平成29年9月3日
[流れ星]
第351回数学的な応募問題
<解答募集期間:9月3日〜10月1日>
[2の累乗]
過去の近畿大学入試問題から出題します。
集合SをS={2k|kは1から10までの整数}とする。
問1 Sの要素すべての積をMとおくとき、log2Mを求めよ。
問2 Sの要素a、bに対して実数logab2を考え、これらがとり得る値
全体の集合をTとく。Tの要素のうち、最小値と最大値を求めよ。
問3 問2のTの要素は全部で何個あるか求めよ。
問4 問2のTの要素すべての積をNとおくとき、log2Nを求めよ。
問3のヒント
既約分数の個数を数えてみます.分母と分子を制限しておいてから数えるのです。
分母も分子が(1 から)4 以下の既約な分数は,
1 /1 , 1 /2 , 1/ 3 , 1 /4 , 2/ 1 , 2/ 3 ,
3 /1 , 3 /2 , 3 /4, 4/ 1 , 4 /3
の 11 個です.16 個の分数のうち
11 個が既約分数というわけです.
ここで、分母分子が 10 以下の既約分数は何個あるか数えてください。
参考に 分母と分子が自然数のとき、既約分数は無限にありますが、
このとき既約分数となる確率はご存知ですか。
「皆さん、問題や質問に答えてください。一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、メールで送ってください。待っています。