平成25年8月18日
[流れ星]
第295回数学的な応募解答
<解答募集期間:7月28日〜8月18日>
[距離の最大・最小]
NO1「uchinyan」 07/28 13時32分受信
更新8/18
問1:
(x,y) 座標平面上で,P(3,4) と原点
O を通る直線 ax + by = 0 との距離を考えると,
|3a + 4b|/√(a^2 + b^2)
これが最大になるのは,PO と
ax + by = 0 は垂直で,PO に等しいときなので,
|3a + 4b|/√(a^2 + b^2) <=
- 5 <= (3a + 4b)/√(a^2 + b^2) <= 5
このとき,a/3 = b/4 です。
ここで,a -> x,b
-> y,と置き換えて,
- 5 <= (3x + 4y)/√(x^2 + y^2) <= 5,等号は x/3 = y/4
つまり,t を正の実数として,
最大値は x = 3t,y= 4t
のときで 5,最小値は x = - 3t,y= - 4t のときで - 5
になります。
(別解)
コーシー・シュワルツの不等式より,
(x^2 + y^2)(3^2 + 4^2) >= (3x +
4y)^2
25(x^2 + y^2) >= (3x + 4y)^2
- 5 <= (3x + 4y)/√(x^2 + y^2) <= 5,等号は x/3 = y/4
つまり,t を正の実数として,
最大値は x = 3t,y= 4t
のときで 5,最小値は x = - 3t,y= - 4t のときで - 5
になります。
問2:
f(x) = √(x^2 + 2x + 2) + √(x^2 - 6x + 13)
= √((x + 1)^2 + 1) + √((x -
3)^2 + 4)
= √(((-1) - x)^2 + ((-1) - 0)^2) + √((3 - x)^2 + (2 - 0)^2)
ここで,(x,y) 座標平面上で,A(3,2),B(-1,-1),P(x,0) とおくと,
f(x) = PA + PB >= AB
そこで,この最小は,P が AB 上にあるときです。
AB の式は y = 3x/4 - 1/4 なので,このとき P(1/3,0),x = 1/3 です。
したがって,
f(x) の最小値は x = 1/3 のときで 5
になります。
問3:
y >= x^2 + x - 1,k = x^2 + y^2 - 8x
これらは,
y >= (x + 1/2)^2 - 5/4,(x - 4)^2 + y^2 = k +
16
と変形できるので,(x,y) 座標平面上で,
y >= (x + 1/2)^2 - 5/4
軸 x = - 1/2,頂点
(-1/2,-5/4) の下に凸の放物線又はその内側
(x - 4)^2 + y^2 = k + 16
k > - 16 のとき,中心 C(4,0),半径
√(k + 16) の円
k = - 16 のとき,点 C(4,0)
k < - 16 のとき,実数 x,y は存在しないとなります。
さらに,C(4,0) は放物線の外側にあります。
これより,図形的に,k が最小になるのは,円が放物線に外側から接するとき,と分かります。
そこで,接点を T(t, t^2 + t - 1) とおくと,
共通接線と TC は直交するので,共通接線の傾きは 2t + 1 より,
(2t + 1) * ((t^2 + t - 1) - 0)/(t - 4)
= -1
2t^3 + 3t^2 - t - 1 = 4 - t
2t^3 + 3t^2 - 5 = 0
(t - 1)(2t^2 + 5t + 5) = 0
(t - 1)(2(t + 5/4)^2 + 15/8) = 0
t は実数なので,2番目の括弧内は常に正となり,t = 1,です。
これより,このときに,
T(1,1),TC = 円の半径,TC^2 =
(1 - 4)^2 + (1 - 0)^2 = 10 = k + 16,k = -6
つまり,
x^2 + y^2 - 8x の最小値は x = 1,y = 1 のときで -6
になります。
(感想)
「[距離の最大・最小]」というタイトルが付いているので,いずれも図形的に解いてみました。しかし,問1:は凝り過ぎかな,と思い,普通ならこうしそう,という別解も書いておきました。他にも,ベクトルの内積,x = rcosθ,y = rsinθとおく,なども考えられます。
一方,問2:は微分はありますが,4次方程式を解くことになりそうでかなり大変そうです。
さらに,問3:になると,接するところの処理はともかく,
図形を絡めない方法でスンナリと解くのは,ちょっと思い付きませんでした。
いずれにせよ,若干厳密性に欠けるかも知れませんが,図形的な考察は大事ですね。
NO2「浜田明巳」 07/30 09時04分受信 更新8/18
(1)f=(3x+4y)/(x2+y2)1/2とする.
分母≠0から,(x,y)≠(0,0)
i). x=0,y≠0のとき,f=4y/(y2)1/2=4y/|y|
y>0のとき,f=4
y<0のとき,f=−4
ii). x≠0,y=0のとき,f=3x/|x|
x>0のとき,f=3
x<0のとき,f=−3
iii). xy≠0のとき,yを定数として,fをxで微分すると,
fx={3・(x2+y2)1/2−(3x+4y)・1/2・(x2+y2)−1/2・2x}/(x2+y2)
={3(x2+y2)−(3x+4y)x}/(x2+y2)3/2
=(3y2−4xy)/(x2+y2)3/2
=−4y・(x−3y/4)/(x2+y2)3/2
y>0のとき,
−∞<x<0,0<x<3y/4のとき,fx>0
x=3y/4のとき,
f=(3・3y/4+4y)/(9y2/16+y2)1/2=25y/(5y)=5
3y/4<x<∞のとき,fx<0
limx→∞f=limx→∞(3x+4y)/(x2+y2)1/2=limx→∞(3+4y/x)/(1+y2/x2)1/2=3
limx→−∞f=limx→−∞(3x+4y)/(x2+y2)1/2=limx→−∞(3+4y/x)/{−(1+y2/x2)1/2}=−3
y<0のとき,
−∞<x<3y/4のとき,fx<0
x=3y/4のとき,
f=(3・3y/4+4y)/(9y2/16+y2)1/2=25y/(−5y)=−5
3y/4<x<0,0<x<∞のとき,fx>0
limx→∞f=limx→∞(3x+4y)/(x2+y2)1/2=limx→∞(3+4y/x)/(1+y2/x2)1/2=3
limx→−∞f=limx→−∞(3x+4y)/(x2+y2)1/2=limx→−∞(3+4y/x)/{−(1+y2/x2)1/2}=−3
i).〜iii).をまとめると,
x=3y/4>0,すなわちx:y=3:4,x>0,y>0のとき,最大値5
x=3y/4<0,すなわちx:y=3:4,x<0,y<0のとき,最小値−5
(別解)明らかにx>0,y>0のときに最大,x<0,y<0のとき最小となる.いずれの場合もxy≠0
このとき,Cauchy-Schwarzの不等式から,
(3x+4y)2≦(32+42)(x2+y2)
x2+y2>0から,
{(3x+4y)/(x2+y2)1/2}2≦52
∴−5≦(3x+4y)/(x2+y2)1/2≦5
最大値は5.このとき,x:y=3:4,x>0,y>0
最小値は−5.このとき,x:y=3:4,x<0,y<0
(別解)第271回問題は,「x2+y2=1のとき,3x+4yの最大値,最小値を求めよ」であった.
この問題において,x2+y2=m2(m>0),すなわち(x2+y2)1/2=mとすると,3x+4yの最大値,最小値は,本来のもののm倍である.
したがって,(3x+4y)/(x2+y2)1/2の最大値,最小値は,第271回問題の場合と一致する.
そのときのx,yの値は,第271回問題の場合のm倍である.
したがって,解法の種類は,少なくとも第271回問題と同数ある.
例えば,次のように解けばよい.
x2+y2=m2(m>0)とおくと,x=mcosθ,y=msinθ(0≦θ<2π)とすることができる.
このとき,
3x+4y=m(4sinθ+3cosθ)=5msin(θ+α)(cosα=4/5,sinα=3/5,0<α<π/2)
0<α≦θ+α<2π+α<2π+π/2であるから,3x+4yの最大値は5mであり,このとき,
sin(θ+α)=1 ∴θ+α=π/2 ∴θ=π/2−α
∴x=mcosθ=mcos(π/2−α)=msinα=3m/5,
y=msinθ=msin(π/2−α)=mcosα=4m/5
3x+4yの最小値は−5mであり,このとき,sin(θ+α)=−1 ∴θ=3π/2−α
∴x=mcosθ=mcos(3π/2−α)=−mcos(π/2−α)=−3m/5,
y=msinθ=msin(3π/2−α)=−msin(π/2−α)=−4m/5
故に(3x+4y)/(x2+y2)1/2の最大値は,5m/m=5
このとき,x=3m/5,y=4m/5なので,x:y=3:4,x>0,y>0
最小値は,−5m/m=−5
このとき,x=−3m/5,y=−4m/5なので,x:y=3:4,x<0,y<0
(別解)3x+4y=kとおくと,y=(k−3x)/4………(1)
x2+y2=m2(m>0)として,代入すると,
x2+{(k−3x)/4}2=m2
∴16x2+(k−3x)2=16m2
∴25x2−6kx+(k2−16m2)=0………(2)
xは実数なので,判別式をDとすると,
D/4=9k2−25(k2−16m2)=16(25m2−k2)≧0
∴k2≦25m2
∴−5m≦k≦5m(∵m>0)
k=5mのとき,(2)から,
25x2−30mx+9m2=0 ∴(5x−3m)2=0 ∴x=3m/5
このとき,(1)から,y=(k−3x)/4=(5m−3・3m/5)/4=4m/5
k=−5mのとき,(2)から,25x2+30mx+9m2=0 ∴x=−3m/5
(1)から,y={−5m+3(−3m/5)}/=−4m/5 ・・・
(別解)グラフから,接する場合が,kが最大,最小になる場合なので,上記の方程式(2)の判別式D=0から最大,最小を求める.
(別解)3x+4y=kとおくと,y=(k−3x)/4
これは傾き−3/4,y切片k/4の直線を表す.
故にこの直線のy切片が最大になるとき,k=3x+4yが最大となり,y切片が最小になるとき,kが最小となる.
x2+y2=m2(m>0)とすると,これは原点中心,半径mの円を表す.
グラフから,この直線が円x2+y2=m2に接するとき,y切片が最大,最小となる.
このとき円の中心の原点から,この直線3x+4y−k=0までの距離が,円の半径のmに等しくなるので,
|3・0+4・0−k|/(32+42)1/2=m
∴|k|=5m ∴k=±5m
このときのx,yの値を求める.これは円x2+y2=m2と直線y=4x/3の交点の座標となる.
3x+4y=k=5mに代入すると,3x+4・4x/3=5m
∴(9+16)x=15m ∴x=3m/5 ・・・
(別解)ベクトルα=(3,4),ベクトルβ=(x,y),α,βのなす角をθ(0≦θ≦π)とすると,内積は,
ベクトルα・ベクトルβ=3x+4y=(32+42)1/2・(x2+y2)1/2・cosθ
∴(3x+4y)/(x2+y2)1/2=5cosθ
0≦θ≦πから,−1≦cosθ≦1
∴−5≦(3x+4y)/(x2+y2)1/2≦5 ・・・
(別解)x>0,y>0のとき,相加平均,相乗平均の関係から,
(3x+4y)2=9x2+2・4x・3y+16y2
≦9x2+{(4x)2+(3y)2}+16y2=25(x2+y2)
∴(3x+4y)2/(x2+y2)≦52
∴(3x+4y)/(x2+y2)1/2≦5
x<0,y<0のとき,x=−x',y=−y',x'>0,y'>0とすると,
(3x'+4y')/(x'2+y'2)1/2≦5
から,
(3x+4y)/(x2+y2)1/2≧−5 ・・・
(別解)
(3x+4y)2+(4x−3y)2=52(x2+y2)
∴(3x+4y)2=52(x2+y2)−(4x−3y)2≦52(x2+y2)
∴(3x+4y)2/(x2+y2)≦52 ・・・
(別解)x>0,y>0のとき,相加平均,相乗平均の関係から,
3x+4y=5/m・(3m/5・x+4m/5・y)
≦5/m・[{(3m/5)2+x2}/2+{(4m/5)2+y2}/2]
=5/(2m)・{m2+(x2+y2)}=5/(2m)・2m2=5m
=5(x2+y2)1/2
∴(3x+4y)/(x2+y2)1/2≦5 ・・・
(別解)x2+y2=m2から,x≠−1のとき,
x=m(1−t2)/(1+t2),y=2mt/(1+t2)
とすることができる.
∴3x+4y=3m(1−t2)/(1+t2)+4・2mt/(1+t2)
この式をkとおくと,3m(1−t2)+8mt}=k(1+t2)
∴(k+3m)t2−8mt+(k−3m)=0
k≠−3mのとき,これはtの2次方程式であり,実数解をもつので,判別式をDとすると,
D/4=16m2−(k+3m)(k−3m)=25m2−k2≧0
∴k2≦25m2 ∴−5m≦k≦5m(∵m>0) ・・・
(2)f(x)=(x2+2x+2)1/2+(x2−6x+13)1/2
={(x+1)2+(−1)2}1/2+{(x−3)2+22}1/2
A(−1,−1),B(3,2),P(x,0)とすると,
f(x)=PA+PB
図から,f(x)が最小となるのは,APBが一直線となるときである.
直線ABの方程式は,
y={2−(−1)}/{3−(−1)}{x−(−1)}−1=3/4・x−1/4
x軸との交点は,(1/3,0)
故にx=1/3のとき,f(x)は最小値
AB=[{3−(−1)}2+{2−(−1)}2]1/2=(42+32)1/2=5
をとる.
(別解)f(x)=(x2+2x+2)1/2+(x2−6x+13)1/2
x2+2x+2=(x+1)2+1>0,x2−6x+13=(x−3)2+4>0であり,
f'(x)=1/2・(x2+2x+2)−1/2・(2x+2)+1/2・(x2−6x+13)−1/2・(2x−6)
=(x+1)/(x2+2x+2)1/2+(x−3)/(x2−6x+13)1/2………(1)
={(x+1)(x2−6x+13)1/2+(x−3)(x2+2x+2)1/2}/{(x2+2x+2)1/2(x2−6x+13)1/2}
∴分子={(x+1)2(x2−6x+13)−(x−3)2(x2+2x+2)}/{(x+1)(x2−6x+13)1/2−(x−3)(x2+2x+2)1/2}
∴分子その2=(x2+2x+1)(x2−6x+13)−(x2−6x+9)(x2+2x+2)
=(x4−4x3+2x2+20x+13)−(x4−4x3−x2+6x+18)
=3x2+14x−5=(x+5)(3x−1)
故にf'(x)=0とすると,x=−5またはx=1/3
(1)から,
f'(−5)=(−5+1)/(25−10+2)1/2+(−5−3)/(25+30+13)1/2
=−4/171/2−8/681/2<0
f'(1/3)=(1/3+1)/(1/9+2/3+2)1/2+(1/3−3)/(1/9−2+13)1/2
=(4/3)/(25/9)1/2−(8/3)/(100/9)1/2
=(4/3)/(5/3)−(8/3)/(10/3)=0
f'(1)=2/51/2−2/81/2=2/51/2−1/21/2=(2・21/2−51/2)/101/2
=(81/2−51/2)/101/2>0
f'(x)は連続なので,
x<1/3のとき,f'(x)<0
x>1/3のとき,f'(x)>0
故にf(x)は,x=1/3のとき,最小値
f(1/3)=(1/9+2/3+2)1/2+(1/9−2+13)1/2=5/3+10/3=5
をとる.
(3)y≧x2+x−1は,放物線y=x2+x−1=(x+1/2)2−5/4の上側,及び境界線上の領域を表す.
k=x2+y2−8xとすると,(x−4)2+y2=k+16
これは,中心(4,0),半径(k+16)1/2の円を表す.
図のように,円(x−4)2+y2=k+16が放物線y=x2+x−1に接するときに,半径(k+16)1/2が最小となり,kが最小となる.
このとき,接点(x,y)(0<x<4,y>0)で共通接線をとる.
y=x2+x−1から,dy/dx=2x+1………(1)
x2+y2−8x=kから,2x+2y・dy/dx−8=0
∴dy/dx=(4−x)/y(∵y>0)………(2)
(1),(2)から,2x+1=(4−x)/y
∴y=(4−x)/(2x+1)(∵2x+1>0)
y=x2+x−1に代入すると,
x2+x−1=(4−x)/(2x+1)
∴(x2+x−1)(2x+1)=4−x
∴2x3+3x2−x−1=4−x
∴2x3+3x2−5=0
∴(x−1)(2x2+5x+5)=0
0<x<4から,x=1
y=x2+x−1から,y=1
故に接点は(1,1)であり,このとき,最小値は,
k=x2+y2−8x=1+1−8=−6
(別解)(円の接線の傾きの求める方法は,次のものもある)
円の中心(4,0)と接点(x,y)を結んだ半径の傾きは,y/(x−4)であり,この半径に直交する接線の傾きは,(4−x)/yである.
(別解)y=x2+x−1,k=x2+y2−8x
yを消去すると,
k=x2+(x2+x−1)2−8x
∴k=x2+(x4+x2+1+2x3−2x−2x2)−8x
∴x4+2x3−10x+(1−k)=0………(1)
x=αの点で接するとして,
(1)の左辺=(x−α)2(x2+ax+b)
とすると,
(1)の左辺=(x2−2αx+α2)(x2+ax+b)
=x4+(a−2α)x3+(b−2αa+α2)x2+(α2a−2αb)x+α2b
係数を比較すると,
a−2α=2………(2)
b−2αa+α2=0………(3)
α2a−2αb=−10………(4)
α2b=1−k………(5)
(2)から,a=2α+2………(2)'
(3)に代入すると,b−2α(2α+2)+α2=0
∴b=3α2+4α………(3)'
(4)に代入すると,α2(2α+2)−2α(3α2+4α)=−10
∴−4α3−6α2=−10
∴2α3+3α2−5=0
∴(α−1)(2α2+5α+5)=0
αは実数なので,α=1
(2)'から,a=4
(3)'から,b=7
(5)から,7=1−k ∴k=−6
このとき,
(1)の左辺=(x−1)2(x2+4x+7)
となり,x=1の点だけで接することになる. ・・・
(参考)図を使った直観的な解答なので,VBSCRIPTで検算してみる.
kizami=.1
max=5
min=10000
for dankai=1 to 12
if dankai=1 then
x_min=-max
x_max=max
else
x_min=xx-kizami
x_max=xx+kizami
kizami=kizami/10
end if
for x=x_min to x_max step kizami
if dankai=1 then
y_min=x*x+x-1
y_max=max
else
y_min=yy-kizami*10
y_max=yy+kizami*10
end if
for y=y_min to y_max step kizami
if y>=x*x+x-1 then
f=x*x+y*y-8*x
if min>f then
min=f
xx=x
yy=y
end if
end if
next
next
next
msgbox
min&"(x="&xx&",y="&yy&")"
このスクリプトによると,確かに最小値は−6となる.
NO3「スモークマン」 07/30 18時41分受信 更新8/18
前回はPC扱えないのでパスしましたぁ Orz 今回はイメージつかめればできるかな ^^
問題1
(3x+4y)/√(x^2+y^2) の最大値最小値...
3x+4y=(3,4)*(x,y)=√(3^2+4^2)*√(x^2+y^2)*cosθ
-1<=cosθ<=1 なので...
Max=5
Min=-5
問題2
f(x)=√((x+1)^2+(0-1)^2)+√((x-3)^2+(0-2)^2)
と変形すれば...
(-1,1), (3,2) と(x,0) との距離のわが最小のとき=それら2点を焦点とする楕円がx軸と接するときと理解できるので...
また、(x,0) で接しているということは、反射角が等しいので...
1/(x+1)=2/(3-x)
3-x=2x+2...3x=1...x=1/3 のときとわかり、
Min f(x)=f(1/3)=√((4/3)^2+1)+√((8/3)^2+4)=5/3+10/3=5
「スモークマン」 08/01 19時54分受信 更新8/18
問題3
y>=x^2+x-1 のときの x^2+y^2-8x=(x-4)^2+y^2-16=k の最小値...
つまり...
放物線 y=x^2+x-1 と
(x-4)^2+y^2=k+16 の円...が接するときの半径が最短なので...
接点の座標 (x,x^2+x-1)
接点の傾き=2x+1
円の中心と接点を結んだ線の傾き=(x^2+x-1)/(x-4)
つまり...
(2x+1)(x^2+x-1)=4-x
2x^3+3x^2-5=0
明らかに...
x=1 は解。
2x^3+3x^2-5=(x-1)(2x^2+5x+5)=0
2x^2+5x+5=2(x+5/4)^2+5-25/8>0 だから、実数解はx=1 のみ。
このとき、
半径^2=(4-1)^2+(1^2+1-1)^2=9+1=10
つまり...
k+16=10
k=-6
NO4「二度漬け白菜」8/27 14時42分受信 更新8/18
問1:
最小値は -5, 最大値は 5. (答)
ベクトル(x,y)とベクトル(3,4)との内積を使って考えました。
問2:
f(x)の最小値は 5. (答)
最小値は平面上の2点(-1,-1),(3,2)を結ぶ線分の長さ。
問3:
最小値は -6. (答)
放物線 y=x^2+x-1 上の点(t,t^2+t-1)と点(4,0)との距離を最小にするような t
の値が、問題文にあるような、x^2+y^2-8*xを最小にするようなxの値に一致します。
NO5「にいばりZ12」8/18
22時44分受信 更新8/20
問題3を解いている途中でタイムリミットとなってしました。
今日までが募集期間と思っていたのが命取りでした・・・残念。
途中までの回答ですが送ります。(アップは先生にお任せしますが、恥ずかしいので次の問題で頑張りたいと思います。すみませんでした)
問題1
z=(3x+4y)/(x^2+y^2)^0.5 (x∈R、y∈R)とします
x=0、y≠0
z=4y/abs(y) =±4
[abs(y):yの絶対値以下同様]
x=0、y→±0 ・・・・@
z=4y/abs(y) =±4
x≠0、y=0
z=3x/abs(x) =±3
x→±0、y=0 ・・・・A
z=3x/abs(x) =±3
x=y ・・・・B
x→±0、y→±0
z=7x/abs(√2x) =±7/(2×2^0.5) ≒±4.94947
以上のようにx=y=0のときにはzは極値を持ちません
そこで、t=y/x(x≠0、y≠0)と置き、1変数の関数とし極値を求めてみます。
z=(3+4t)/(1+t^2)^0.5 (t∈R)
dz/dt=(4-3t)/(1+t^2)^(3/2)
dz/dt=0と置くと
t=4/3
t=y/x=±4/±3 (復号同順)
z=(3x+4y)/(x^2+y^2)^0.5 =±5
よって、zの最大最小は±5・・・・・・回答
4x/3=y
x→±0、y→±0
z=(25x/3)/abs(5x/3) =±5
となりますがx,yが独立である以上x=y=0のときにはzは極値を持たず不定ですが、最大最小は±5を超えません。
即ち、zはx→±0、y→±0のとき0への近づき方がy、x、の比により定まりその比が±4:±3のときに最大最小をとることになります。
別解
(x^2+y^2)^0.5 はxを底辺yを高さとする直角三角形の斜辺になるので
xy座標上で考えると
x/(x^2+y^2)^0.5=cosθ
y/(x^2+y^2)^0.5=sinθ
z=f(θ)=3cosθ+4sinθ
z=f(θ)=3cosθ+4sinθ
ここでf(θ)の極値を求めると
f’(θ)=-3sinθ+4cosθ
f’(θ)=0とおくと
3sinθ=4cosθ
tanθ=±4/±3 (復号同順)
y/x=±4/±3 (復号同順)
x:y:(x^2+y^2)^0.5=±3:±4:5
z=(3x+4y)/(x^2+y^2)^0.5 =±5・・・・回答
これは図1(0<θ<2π)において
BC=4sinθ
DE=3cosθ
BE≧abs(BC)+abs(DE)
からもCD=0が極値を取ることが自明です
ただしz=5のとき0<θ<π/2
z=-5のときπ<θ<3π/2
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問題2
f(x)=(x^2+2x+2)^0.5+(x^2-6x+13)^0.5
=((x+1)^2+1^2)^0.5+((x-3)^2+2^2)^0.5・・・@
f’(x)=-((x+1)/((x+1)^2+1^2)^0.5+(x-3)/((x-3)^2+2^2)^0.5)
f’(x)=0とおきf(x)が極値をとるxを求めると
x=1/3,x=-5
@からf(x)が最小値をとるのは
-1<x<3・・・A
よってx=1/3、f(x)の最小値は5・・・・回答
Aの証明
@右辺第一項が最小値をとるのはx=-1、右辺第二項が最小値をとるのはx=3
また、第一項、第二項とも最小値までは単調減少、最小値以上は単調増加
ゆえに
-1≧xのときf(x)は単調減少
3≦xのときf(x)は単調増加
@右辺第一項、第二項とも連続且つ微分可能なのでf(x)は連続且つ微分可能
より一般的に
f(x)=g(x)+h(x)
g(x)、h(x)は連続且つ微分可能で下に凸また、極値を各々1個持つ
g(x)の極値g(x1)は、g(x)の最小値
h(x)の極値h(x2)は、h(x)の最小値
ならば
f(x)は連続且つ微分可能且つ最小値を持つ
x1<x2ならば
x1≧xのときf(x)は単調減少
x2≦xのときf(x)は単調増加
なのでx1≧x、x2≦xのときf(x)は最小値をとらない。
一方でf(x)は最小値を持つことは明らかなので
f(x)の最小値f(x0)はf(x1)<f(x0)<f(x2)
別解
@右辺1項目は
((x+1)^2+1^2)^0.5(最小値x=-1)・・・A
これは、底辺abs(x+1)高さ1の直角三角形の斜辺に当たります
@右辺2項目は(最小値x=3)・・・B
((x-3)^2+2^2)^0.5
これは、底辺abs(x-3)高さ2の直角三角形の斜辺に当たります
これらをxy平面状で表示します(注意f(x)≠y)
第2項の直角三角形は
底辺がx軸上の原点とx-3を結ぶ直線。(x-3,0)をAとします
高さがy軸上の原点とy=2を結ぶ直線(長さは2)。(0,2)をBとします
斜辺はAB=((x-3)^2+2^2)^0.5となります
第1項の直角三角形は
底辺がBと(x+1,2)を結ぶ直線。
高さが(x+1,2)と(x+1,3)を結ぶ直線(長さは1)。(x+1,3)をCとします
(ABよりCのx座標は0より大きくなります)・・・C
斜辺はBC=((x+1)^2+1^2)^0.5となります
ここで、Cからx軸に垂線の足を下ろし交点(x+1,0)をDとします。
四角形(C≦0のときは四角形になりませんがCから今回は考えません)ABCDにおいて、AとDはx軸上、Bはy軸上にあります。
また、四角形の下底AD=(x+1)-(x-3)=4
さらに、四角形の高さはCのy座標なので3
ここで、直角三角形ACDを考えると任意の実数xに対しACは一定なので
AC≦ABC
したがってf(x)の最小値はABCが一直線上にあるときと結論されます
即ちAC=ABCの時が最小値となり、ACは直角三角形ACDの斜辺となるので
f(x)の最小値は
(4^2+3^2)^0.5=5・・・・回答
寄せられたPDFです。
問題3
x^2+y^2−8x=(x−4)^2+y^2−16
(x−4)^2+y^2=(α−4)^2=α^2−8α+16
とするとα^2−8αが最小になるようx,yを定めればいい事になります
いまX=x−4、α−4=Rと置くと
X^2+y^2=R^2・・・@
これはX,y平面上におけるRをパラメータとした原点を中心とした同心円の方程式となります
一方でこの同心円は
y≧x^2+x−1
を満たさなければなりません
<水の流れ>ここで、 y=x^2+x−1上の点Pにおける放線方程式が点(4,0)を通る条件を考えれて
くだされば良いかと思います。
X=x−4から
y≧x^2+x−1
y≧X^2+9x+19・・・A
Aを満たすためには、@の同心円がAに接している点におけるRを求めればいい事になります。
言い換えれば、放物線y=X^2+9x+19のX,y平面上における原点からの最短距離を求めることになります
放物線の接線の傾きは
y’=2X+9 で与えられます
放物線y=X^2+9x+19のX,y平面上における原点からの最短距離とる座標を(X0,y0)とすると
(y−X0^2)=(2X0+9)(X−X0)
また、原点と(X0,y0)を通り傾きが
−1/(2X0+9)(接線と直角)
となる直線は
「浜田明巳」 08/20 09時13分受信
更新8/20
(2)(別解,スモークマンさんの解答をヒントに)
g(x,y)={(x+1)2+(y+1)2}1/2+{(x−3)2+(y−2)2}1/2
とする,
曲線g(x,y)=aは,2点A(−1,−1),B(3,2)を焦点とする楕円を表す.
このとき,aが最小となるのは,グラフから,楕円が線分ABにつぶれるときである.
故にf(x)=g(x,0)の最小値は,AB=5
このときのxは,ABとx軸との交点のx座標である. ・・・
(2)(別解)
f(x)={(x+1)2+1}1/2+{(x−3)2+4}1/2
であるから,
x≦−1のとき,単調減少
3≦xのとき,単調増加
故に最小値をとる可能性がある範囲は,−1≦x≦3である.
十進BASICで最小値を求めてみる.
(プログラム)
LET kizami=.1
LET minimum=1000
FOR dankai=1 TO 12
IF dankai=1 THEN
LET x_min=-1
LET x_max=3
ELSE
LET x_min=xx-kizami
LET x_max=xx+kizami
LET kizami=kizami/10
END IF
FOR x=x_min TO x_max STEP kizami
LET y=SQR(x*x+2*x+2)+SQR(x*x-6*x+13)
IF minimum>y THEN
LET minimum=y
LET xx=x
END IF
NEXT x
NEXT dankai
PRINT minimum;"(x=";xx;")"
END
このプログラムにより,最小値5,x=1/3のときであることが分かる.
「浜田明巳」 08/22 15時33分受信
更新8/25
(1)(別解,2変数の微分は大変なので,1変数に変形する)
f(x,y)=(3x+4y)/(x2+y2)1/2とする.
最大値をとるとき,x>0,y>0である.このとき,
f(x,y)=(3+4・y/x)/{1+(y/x)2}1/2
t=y/x(>0),f(x,y)=g(t)とすると,
g(t)=(3+4t)/(1+t2)1/2
∴g'(t)={4・(1+t2)1/2−(3+4t)・1/2・(1+t2)−1/2・2t}/(1+t2)
={4(1+t2)−(3+4t)t}/(1+t2)3/2
=(4−3t)/(1+t2)3/2
0<t<4/3のとき,g'(t)>0
4/3<tのとき,g'(t)<0
故にg(t)は,t=4/3のとき,最大値
(3+16/3)/(1+16/9)1/2=(9+16)/(9+16)1/2=5
をとる.
このとき,t=y/x=4/3
∴x:y=3:4(x>0,y>0)
最小値をとるとき,x<0,y<0である.このとき,
f(x,y)=(3+4・y/x)/[−{1+(y/x)2}1/2]
t=y/x(>0),f(x,y)=g(t)とすると,
g(t)=−(3+4t)/(1+t2)1/2
上記と同様に,t=4/3のとき,最小値−5をとる.
このとき,x:y=3:4(x<0,y<0)
皆さん、問題や質問に答えてください。一部でも構いませんから、解答とペンネームを添えて、メールで送ってください。待っています。