平成30年9月30日
[流れ星]
第365回数学的な応募問題
<解答募集期間:9月30日〜10月28日>
[ユークリッドの互除法]
1以上の2つの整数m、n(ただしnはmより大きい)について次のような操作を行う。nをmで割ったときの商を書いておいて、余りがあれば今度mをその余りで割って、余りのある限り繰り返す。
例えば、m=31、n=98のときはこうなる。
98÷31=3、余りは5
31÷5=6、 余りは1
5÷1=5、余りがない、操作終了
このとき、出てきた商を順に書いてみると、3、6,5である。
そこで、31と98の相互関係は3,6、5であるという。また、相互関係に出てくる商の個数(31と98のときは3)を相互関係の長さという。
例えば、8と11の相互関係は1、2、1.2であるという。その長さは4である。
問題1 相互関係が1、2、1、1、3となる整数の組を1以上100以下の範囲ですべて求めなさい。
問題2 1以上100以下の範囲で相互関係が最も長くなるような整数の組を調べたところ、長さが9である組が最も長く、しかも1組しかありません。その1組を求めなさい。
「参考文献:ピーター先生と中学入試の算数に挑戦!」新潮社
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