここでx-9=Xとおくと
X +2とX +3のどちらも平方数となる有理数を求めよと言う問題になるので
Xは
-2/9
94/25
-386/225
478/49
よってxはX+9なので
79/9
319/25
1639/225
919/49
等が回答となります