平成24年9月2日

[流れ星]

     第279回数学的な応募解答

      <解答募集期間:812日〜92

[不定方程式の解]

 

 x,y,nは0以上の整数とするとき、次の不定方程式・不定不等式の解の個数を求めてください。

(1)不定方程式 2x+y=2nの解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

(2)不定方程式 2x+y=2n+1の解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

(3)不定不等式 2x+y≦2nの解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

(4)100円、50円、10円の硬貨を使って840円をちょうど支払う方法(それぞれの硬貨の枚数)は何通りあるか。ただし、全種類の硬貨を用いなくても良い。

NO1「uchinyan  08/12 1243分受信

uchinyan  08/12 1448分受信 更新9/2

(1)不定方程式 2x+y=2nの解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

x = 0 n に対して y = 2n - 2x と一意に決まるので,n+1 個。

(2)不定方程式 2x+y=2n+1の解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

x = 0 n に対して y = 2n+1 - 2x と一意に決まるので,n+1 個。

(3)不定不等式 2x+y≦2nの解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

2x + y = mm = 0, 1, 2, ..., 2n,の解の個数を足し上げればいいので,

m = 2kk = 0 n m = 2k+1k = 0 n-1 に分けて,(1)(2)の結果を使って,

Σ[k=0,n]{k+1} + Σ[k=0,n-1]{k+1}

= 2 * Σ[k=0,n-1]{k+1} + (n+1)

= 2 * n(n+1)/2 + (n+1) = n(n+1) + (n+1) = (n+1)^2

(4)100円、50円、10円の硬貨を使って840円をちょうど支払う方法

(それぞれの硬貨の枚数)は何通りあるか。ただし、全種類の硬貨を用いなくても良い。

100円,50円,10円の硬貨を,x 枚,y 枚,z 枚,x >= 0y >= 0z >= 0,使うとすると,

100x + 50y + 10z = 84010x + 5y + z = 845(2x + y) + z = 84

u = 2x + y とおくと,u >= 05u + z = 84z = 84 - 5u

u = 0 16 に対して z は一意に決まり,2x + y <= 16 となるので,

(3)の結果,n = 8,を使って,(8+1)^2 = 9^2 = 81 通り。

 

(別解1) 検算その1 図形的に

(1)(2)(3) (x,y)-座標系で考えると,解の (x,y) はいわゆる格子点になります。

(1)の解は,直線 y = - 2x + 2n 上の格子点なので,

(0,2n), (1,2n-2), (2,2n-4), ..., (n-1,2), (n,0) n+1 個。

(2)の解は,直線 y = - 2x + 2n+1 上の格子点なので,

(0,2n+1), (1,2n-1), (2,2n-3), ..., (n-1,3), (n,1) n+1 個。

(3)の解は,直線 y = - 2x + 2nx 軸,y 軸,で囲まれた直角三角形の内部及び周上の格子点なので,この直角三角形を二つ用意し斜辺でくっつけて長方形を作って考えると,

求める個数

= ((出来上がる長方形の内部及び周上の格子点の個数) + (斜辺上の格子点の個数))/2

= ((n+1)(2n+1) + (n+1))/2 = (n+1)(2n+2)/2 = (n+1)^2 個。

 

(4)は,3次元で図形的に考えるのは大変なので,格子点を数えるエッセンスだけを単純に,

100x + 50y + 10z = 84010x + 5y + z = 84

5y + z = 84 - 10x >= 00 <= x <= 8

x = 84 - 10x - 5y >= 00 <= y <= 16 - 2x

求める個数

= Σ[x=0,8]{Σ[y=0,16-2x]{1}} = Σ[x=0,8]{17 - 2x}

= 17 * 9 - 2 * (8 * 9)/2 = 17 * 9 - 8 * 9 = 9 * 9 = 81

 

(別解2) 検算その2 場合の数で

(1)は,2x + y = 2n より y は偶数なので,y = 2u とおくと,

x + u = nx >= 0u >= 0

これは,2 種類のボールを重複を許して合計 n 個取ってくる場合の数と同じなので,

2Hn = (n+1)Cn = n+1 通りで,(x,u) の組,したがって (x,y) の組としては n+1 個。

(2)は,2x + y = 2n+1 より y は奇数なので,y = 2u+1 とおくと,

x + u = nx >= 0u >= 0

これは,(1)と同じなので,(x,u) の組,したがって (x,y) の組としては n+1 個。

(3)は,2x + y = mm = 0, 1, 2, ..., 2n,の解の個数を足し上げればいいので,

m = 2kk = 0 n m = 2k+1k = 0 n-1 に分けて考えて,

x + u = kk = 0 n の個数の2倍から x + u = n の個数を引いたもの,です。

前者は v >= 0 として x + u + v = n として考えた場合の (x,u,v) の個数の2倍と同じで,

3Hn * 2 = (n+2)Cn * 2 = (n+2)(n+1)/2 * 2 = (n+2)(n+1) 個,

後者は n+1 個,なので,

求める個数 = (n+2)(n+1) - (n+1) = (n+1)^2 個。

(4)は,100x + 50y + 10z = 84010x + 5y + z = 84

z = 5u + 4u >= 0,とおくと,10x + 5y + (5u + 4) = 842x + y + u = 16

ここで,y + u は偶数になるので,yu が両方とも偶数か両方とも奇数になります。

y = 2vu = 2wv >= 0w >= 0,の場合は,2x + 2v + 2w = 16x + v + w = 8

これは,3 種類のボールを重複を許して合計 8 個取ってくる場合の数と同じなので,

3H8 = 10C8 = (10 * 9)/2 = 45 通りで,(x,v,w) の組,したがって (x,y,z) の組としては 45 個。

y = 2v+1u = 2w+1v >= 0w >= 0,の場合は,2x + (2v+1) + (2w+1) = 16x + v + w = 7

これは,3 種類のボールを重複を許して合計 7 個取ってくる場合の数と同じなので,

3H7 = 9C7 = (9 * 8)/2 = 36 通りで,(x,v,w) の組,したがって (x,y,z) の組としては 36 個。

そこで,これらの和になるので,

求める個数 = 45 + 36 = 81 個。

 

(感想) これは見事な誘導問題になっていますね。どちらかというと基本的な積み重ねで,よい演習問題だと思います。なお。検算も兼ねて,別解を二つほど書いてみました。

NO2「スモークマン」    08/12 2214分受信 更新9/2

問題
x,y,nは0以上の整数とするとき、次の不定方程式・不定不等式の解の個数を求めてください。
(1) 不定方程式 2x+y=2nの解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

    y0,2,…,2nまでのn+1通り

(2) 不定方程式 2x+y=2n+1の解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

    y-1=z と考えれば…z-10,2,…,2nまでのn+1通り

(3) 不定不等式 2x+y2nの解(x,y)の組の個数をnで表わせ。

    2nまでに偶数は0,2,…,2n n+1通り…(n+1)(n+2)/2
    奇数は1,3,…,2n-1 n通り…(n1)n/2
    合計=(n+1)(n+2)/2(n1)n/2=n+1)^2 通り



(4)100円、50円、10円の硬貨を使って840円をちょうど支払う方法(それぞれの硬貨の枚数)は何通りあるか。ただし、全種類の硬貨を用いなくても良い。
    
    10x+5y+z=84
    z-4=m とすると
    10x+5y+m=80
    m=5k
    2x+y+k=16
    y+k=2z
    y+k …0,2,…,16 17通り
    2H0+2H2+2H4+2H6+2H8+2H10+2H12+2H14+2H16
    =1C0+3C2+5C4+7C6+9C8+11C10+13C12+15C14+17C16
    =1+3+5+7+9+11+13+15+17
    =18*4+9
    =9*9
    =81 通り

  

NO3「Iga」    08/14 0427分受信 更新9/2

(1)もとの不定方程式を y=−2x+2n と一次関数の形に変形する。
  不定方程式の解は、直線y=−2x+2n(x0、y0)上の格子点
  で表される。すなわち、(0,2n),(1,2n-2),,(n,0)で、
  その個数は、(n+1)個となる。

(2)(1)と同様にy=−2x+2n+1と変形して考える。
  不定方程式の解、すなわち直線上の格子点は(0,2n+1),(1,2n-1),,(n,1)
  なので、その個数は(n+1)個

(3)同様の変形をすると、y−2x+2n
  その解は、x軸、y軸、直線y=−2x+2n に囲まれた
  直角三角形内(線上を含む)の格子点で表される。
すなわち、x=0のとき y=2n,2n-1,2n-2,0  の(2n+1)通り
       x=1のとき、y=2n-2,2n-3,2n-4,…,0  の(2n−1)通り
x=2のとき、y=2n-4,2n-5,2n-6,0 の(2n−3)通り
… …
             
       x=nのとき y=0           の  1 通り
  よって(2n+1)+(2n−1)+(2n−3)++1=n^2   
解の個数は n^2個

(4)840円のうち、40円は10円玉4枚以外の支払い方法はないので、
  800円を3種の硬貨で支払うと考えてもよい。
  さらに、10円玉の枚数は、100円玉と50円玉の枚数により一意に決まるので、
  除外して考えてよい。
  100円玉x枚、50円玉y枚で、800円以下を支払う方法は
  不定不等式 100x+50y800 の解で表される。
  両辺を50で割って  2x+y16
  これは(3)でn=8の場合だから、解の個数(支払いの方法)は 64通り

Iga」    08/17 0041分受信 更新9/2

(3)が違ってました。
  誤 よって(2n+1)+(2n−1)+(2n−3)++1=n^2   
  正 よって(2n+1)+(2n−1)+(2n−3)++1=(n+1)^2
解の個数は (n+1)^2 個
なので(4)は
  両辺を50で割って  2x+y16
  これは(3)でn=8の場合だから、解の個数(支払いの方法)は
  (8+1)^2= 81 通り

NO4「にいばりZ1208/15 0352分受信  

「にいばりZ1208/18 0154分受信 更新9/2

(1)

2x+y=2nを変形すると y=2(n-x)

 x,y,nは0以上の整数なので

n≧x、nが0を含むのでxのとり得る値の個数はn+1

よって(x,y)の組はn+1個・・・答

 

(2)

2x+y=2n+1を変形すると y=2(n-x)+1

 x,y,nは0以上の整数なので

n≧x、nが0を含むのでxのとり得る値の個数はn+1

n=0のときx=1とするとy<0となることに注意)

よって(x,y)の組はn+1個・・・・((1)と同じになる)・・・答

 

(3)

(1)で2x+y=2nの解(x,y)の組の個数は得ているので 2x+y=2kとし

=0,1,2・・・n+1の解の個数の総和をとればよい

(この時、2k=0,2,4,8・・・2(n-1),2n

解の個数をS1とすると

S1=12+3+4+・・・n+1=(n+2)(n+1/2

 (2)の結果から2x+y≦2n+1の解(x,y)の組の個数も同じ。

 しかしながら2x+y=2n+1の解は2x+y≦2nを満たさないので

2x+y=2n-1(2x+y=2nはカウント済み)の解の総和を加えると

nに関して0と正の整数の条件を満たします。

この解をS2とすると

212+3+4+・・・n-1=(n+1)(n)/2

=1+2(n+2)(n+1/2+(n+1)(n)/2

=1+2(n+1)^2・・・・答

 

 

(4)

100x+50+10z=840という不定方程式を解く問題になります。

変形して

2x+y=(84-Z/5

右辺分子は5の倍数にならければならないことから

z=5-117≧k≧1、kは整数)

よってzの取りうる個数は17

z並べると

4,9,14,19,24・・・・84

右辺を並べると

16,15,14,13,12、・・・0

左辺は(1)(2)と同じ形です

右辺は(1)(2)の合計の形(ただし(2)については2-1)になっているので

2x+y2

  n=8を解けばよいことになり(3)と同値の問題になります

よって(3)の結果を利用し

S=8+1)^281

となり81通り・・・解答

 

 

別解

第272回(格子点は何個)の問題と同様に解きます

(1)

2x+y=2nが格子点と交わる個数(x軸、y軸を含む)なので

(x,y)の組はn+1

(2)

2x+y=2n+1が格子点と交わる個数(x軸、y軸を含む)なので

(x,y)の組はn+1

(3)

2x+y=2nとx軸、y軸に囲まれる格子点のうちyが奇数となる点を除いた個数は

12+3+4+・・・n+1=(n+2)(n+1/2

一方でyが奇数となる点も2x+y≦2nを満たすので

2x+y=2nとx軸、y軸に囲まれる格子点のうちyが奇数となる個数は

 12+3+4+・・・n-1=(n+1)(n)/2

これらを足し合わせると(n+1)^2

 

またy=2nとx=nおよびx軸、y軸に囲まれる格子点をすべて足すと

(n+1)×(2+1

2x+y=2nとx軸、y に囲まれる格子点は上記格子点の1/2

(n+1/2を加えた個数になるので

(n+1)×(2+1/2+(n+1/2=(n+1)^2

 

さらに、格子点長方形を2でわって回答を得るには

y=2+1とx=nおよびx軸、y軸に囲まれる格子点をすべて足して2でわる方法があります

結果は同じですが、

((n+1)×(2+2))/2

4)ではこの方法をとります。

 

(4)

3)よりx=nとy=2+1とx軸、y軸に囲まれる格子点の1/2の個数となるので

n=8として

((n+1)×(2+2))/2=(9×9×2/281

 

(感想)

いつもながら、(4)を解くために順次(1)、(2)、(3)と誘導させて(4)の解き方に気づかせる出題には感銘を受けます。

いきなり(4)を主題されたらお手上げだったと思います。

今回は、不定方程式の一般的解法(アルゴリズム?)がよくわからなかったのでまったくの我流で解きました。別解は紙に一生懸命線を引いて確かめた結果です。

 

 

NO5「浜田明巳」  08/17 1710分受信 更新9/2

(1)2x+y=2n
 y=2(n−x)≧0から,0≦x≦n
 x=0のとき,y=2n
 x=1のとき,y=2(n−1)
 x=2のとき,y=2(n−2)
  ・・・
 x=nのとき,y=0
 故に(x,y)の個数は,(n+1)
(2)2x+y=2n+1
 y=2(n−x)+1≧0から,0≦x≦n+1/2   ∴0≦x≦n
 x=0のとき,y=2n+1
 x=1のとき,y=2(n−1)+1
 x=2のとき,y=2(n−2)+1
  ・・・
 x=nのとき,y=1
 故に(x,y)の個数は,(n+1)
(3)2x+y≦2n
 2x+y=2k(0≦k≦n)のとき,(1)から,
  1,2,3,・・・,n+1
個ずつ.
 故に合わせて,
  1+2+3+・・・+(n+1)(n+1)(n+2)/2(個)
 2x+y=2k−1(1≦k≦n)のとき,(2)から,
  1,2,3,・・・,n
個ずつ.
 故に合わせて,
  1+2+3+・・・+n=n(n+1)/2(個)
 まとめると,
  (n+1)(n+2)/2+n(n+1)/2={(n+2)+n}(n+1)/2=(n+1)(個)
(4)100円をx個,50円をy個,10円をz個(x,y,zは0以上の整数)とすると,
  100x+50y+10z=840
  ∴10x+5y+z=5(2x+y)+z=84
  ∴2x+y=(84−z)/5
 2x+yは0以上の整数であるので,0≦84−z≦84,84−zは5の倍数となり,
  84−z=0,5,10,・・・,80
  ∴z=84,79,74,・・・,4
 このとき,
  2x+y=0,1,2,・・・,16
 これは,(3)のn=8の場合である.
 故に答は,(8+1)=81(通り)
(別解)10x+5y+z=84
 5y+z=10(.4−x)≧0から,0≦x≦8.4   ∴0≦x≦8
 x=0のとき,5y+z=84
   ∴z=5(16.8−y)≧0
  ∴0≦y≦16.8   ∴0≦y≦16
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,17通り.
 x=1のとき,5y+z=74
  ∴z=5(14.8−y)≧0
  ∴0≦y≦14.8   ∴0≦y≦14
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,15通り.
 x=2のとき,5y+z=64
  ∴z=5(12.8−y)≧0
  ∴0≦y≦12.8   ∴0≦y≦12
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,13通り.
 x=3のとき,5y+z=54
  ∴z=5(10.8−y)≧0
  ∴0≦y≦10.8   ∴0≦y≦10
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,11通り.
 x=4のとき,5y+z=44
  ∴z=5(.8−y)≧0
  ∴0≦y≦8.8   ∴0≦y≦8
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,9通り.
 x=5のとき,5y+z=34
  ∴z=5(.8−y)≧0
  ∴0≦y≦6.8   ∴0≦y≦6
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,7通り.
 x=6のとき,5y+z=24
  ∴z=5(.8−y)≧0
  ∴0≦y≦4.8   ∴0≦y≦4
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,5通り.
 x=7のとき,5y+z=14
  ∴z=5(.8−y)≧0
  ∴0≦y≦2.8   ∴0≦y≦2
 yの1つの値に対して,zは0以上の整数として一意的に定まる.
 故にこのとき,3通り.
 x=8のとき,5y+z=4
  ∴z=5(.8−y)≧0
  ∴0≦y≦0.
  ∴y=0,z=4
 故にこのとき,1通り.
 故にまとめると,
  1+3+5+・・・+17=9×(1+17)/2=81(個)

(別解)
 いつものようにエクセルのマクロでも解いてみた.上記と同じ答が得られた.
Option Explicit
Const n_max As Integer = 100
Sub Macro12()
Dim n As Integer
Dim x As Integer
Dim y As Integer
Dim j As Integer
For j = 0 To 1
Sheets("Sheet" & Right(Str(j + 1), 1)).Select
Cells(1, 1).Value = "n"
Cells(1, 2).Value = "
個数"
For n = 0 To n_max
Cells(n + 2, 1).Value = n
Cells(n + 2, 2).Value = 0
Range("A" & (n + 2)).Select
For x = 0 To n
y = 2 * n - 2 * x + j
Cells(n + 2, 2).Value = Cells(n + 2, 2).Value + 1
Next x
Next n
Range("A1").Select
Next j
End Sub
Sub Macro3()
Dim n As Integer
Dim x As Integer
Dim y As Integer
Dim j As Integer
Sheets("Sheet3").Select
Cells(1, 1).Value = "n"
Cells(1, 2).Value = "
個数"
For n = 0 To n_max
Cells(n + 2, 1).Value = n
Cells(n + 2, 2).Value = 0
Range("A" & (n + 2)).Select
For j = 0 To 2 * n
For x = 0 To Int(j / 2)
y = j - 2 * x
Cells(n + 2, 2).Value = Cells(n + 2, 2).Value + 1
Next x
Next j
Range("A1").Select
Next n
End Sub
Sub Macro4()
Dim x As Integer
Dim y As Integer
Dim z As Integer
Sheets("Sheet4").Select
Cells(1, 1).Value = 0
For x = 0 To Int(84 / 10)
For y = 0 To Int((84 - 10 * x) / 5)
z = 84 - 10 * x - 5 * y
Cells(1, 1).Value = Cells(1, 1).Value + 1
Cells(Cells(1, 1).Value, 2).Value = x
Cells(Cells(1, 1).Value, 3).Value = y
Cells(Cells(1, 1).Value, 4).Value = z
Range("B" & Cells(1, 1).Value).Select
Next y
Next x
Range("A1").Select
End Sub

 

NO6「kasama   08/23 1612分受信 更新9/2

不定方程式の代数学的解法はよく見掛けますが、グラフを描いて視覚的にアプローチしてみました。

(1)

直線2x+y=2nは右図の青線です。求める整数解は格子上にありますから(赤点を付けた箇所です)、その座標を読み取ると、

 (0,2n),(1,2(n-1)),(2,2(n-2)),(3,2(n-3)),,(n-1,2),(n,0)

です。よって、解(x,y)の組の個数はn+1です。

(2)

同様にして、整数解を数え上げると、

 (0,2n+1),(1,2(n-1)+1),(2,2(n-2)+1),(3,2(n-3)+1),,(n,1)

です。よって、解(x,y)の組の個数はn+1です。

(3)

2x+y2nを満たす解(x,y)の組は、直線2x+y=2nx軸、y軸で囲まれた領域に存在するから、

@直線2x+y=2k(k=0,1,・・・,n)上の格子点

A直線2x+y=2k+1(k=0,1,・・・,n-1)上の格子点

この2つを合わせたものと考えることができます。解(x,y)の組の個数を数え上げると、

 @=(n+1)+n+(n-1)+(n-2)+(n-3)+・・・+1=(n+1)(n+2)/2

 A=n+(n-1)+(n-2)+(n-3)+・・・+1=n(n+1)/2

つまり、

 @+A=(n+1)2

です。よって、解(x,y)の組の個数は(n+1)2です。

(4)

合計金額は固定されているので、100円と50円硬貨の個数を決めれば、自ずと10円硬貨の個数は定まります。よって、問題文を

 100円硬貨と50円硬貨で840円以下を支払う方法は何通りあるか?

と読み変えることができます。さらに、x100円硬貨数、y50円硬貨数とすると、

 100x+50y84010x+5y84を満たす整数解はいくつあるか?

という問題に帰着できます。これは上記(3)とほぼ同じです。直線10x+5y=84と座標軸で囲まれた領域の格子点(黄色の点)を数え上げればよいのです。

数が少ないので、一つ二つと数えていくと、全部で81個あります

 皆さん、答えがわかったら、一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、

メールで送ってください。待っています。