2019年令和元年5月12日
[流れ星]
第373回数学的な応募問題
<解答募集期間:5月12日〜6月9日>
[大垣八幡宮奉納算術]
先日、友人から、大垣八幡神社に奉納された算額を頂き、解いてみてはどうですかとメールをもらった問題を参考にして、改題して出題します。
ここでは、半径がrの円OをO(r)で表すことにします。
補題
それでは実際の奉納問題です。
問題
問題を現代風に書き変えます。
直角三角形ABCの中へ図にある辺に接する4個の円元D(a)、享D1(b)、貞O(c)、利O1(d)を図のように外接すように入れる。貞の直径2cは4寸、利の直径2dは1寸4分4厘のとき、直角を挟む長い方の辺の長さは144寸であることを示せ。ただし、中心がDで半径rの円をD(r)で表す。また、点E,F,G,Hはそれぞれの円の辺BC上の接点とする。また、点E1はD1から線分DEに下ろした垂線の足とする。
ここで、発展問題です。
となることを示せ。
<水の流れ>初め、股がどこの長さか理解できずにいて、悩みましたので、参考に書いておきます。
釣股弦の術 江戸時代の数学「和算」では直角三角形を釣股弦,三平方の定理のことを釣股弦の術という。 底辺を股,高さを釣(鈎,勺などとも書く),斜辺を弦と呼び,股>釣と約束する。直角三角形がどのような向きにあっても,直角を挟む長い方の辺を股,短い方の辺を釣と言います。
皆さん、問題や質問に答えてください。一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、メールで送ってください。待っています。