平成25年5月5日

[流れ星]

     第290回数学的な応募解答

      <解答募集期間:414日〜55日>

[リュカ数列]

埼玉大学2007年の入試問題を改題しました。有名な2つの数列に関する問題です。

NO1「uchinyan  04/14 1150分受信 更新5/5

a = (1 + √5)/2a^n = (L(n) + F(n)√5)/2n = 1, 2, 3, ...

(1) a = (1 + √5)/2L(1) = 1F(1) = 1

a^2 = a * a = (1 + √5)/2 * (1 + √5)/2 = (3 + √5)/2L(2) = 3F(2) = 1

a^3 = a^2 * a = (3 + √5)/2 * (1 + √5)/2 = (4 + 2√5)/2L(3) = 4F(3) = 2

a^4 = a^3 * a = (4 + 2√5)/2 * (1 + √5)/2 = (7 + 3√5)/2L(4) = 7F(4) = 3

a^5 = a^4 * a = (7 + 3√5)/2 * (1 + √5)/2 = (11 + 5√5)/2L(5) = 11F(5) = 5

(2)問題文ではF(n+1) = (L(n) + F(n)√5)/2 となっていますが,明らかにおかしく,

F(n+1) = (L(n) + F(n))/2の書き間違いと思われます。ここではこの式として証明します。

(L(n+1) + F(n+1)√5)/2 = a^(n+1)

= a^n * a = (L(n) + F(n)√5)/2 * (1 + √5)/2

= ((L(n) + 5F(n)) + (L(n) + F(n))√5))/4

= ((L(n) + 5F(n))/2 + (L(n) + F(n))/2 * √5)/2

そこで,

L(n+1) = (L(n) + 5F(n))/2F(n+1) = (L(n) + F(n))/2

(3)

L(n+1) = (L(n) + 5F(n))/2 より,

F(n) = (2L(n+1) - L(n))/5F(n+1) = (2L(n+2) - L(n+1))/5

F(n+1) = (L(n) + F(n))/2 に代入して,

(2L(n+2) - L(n+1))/5 = (L(n) + (2L(n+1) - L(n))/5)/2

4L(n+2) - 2L(n+1) = 5L(n) + 2L(n+1) - L(n)

4L(n+2) = 4L(n+1) + 4L(n)

L(n+2) = L(n+1) + L(n)

同様に,

F(n+1) = (L(n) + F(n))/2 より,

L(n) = 2F(n+1) - F(n)L(n+1) = 2F(n+2) - F(n+1)

L(n+1) = (L(n) + 5F(n))/2 に代入して,

2F(n+2) - F(n+1) = ((2F(n+1) - F(n)) + 5F(n))/2

4F(n+2) - 2F(n+1) = 2F(n+1) - F(n) + 5F(n)

4F(n+2) = 4F(n+1) + 4F(n)

F(n+2) = F(n+1) + F(n)

(4)

L(n+2) = L(n+1) + L(n)L(1) = 1L(2) = 3

F(n+2) = F(n+1) + F(n)F(1) = 1F(2) = 1

を解くことになります。これらは初期値が違うだけで漸化式の式の形は同じです。

そこで,まず,

a(n+2) = a(n+1) + a(n) を解いてみましょう。

この式が,pq を用いて,

a(n+2) - pa(n+1) = q(a(n+1) - pa(n)) と書けたとします。すると,

a(n+2) = (p + q)a(n+1) - (pq)a(n)

ここで,この式は,

a(n+2) - qa(n+1) = p(a(n+1) - qa(n))

からも導くことができ,p ≠ q ならば異なる式変形になっていることに注意しておきます。

さて,元の式,a(n+2) = a(n+1) + a(n),と比較して,

p + q = 1pq = -1

これより,pq は次の x の2次方程式の解になります。

x^2 - x - 1 = 0x = (1 ± √5)/2 = a 又は 1 - a

そこで,

p = (1 + √5)/2 = aq = (1 - √5)/2 = 1 - a = - 1/a

と置くことができ,p ≠ q です。

一方で,

a(n+2) - pa(n+1) = q(a(n+1) - pa(n))a(n+1) - pa(n) = q^(n-1) * (a(2) - pa(1))

a(n+2) - qa(n+1) = p(a(n+1) - qa(n))a(n+1) - qa(n) = p^(n-1) * (a(2) - qa(1))

p ≠ q なので,

a(n) = (p^(n-1) * (a(2) - qa(1)) - q^(n-1) * (a(2) - pa(1)))/(p - q)

a(n) = (a(2) + a(1)/a)/(a + 1/a) * a^(n-1) - (a(2) - a * a(1))/(a + 1/a) * (-1/a)^(n-1)

これより,a^2 = a + 1 も使って,

L(n) = ((3 + 1/a)/(a + 1/a) * a^(n-1) - (3 - a)/(a + 1/a) * (-1/a)^(n-1)

= ((3 + (a - 1))/(a^2 + 1) * a^n + a(3a - a^2)/(a^2 + 1) * (-1/a)^n

= ((a + 2)/(a + 2) * a^n + (a + 2)/(a + 2) * (-1/a)^n

= a^n + (-1/a)^n

F(n) = (1 + 1/a)/(a + 1/a) * a^(n-1) - (1 - a)/(a + 1/a) * (-1/a)^(n-1)

= (1 + (a - 1))/(a^2 + 1) * a^n + a(a - a^2)/(a^2 + 1) * (-1/a)^n

= a/(a + 2) * a^n - a/(a + 2) * (-1/a)^n

= a/(a + 2) * (a^n - (-1/a)^n)

a = (1 + √5)/2a + 2 = (5 + √5)/2 = √5 * a,より,

= 1/√5 * (a^n - (-1/a)^n)

結局,

L(n) = a^n + (-1/a)^n

F(n) = 1/√5 * (a^n - (-1/a)^n) になります。

 

(5)

a = (1 + √5)/2 > (1 + √4)/2 = 3/2 > 10 < |-1/a| = |1/a| = 1/a < 1 なので,

lim[n->∞]{L(n+1)/L(n)}

= lim[n->∞]{(a^(n+1) + (-1/a)^(n+1))/(a^n + (-1/a)^n)}

= lim[n->∞]{(a + (-1)^(n+1) * (1/a)^(2n+1))/(1 + (-1)^n * (1/a)^(2n))}

= (a + 0)/(1 + 0)

= a

lim[n->∞]{F(n+1)/F(n)}

= lim[n->∞]{(1/√5 * (a^(n+1) - (-1/a)^(n+1)))/(1/√5 * (a^n - (-1/a)^n))}

= lim[n->∞]{(a - (-1)^(n+1) * (1/a)^(2n+1))/(1 - (-1)^n * (1/a)^(2n))}

= (a - 0)/(1 - 0)

= a になります。

ちなみに,

lim[n->∞]{L(n)/F(n)}

= lim[n->∞]{(a^n + (-1/a)^n)/(1/√5 * (a^n - (-1/a)^n))}

= √5 * lim[n->∞]{(1 + (-1)^n * (1/a)^(2n))/(1 - (-1)^n * (1/a)^(2n))}

= √5 * (1 + 0)/(1 - 0)

= √5 ですね。

 

(感想)

F(n) は,非常によく知られたフィボナッチ数列です。

L(n) は,これもそこそこ知られたリュカ数列になります。

この二つの数列は,漸化式の式の形は同じなのですが,初期値だけが異なっています。

したがって,一般項もよく似た形をしています。

この問題は,a = (1 + √5)/2 のべき乗を通して二つの数列が関係していることを示しており,なかなか興味深いです。

個人的には,既知の範囲でしたが,よい復習になりました。

NO2「浜田明巳」 04/16 1143分受信 更新5/5

(2),(3),(1),(4),(5)の順で解く.

(2)(n+15Fn+1)/2=αn+1αα(+F)/2・(1+)/2
                ={(+5F)(+F)√}/4
 L,F,Ln+1,Fn+1は有理数なので,
  Ln+1(+5F)/2,Fn+1(+F)/2

(3)(2)の前半の式から,
  2Ln+1=L+5F
  (2Ln+1−L)/5
 (2)の後半の式に代入すると,
  (2Ln+2−Ln+1)/5={(2Ln+1−L)/5}/2
  (2Ln+2−Ln+1)=5L(2Ln+1−L)
  4Ln+2=4Ln+1+4L
  n+2=Ln+1+L

 次に(2)の後半の式から,
  L=2Fn+1−F
 (2)の前半の式に代入すると,
  2Fn+2−Fn+1{(2Fn+1−F)+5F}/2
  4Fn+2−2Fn+1=2Fn+1+4F
  4Fn+2=4Fn+1+4F
  n+2=Fn+1+F

(1)α(1+)/2=(5F)/2,L,Fは有理数なので,
  L=1,F=1
 次に,
  α{(1+)/2}(1+25+5)/4=(3+)/2=(+F)/2
であり,L,Fは有理数なので,
  L=3,F=1
 (3)から,
  L=L+L=1+3=4
  F=F+F=1+1=2
  L=L+L=3+4=7
  F=F+F=1+2=3
  L=L+L=4+7=11
  F=F+F=2+3=5

(4)Fn+2−pFn+1=q(n+1−pF)とすると,
  Fn+2(p+q)n+1−pqF
 係数を比べると,
  p+q=1,pq=−1
 故にp,qは2次方程式t−t−1=0の2解である.
  p,q=(±√)/2
 β(1−)/2とする.
 このとき,
  Fn+2αn+1β(n+1α)
から,
  Fn+1αβ(αn−1)β(n−1αn−2)
         =β(n−2αn−3)………
         =βn−1(α)βn−1(1−α)
         =βn−1{1−(1+)/2}βn−1(1−)/2=β………(1)
 同様に,
  Fn+1βαn−1(1−β)αn−1{1−(1−)/2}
         =αn−1(1+)/2=α………(2)
 (2)(1)から,
  β)αβ
 α≠βから,
  Fβ)β)(1−α)}

 Ln+2−pLn+1=q(n+1−pL)とすると,同様に,
  Ln+1αβn−1(α)βn−1(3−α)
         =βn−1{3−(1+)/2}βn−1(5−)/2=−β………(3)
 また,
  Ln+1βαn−1(3−β)
         =αn−1{3−(1−)/2}αn−1(5+)/2=α………(4)
 (4)(3)から,
  β)β)
 αβ5から,
  Lαβα(1−α)

(別解)Ln+1α=−βのみから求める.
 αn+10から,両辺をαn+1で割ると,
  Ln+1αn+1−Lα=−5/αα)
 a=Lαとすると,
  an+1−a=−5/αα)
 n2のとき,βα≠1から,
  a=aΣn−1(k+1−a)=Lα5/αΣn−1α)
  α=1/α5/αβα{1−α)n−1}(1−βα)
       =1/α5・βα(1−βn−1αn−1)β)
       =1/αβα(1−βn−1αn−1)
  αn−1β(αn−1βn−1)(1−β)αn−1βαβ
 これはLαβ=1となり,n=1のときも成立する.

(別解)Ln+1βαのみから求める.
 αn+10から,両辺をαn+1で割ると,
  Ln+1αn+1βα・Lα5/α
 a=Lαとすると,
  an+1βα・a5/α
 an+1−k=βα(−k)とおくと,
  an+1βα・a+k(1−βα)
 故にk(1−βα)5/αとなり,
  kβ)
  k=1
  n+1−1=βα(−1)
 故に数列{a−1}は,初項a−1=Lα−1=1/α−1=(1−α)αβα
公比βαの等比数列.
  −1=βαα)n−1βα
  α=1+βα
  αβ

(5)Ln+1/Ln+1βn+1)β){(αβα)}{1+α)}
であり,
  βα{(1−)/2}{(1+)/2}=−(√5−1){(√5+1)(√5−1)}
     =−(5−25+1)(5−1)(√5−3)/2
 2<5<3から,−1/2<βα(√5−3)/2<0
  ∴lim→∞α)=0
  ∴lim→∞n+1/Lα

  Fn+1/F{(αn+1βn+1)}{(αβ)}
              ={(αβα)}{1−α)}
から,
  lim→∞n+1/Fα

「浜田明巳」 04/25 0809分受信 更新5/5

(5)(別解)
 Ln+2=Ln+1+L,Ln+1>0から,
  Ln+2/Ln+1=1+L/Ln+1
 a=Ln+1/L0)とすると,
  an+1=1+1/a
 L>0,L>0から,数列{L}は増加数列である.
 Ln+1>L>0から,a=Ln+1/L>1
 ここで,もしaが収束するとして,lim→∞β1)とすると,
  β=1+1/β
  ∴ββ−1=0
 β≧1から,β(1+)/2=α
 ここで,
  |an+1α|=|1+1/aα|=|{1+(1−α)}/a
 Lは有理数であり,a=Ln+1/Lも有理数である.
 α(1+)/2は無理数なので,
  aα≠
  |an+1α|=|aα||{1+(1−α)}{(α)}………(1)
 ここで,
  f(){1+(1−α)}{(x−α)}(x>1)
とすると,
  f'()[(1−α)・x(x−α){1+(1−α)}(2x−α)]{(x−α)}
     =[(1−α)α(1−α)x−2(1−α){2−α(1−α)}x+α]{(x−α)}
     ={(α−1)−2x+α}{(x−α)}
 ここで2次式−1)−2x+αの判別式をDとすると,
  D/4=1−α(α−1)=1−αα=0
 α−1>0から−1)−2x+α≧
  '()≧
 故にf()は単調増加であり,x>1から,
  f()>f()(2−α)(1−α)
 また,
  f()+2/3=(2−α)(1−α)+2/3={(2−α)+2(1−α)}{(1−α)}
         =(8−5α){(1−α)}
 ここで,
  8−5α=8−5・(1+)/2=(11−5)/2=(√121−125)/2<0
  1−α<0
  ()+2/3>0
  ()>f()>−2/3
 f()の分母はxの2次式,分子はxの1次式なので,
  lim→∞()=0
 f()は単調増加なので,
  −2/3<f()≦
  |f()|<2/3
 |f()|の上限をM(0M<1)とすると,(1)から,
  0|aαM|an−1α|an−2α|an−3α
            ≦………≦n−1|aα
  |aαn−1|aα0(n→∞
  ∴lim→∞|aα|=0
  ∴lim→∞lim→∞n+1/Lα

 同様に,Fn+1>0から,b=Fn+1/F1とし,
  |bn+1α|=|{1+(1−α)}/b
           =|bα||{1+(1−α)}{(α)}
  f(){1+(1−α)}{(x−α)}(x1)
とすると,f()は単調増加であり,x1から,
  f()≧()(2−α)(1−α)>−2/3
  lim→∞()=0
  −2/3<f()≦
  |f()|<2/3
 0M<1とし,
  0|bαn−1|bα0(n→∞
  ∴lim→∞lim→∞n+1/Fα

「浜田明巳」 04/30 1029分受信 更新5/5

(4)(別解)
  α(5F)/2………(1)
 β(1−)/2とすると,L,Fは有理数なので,
  β(5F)/2………(2)
 (1)(2)から,
  αβ=L
  α(1−α)

 (1)(2)から,
  αβ5F
  (1−α)}

NO3「にいばりZ1204/30 0119分受信 更新5/5

1

単純に力ずくで解いてみました

α=                            1+5/2

α2=((1+ 5/22                 3+5/2

α3=((3+ 5/2)・(1+5/2=(4+25/2

α4=((4+25/2)・(1+5/2 7+35/2

α5=((7+35/2)・(1+5/2=(11+55/2     ・・・・回答

{Ln}=1,3,4,7,11,・・・(リュカ数列)(n=0,1,2;3・・・とすると初項は2になります)

{Fn}=1,1,2,3,5,・・・(フィボナッチ数列)(n=0,1,2;3・・・とすると初項は0になります)

 

2

α=(Ln+Fn5/2

α+1=(L n+1+F n+15/2

   =(Ln+Fn5/2×(1+5/2=((Ln+5Fn+Ln+Fn)√5/4=((Ln+5Fn/2+Ln+Fn/2×√5/2

   L n+1=(Ln+5Fn/2 ・・・・回答 

   F n+1=(Ln+Fn/2  ・・・・回答

3

2)より

   L n+2=(Ln+1+5Fn+1/2

   F n+2=(Ln+1+Fn+1/2

  また、Fn=2 Ln+1-Ln/5

F n+1=(Ln+2L n+1-Ln/5/2

を代入整理すると

  L n+2L n+1+ Ln ・・・・回答

  さらに

     Ln =2F n+1Fn

L n+1=(2F n+1Fn +5Fn/2

を代入整理すると

Fn+2F n+1+ Fn ・・・・回答

 

4

β=(1−√5/2 とおく

β=(Ln’ Fn’5/2 となるように、有理数Ln’ Fn’(n=1,2,3,・・・・)と定める。

2)(3)と同様に計算する

β=(L’nF’n5/2

β+1=(L’ n+1 F’ n+15/2

   =(L’nF’n5/2×(1−√5/2=((L’n+5 F’n)−(L’n+F’n)√5/4=((L’n+5 F’n/2−(L’ n+F’n/2×√5/2

   L’ n+1=(L’n+5 F’n/2

   F’ n+1=(L’n+ F’n/2

  上記より

   L’ n+2=(L’n+1+5F’n+1/2

   F’ n+2=(L’n+1+F’n+1/2

  また、F’n=2 L’n+1L’n/5

F’ n+1=(L’n+2L’ n+1L’n/5/2

を代入整理すると

  L’ n+2L’ n+1+ L’n

  さらに

     L’n =2F’ n+1F’n

L’ n+1=(2F’ n+1F’n +5F’n/2

を代入整理すると

F’n+2F’ n+1+ F’n

L1=L’ 1F1=F’ 1

よって数学的帰納法より

Ln= L’n Fn= F’n

∴β=(LnFn5/2

αβ=((1+5/2)×((1−√5/2)=−1

β=−/α

α−β=√5=α+1/α

β=(−/α)

α+β=((Ln+Fn5/2+((LnFn5/2)=Ln

α−β=((Ln+Fn5/2)−((LnFn5/2)=Fn5

Ln=α+(−1/α)n ・・・・回答

Fn=(α−(−1/α)/(α+1/α)・・・・回答

(どうしてもαとnだけでは表せず1を使ってしまいました。単位数なので許されるのではないかと思います)

5

  lim(n→∞) L n+1/ Lnlim(n→∞) (α+1+(−1/α)+1/(α+(−1/α)

  α>1

  (−1/α)+10

  (−1/α)0

  lim(n→∞) L n+1/ Ln=α+1/α=α・・・・回答

 

 

  lim(n→∞)F n+1/ Fnlim(n→∞) ((α+1−(−1/α)+1/(α+1/α))/((α+(−1/α)/(α+1/α))

          =lim(n→∞)(α+1−(−1/α)+1/(α+(−1/α)

  α>1

  (−1/α)+10

  (−1/α)0

  lim(n→∞) F n+1/ Fn=α+1/α=α・・・・回答

 

4)を(2)(3)から、直接導こうとしてみたのですが挫折してリュカ数列の定義に戻って解きました。

 

リュカ数列(リュカすうれつ)またはルーカス数列(ルーカスすうれつ)(Lucas sequence)とは、二次の整係数方程式G ( x ) = x 2 - P x + Q =0 の二つの解

\alpha=(P+\sqrt{D})/2, \beta=(P-\sqrt{D})/2, D=P^2-4Q

に対し、

U_n(P, Q)=(\alpha^n-\beta^n)/(\alpha-\beta), V_n(P, Q)=\alpha^n+\beta^n

と定義される数列である。

リュカ数列は二階線形回帰数列の一種で、フィボナッチ数、リュカ数、ペル数, メルセンヌ数など数論に現れる重要な数列がこれに属する。

                                                                   ・・・ウィキペディアより

 

本問は、P=1Q=1Un(P,Q)がフィボナッチ数、VP,Q)がリュカ数となっています。

今後、D=0,1の場合またD2の場合本問に沿ってどのようになるのか考えてみたいと思います

面白い問題でした。