令和5年2月5日
[流れ星]
第423回数学的な連続応募問題
<解答募集期間:2月5日〜3月5日>
[剰余の周期性]
整式f(x)=xmを整式Pn(x)で割った商をQn(x),余りをRn(x)とする。
ただし,m,nは自然数,Qn(x)=0も可とする。
問1 m=2023のとき,次の問に答えよ。
(1)P1(x)=x2+1のとき,R1(x)を求めよ。
(2)P2(x)=x2+x+1のとき,R2(x)を求めよ。
(3)P3(x)=x3+x2+x+1のとき,R3(x)を求めよ。
(4)P4(x)=x4+x2+1のとき,R4(x)を求めよ。
(5)P5(x)=x4+1のとき,R5(x)を求めよ。
(6)P6(x)=x4+x3+x2+x+1のとき,R6(x)を求めよ。
問2 Rn(x)の周期性を発見して,次の問に答えよ。
(1)R1(x)=R3(x)となるmの値を求めよ。
(2)R2(x)=R4(x)となるmの値を求めよ。
(3)R3(x)=R5(x)となるmの値を求めよ。
(4)R4(x)=R6(x)となるmの値を求めよ。
(5)R1(x)=R2(x)=R3(x)=R4(x)となるmの値を求めよ。
(6)R1(x)=R2(x)=R3(x)=R4(x)=R5(x)となるmの値を求めよ。
(7)R1(x)=R2(x)=R3(x)=R4(x)=R5(x) =R6(x)となるmの値を求めよ。
参考にした過去の大学入試問題です。
2021年早稲田大学ではx2021をx4―x2+1で割った余りを求めよ。
2004年大分大学ではnを正の整数とする。整式xnをx5−1で割った余りを求めよ。
追加問題1(出題者は「ジョーカー」)
第417回からの「正三角形の辺や円弧によって囲まれた図形内の4円」
シリーズの第5問目になります。
追加問題2
図のように,円Oに2直線PACとPBDが垂直に交わっているとき,△OABと△OCDの面積が等しいことを証明せよ。
ただし,点Pは円外にあり,点Oは円Oの中心とする。
出典「パズルでひらめく補助線の幾何学」中村義作著
BLUE BACKS
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