平成25年3月3日
[流れ星]
第287回数学的な応募解答
<解答募集期間:2月10日〜3月3日>
[面積の最大値]
過去の青山学院大学の入試問題です。
円x2+y2=1と点A(−2,0)を通る直線との2つの交点をP,Qとする。
座標(1,0)の点をBとして、△BPQの面積の最大値を求めよ。
NO1「uchinyan」 02/10 15時36分受信
「uchinyan」 02/11 12時49分受信
更新3/3
まず,P,Q は y >= 0 の場合と y <= 0 の場合が考えられますが,
図が x軸 に対して対称なので,y >= 0 の場合を考えれば十分です。
そこで,以下では y >= 0 として考えます。
また,P,Q は入れ替えても構わないので,P の x 座標 >= Q の x 座標,としておきます。
(解法1)
直線 PQA の傾きを m とすると,直線の式は,y = m(x + 2),mx - y + 2m = 0,です。
そこで,P,Q の x 座標を,p,q,p >= q,とすると,これらは次の二次方程式の解になります。
x^2 + (m(x + 2))^2 = 1,(m^2 + 1)x^2 +
4m^2x + (4m^2 - 1) = 0
ただし,p,q は実数なので,
判別式/4 = (2m^2)^2 - (m^2 + 1)(4m^2 - 1) >= 0,3m^2
- 1 <= 0,- 1/√3 <= m <= 1/√3
y >= 0 で考えれば十分なので,0 <= m <= 1/√3,としていいです。
このとき,
PQ = √((p - q)^2 + (m(p + 2) - m(q + 2))^2) = √((m^2 + 1)(p -
q)^2)
= √((m^2 + 1)((p + q)^2 - 4pq))
解と係数の関係より,p + q = - 4m^2/(m^2 + 1),pq = (4m^2 - 1)/(m^2 + 1),なので,
= √((m^2 + 1)((- 4m^2/(m^2 + 1))^2 - 4(4m^2 - 1)/(m^2 + 1)))
= 2√((1 - 3m^2)/(m^2 + 1))
また,B から PQ に垂線を下しその足を H
とすると,
BH = |m * 1 - 0 + 2m|/√(m^2 + 1) = 3m/√(m^2 + 1)
そこで,
△BPQ = PQ * BH * 1/2 = 2√((1 - 3m^2)/(m^2 + 1)) * 3m/√(m^2 + 1) * 1/2
= 3√(m^2(1 - 3m^2)/(m^2 + 1)^2)
ここで,m^2 + 1 = 1/t,t = 1/(m^2 + 1),とおくと,3/4 <= t <= 1 で単調減少で,
= 3√((1/t - 1)(4 - 3/t)t^2) = 3√((1 - t)(4t - 3)) = 3√(- 4t^2 + 7t
- 3)
= 3√(- 4(t - 7/8)^2 + 1/16)
そこで,√
の中は t = 7/8 で最大値 1/16 を取り,
△BPQ の最大値は 3√(1/16) = 3 * 1/4 = 3/4 になります。
(解法1)のちょっとだけの別解
0 <= m <= 1/√3,までは(解法1)と同じ。
ここで,m(p + 2) >= m(q + 2),P の y 座標 >= Q の y 座標,なので,
△BPQ = △PAB - △QAB = AB * (P の y 座標) * 1/2 - AB * (Q の y 座標) * 1/2
= (1 + 2) * (m(p + 2) - m(q + 2)) * 1/2 = 3m(p - q)/2
= 3m√(1 - 3m^2)/(m^2 + 1) = 3√(m^2(1 - 3m^2)/(m^2 + 1)^2)
後は,(解法1)と同じです。
(解法2)
直線 PQA の傾きが 0 の場合は,△BPQ
= 0 で明らかに最大値にはならないので,
直線 PQA の傾きを 1/m とすると,直線の式は,y = 1/m * (x + 2),x = my - 2,です。
そこで,P,Q の y 座標を,p,q,とすると,これらは次の二次方程式の解になります。
(my - 2)^2 + y^2 = 1,(m^2 + 1)y^2 -
4my + 3 = 0
ただし,p,q は実数なので,
判別式/4 = (2m)^2 - (m^2 + 1)(3) >= 0,m^2 - 3 >=
0,m <= - √3 又は √3 <= m
y >= 0 で考えれば十分なので,m >= √3,としていいです。
このとき,明らかに,p >= q,なので,
△BPQ = △PAB - △QAB = AB * (P の y 座標) * 1/2 - AB * (Q の y 座標) * 1/2
= (1 + 2) * (p - q) * 1/2 = 3(p - q)/2
= 3√(m^2 - 3)/(m^2 + 1) = 3√((m^2 - 3)/(m^2 + 1)^2)
ここで,m^2 - 3 = t,とおくと,0 <= t で単調増加で,
t = 0 は △BPQ = 0 で明らかに最大値にはならないので,0 < t で考えると,
= 3√(t/(t + 4)^2) = 3√(t/(t^2 + 8t + 16)) = 3√(1/(t + 16/t + 8))
√
の中の t + 16/t は相加相乗平均により,
t + 16/t >= 2√(t * 16/t) = 2√16 = 8,等号は t = 4 で実現可能
なので,√
の中は t = 4 で最大値 1/16 を取ります。
そこで,△BPQ の最大値は 3√(1/16) = 3 * 1/4 = 3/4 になります。
(解法3)
P(a,b),b >=
0,とします。a^2 + b^2 = 1 です。
また,直線 AP は,y = b/(a + 2) * (x + 2),と書けます。
このとき,a の範囲は,(x軸 より上で円に接するときの x 座標) <= a <= 1 ですが,
そのときの接点を T とすると,∠ATO = 90°,OT
= 1,OA = 2 なので,∠AOT = 60°となって,
(x 軸より上で円に接するときの x 座標) = - 1/2 <= a <= 1,になります。
一方,Q の x 座標は,直線 AP と円の P 以外の交点の x 座標なので,
x^2 + (b/(a + 2) * (x + 2))^2 = 1
(b/(a + 2))^2 + 1)x^2 + 4(b/(a + 2))^2x + (4(b/(a + 2))^2 - 1) = 0
(b^2 + (a + 2)^2)x^2 + 4b^2x + (4b^2 - (a + 2)^2) = 0
(4a + 5)x^2 + 4(1 - a^2)x - a(5a + 4) = 0
(x - a)((4a + 5)x + (5a + 4)) = 0
Q の x 座標 = - (5a
+ 4)/(4a + 5)
そこで,
△BPQ = △PAB - △QAB = AB * (P の y 座標) * 1/2 - AB * (Q の y 座標) * 1/2
= (1 + 2) * (b - b/(a + 2) * (- (5a + 4)/(4a + 5) + 2)) * 1/2
= 3b(2a + 1)/(4a + 5) = 3√((1 - a^2)(2a + 1)^2/(4a + 5)^2)
ここで,4a + 5 = t,とおくと,3 <= t <= 9 で単調増加で,
= 3√((1 - ((t - 5)/4)^2)(2((t - 5)/4) + 1)^2/t^2)
= 3/8 * √((- t^2 + 10t - 9)(t^2 - 6t + 9)/t^2)
= 3/8 * √((- t^4 + 16t^3 - 78t^2 + 144t - 81)/t^2)
= 3/8 * √((- t^2 + 16t - 78 + 144/t - 81/t^2)
= 3/8 * √(- (t + 9/t)^2 + 16(t + 9/t) - 60)
= 3/8 * √(- (t + 9/t - 8)^2 + 4)
今の t の範囲 3 <= t <= 9 では t + 9/t は 6 <= t + 9/t <= 10 で単調増加なので,
√
の中は t + 9/t = 8 で最大値 4 を取ります。
そこで,△BPQ の最大値は 3/8 * √4 = 3/8 * 2 = 3/4 になります。
(解法4)
P,Q は x^2 + y^2
= 1 上の点なので,
∠POB = α,∠QOB = β,0
<= α <= β <= π,P(cosα,sinα),Q(cosβ,sinβ)
とおけます。このとき,直線 AP は,y = sinα/(cosα + 2) * (x + 2),と書けます。
Q は 直線 AP 上の点なので,
sinβ = sinα/(cosα + 2) * (cosβ + 2)
sinβ(cosα
+ 2) = sinα(cosβ + 2)
sinβcosα +
2sinβ = cosβsinα + 2sinα
sinα - sinβ
= (sinβcosα - cosβsinα)/2 =
sin(β - α)/2
これより,
△BPQ = △PAB - △QAB = AB * (P の y 座標) * 1/2 - AB * (Q の y 座標) * 1/2
= (1 + 2) * (sinα - sinβ)
* 1/2 = 3/4 * sin(β - α)
そこで,0 <= α <= β <= π,0 <= β - α
<= π なので,
△BPQ の最大値は β - α = π/2 で 3/4 * 1 = 3/4 になります。
(解法5)
B,O から PA に垂線を下ろしその足を H,I とします。すると,
OI//BH,△AOI ∽△ABH,OI:BH = AO:AB = 2:3,△OPQ:△BPQ = OI:BH =
2:3
なので,△BPQ = 3/2 * △OPQ,です。
これより,△BPQ は △OPQ が最大のとき最大になります。
ここで,OP = OQ = 1 なので,
△OPQ は ∠POQ = 90°のときが最大で,最大値 1 * 1 * 1/2 = 1/2,を取ります。
そこで,△BPQ の最大値は 3/2 * 1/2 = 3/4 になります。
(感想)
こういう問題はいろいろと考えられて楽しいです。
恐らく,高校数学としては,(解法1)又は(解法2)辺りが標準的な解法だと思います。
逆に言えば,大学を受験しようと思う者は,少なくともこうした解法を理解できる,ことが
望ましいように思います。ただし,
(解法1)は,気付かないと後半の計算が少し難しく,
(解法2)は,計算の簡略化のために,普段はあまり導出しない y についての二次方程式を扱うので,
その意味では若干ハードルが高いかも知れません。
一方,(解法3)は,Q の x 座標が P の x 座標の有理式で書けることを利用した若干マニアックな解法です。
ピタゴラス数を求める際,√
の入った積分の有理化,などで使う手法ですが。
(解法4)は,(解法5)につなげるために,高校数学の道具で似たようなことをしてみた解法です。
しかし,意外とうまくいきました。若干発想の転換が必要という意味では難しいかも知れませんが,
標準的な解法に加えてもよさそうです。
(解法5)は,ある意味,大学入試では抜け道のような解法ですが,受験算数では比較的よく見ます。
もちろん,これが一番簡単で,他の解法で解けたうえでの(解法5)は優秀な学生の証拠でいいのですが,
高校生になっても(解法5)でしか解けないのでは,ちょっと困るかも...
NO2「スモークマン」 02/11 18時38分受信
「スモークマン」 02/12 22時37分受信 更新3/3
(添付図)
この図の△よりも大きなものができるってことね?
対称性で考えたのにも関わらず...?
もう少し考えてみます...
図形的に…
PB=PQ のとき…
また、△PBQのMaxは…
PH(PO)垂直BQのとき…
方ベキの定理より、
AC*AB=1*3=AQ*AP
図より、AC=C0 なので…
AQ=QP=a
a*2a=3
a=√6/2
PO=1
QC=1/2
QB=√(2^2-1^2)=√3 →√(2^2-(1/2)^2)=√15/2
a^2-(√3/2)^2=PH^2
PH=1-(1/4)=3/4けっきょく…
Max△PBQ=(√15/2)*(3/4)/2=3√15/16
となってしまいます...
この図の△よりも大きなものができるってことね?
対称性で考えたのにも関わらず...?もう少し考えてみます...
「スモークマン」 02/27 01時44分受信 更新3/3
添付図...これは前回と同じ☆
図形的に…
PB=PQ のとき…
また、△PBQのMaxは…
PH(PO)垂直BQのとき…
(このとき…
方ベキの定理より、
AC*AB=1*3=AQ*AP
図より、AC=C0 なので…
AQ=QP=a
a*2a=3
a=√6/2
になっているはず…)
△APO〜△AQC から…
AC=CO=0 なので…
CQ=1/2
BQ=√(2^2-(1/2)^2)=√15/2
また…OH=QC/2 なので…
PH=1-1/4=3/4
Max△PBQ=BQ*PH/2
=(√15/2)*(3/4)*(1/2)=3√15/16
このとき…
PB=√(BH^2+PH^2)=√(15/16+9/16)=√6/2=a を満たしている♪
<水の流れ:どこかでミスのようですが・・・>
NO3「浜田明巳」 02/12 13時28分受信 更新3/3
対称性から,点Aを通る直線の傾きをm(m≧0)としてよい.
この直線の方程式は,
y=m(x+2)
円x2+y2=1との交点P,Qのx座標をα,β(α<β)とすると,α,βは,2次方程式
x2+{m(x+2)}2=1
すなわち,
(1+m2)x2+4m2x+(4m2−1)=0………(1)
の2解である.
判別式をDとすると,実数α,β(α≠β)が存在するので,
D/4=4m4−(1+m2)(4m2−1)
=−3m2+1>0
∴m2<1/3
m≧0から,
0≦m<1/√3
(1)の2解がα,βなので,2次方程式の解と係数の関係から,
α+β=−4m2/(1+m2)
αβ=(4m2−1)/(1+m2)
このとき,α<βから,
PQ=(β−α)(1+m2)1/2
t=m2(0≦t<1/3)とすると,
PQ2=(β−α)2(1+m2)
={(α+β)2−4αβ}(1+m2)
={16t2/(1+t)2−4(4t−1)/(1+t)}(1+t)
=4{4t2−(4t−1)(1+t)}/(1+t)
=4(1−3t)/(1+t)
∴PQ=2(1−3t)1/2/(1+t)1/2
点Bから,直線y=m(x+2),すなわちmx−y+2m=0までの距離hは,
h=|m・1−0+2m|/(m2+1)1/2=3m/(t+1)1/2
(∵m≧0)
故に△BPQの面積Sは,
S=1/2・PQ・h
=1/2・2(1−3t)1/2/(1+t)1/2・3m/(t+1)1/2
=3m(1−3t)1/2/(t+1)
∴(S/3)2=t(1−3t)/(t+1)2
=(t−3t2)/(t+1)2
この式をf(t)とすると,
f'(t)={(1−6t)(t+1)2−(t−3t2)・2(t+1)}/(t+1)4
={(1−6t)(t+1)−2(t−3t2)}/(t+1)3
=(1−7t)/(t+1)3
故に0<t<1/7のとき,f'(t)>0
1/7<t<1/3のとき,f'(t)<0
故にf(t)は,t=1/7のとき,最大となる.
f(1/7)=1/7・(1−3/7)/(1/7+1)2
=(7−3)/(1+7)2=1/16=(1/4)2
であり,f(t)=(S/3)2であるから,Sの最大値は,
3/4
(別解)直線APQの傾きをm(m≧0)とすると,直線APQの方程式は,
y=m(x+2)
P,Qのx座標をそれぞれα,β(α<β)とすると,
P(α,m(α+2)),Q(β,m(β+2))
∴ベクトルBP=(α−1,m(α+2)),ベクトルBQ=(β−1,m(β+2))
ベクトルa=ベクトルBP,ベクトルb=ベクトルBQとすると,面積Sは,
S=1/2・{|ベクトルa|2|ベクトルb|2−(ベクトルa・ベクトルb)2}1/2
ここで,
|ベクトルa|2=(α−1)2+m2(α+2)2,|ベクトルb|2=(β−1)2+m2(β+2)2
ベクトルa・ベクトルb=(α−1)(β−1)+m2(α+2)(β+2)
∴(2S)2={(α−1)2+m2(α+2)2}{(β−1)2+m2(β+2)2}
−{(α−1)(β−1)+m2(α+2)(β+2)}2
=[(α−1)2(β−1)2+m2{(α−1)2(β+2)2+(α+2)2(β−1)2}+m4(α+2)2(β+2)2]
−{(α−1)2(β−1)2+2m2(α−1)(α+2)(β−1)(β+2)+m4(α+2)2(β+2)2}
=m2{(α−1)2(β+2)2+(α+2)2(β−1)2
−2(α−1)(α+2)(β−1)(β+2)}
=m2{(α−1)(β+2)−(α+2)(β−1)}2
=32m2(α−β)2
∴(2S/3)2=m2{(α+β)2−4αβ}
前解と同様に,
α+β=−4m2/(1+m2)
αβ=(4m2−1)/(1+m2)
∴(S/3)2=m2(1−3m2)/(1+m2)2
以下,前解と同様である.
「浜田明巳」 02/12 14時42分受信 更新3/3
(別解その2)(数U的解法)
前回の解から,
(S/3)2=t(1−3t)/(t+1)2(0≦t<1/3)
∴(S/3)2=−3+(7t+3)/(t+1)2
t≧0から,
(7t+3)/(t+1)2=a>0
とすると,
7t+3=a(t+1)2
∴at2+(2a−7)t+(a−3)=0………(1)
このtの2次方程式が,0≦t<1/3の範囲で解をもつaの条件を求める.
(1)の左辺をf(t)とすると,y=f(t)のグラフは,a>0であるから,下に凸の放物線を表す.
i).a=3のとき,2次方程式f(t)=0は,t=0を解にもつので,条件に合う.
ii). a≠3のとき,
ア).f(0)f(1/3)<0のとき,0<t<1/3の間に少なくとも1つの実数解をもつ.
f(0)f(1/3)=(a−3){a/9+(2a−7)/3+a−3}<0
から,
(a−3)(a+6a−21+9a−27)<0
∴(a−3)(16a−48)<0
∴(a−3)2<0
これは矛盾する.
イ).f(0)f(1/3)>0のとき,(a−3)2>0となり,a≠3に合う.
(1)の判別式をDとすると,実数解をもつので,
D=(2a−7)2−4a(a−3)=49−16a≧0
∴a≦49/16
(1)の頂点のt座標が,0と1/3の間にあるので,
0<−(2a−7)/(2a)<1/3
∴0<7/(2a)−1<1/3
∴1<7/(2a)<4/3
∴3/4<2a/7<1
∴21/8<a<7/2
今までの結果をまとめると,
21/8<a≦49/16(a≠3)
i).,ii).から,
21/8<a≦49/16
故に(S/3)2=−3+aの最大値は,
−3+49/16=1/16=(1/4)2
故にSの最大値は,3/4
(別解その3)
(S/3)2=−3+(7t+3)/(t+1)2(0≦t<1/3)
f(t)=(S/3)2+3=(7t+3)/(t+1)2とする.
t+1=m(1≦m<4/3)とすると,
f(t)={7(m−1)+3}/m2=(7m−4)/m2=7/m−4/m2
1/m=n(3/4<n≦1),g(n)=f(t)とすると,
g(n)=7n−4n2=4(n−7/8)2+49/16
3/4<n≦1であるから,g(n)はn=7/8のとき,最大値49/16をとる.
以下,前回と同様.
「浜田明巳」 02/13 09時42分受信 更新3/3
(別解その4)
前回の解から,
f(t)=(S/3)2+3=(7t+3)/(t+1)2(0≦t<1/3)
m=7t+3(3≦m<16/3)とすると,
f(t)=m/{(m−3)/7+1}2=49m/(m+4)2
=49/(m+8+16/m)(∵m≠0)
m>0から,相加平均と相乗平均の関係より,
m+16/m≧2(m・16/m)1/2=8
等号は,m=16/m,すなわち,m=4のとき成立する.
このとき,f(t)は,最大値
49/(8+8)=49/16
をとる.
以下,同様.
皆さん、答えがわかったら、一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、
メールで送ってください。待っています。