平成11年7月26日

[流れ星]

    第24回数学的な応募問題

 <解答募集期間:7月26日〜8月7日>

    [緊急連絡網]

 

 


 問題です

<浜田 明巳>さんからの解答8月6日受信

第24回数学的な応募問題について

 S(n)≦2n−4を証明することになっているのですが,常識的な緊急連絡網では,無理なことだと思います.

 通常の緊急連絡網は,発信源(担任)は1人で,最後に発信源が全員に行き渡った事を確認して終わります.

「災害時」のときに使う,ということですが,結局何が「災害時」か,です.阪神大震災規模の災害で有れば一目瞭然ですが,

大雨洪水警報くらいの状態では,はたして「災害」と言えるでしょうか.この判断は,やはり発信源(担任)でないと無理でしょう.発信源は1人でないと,混乱してしまいます.

Weekend Mathematics では,S(4)=4の例として,

  1→2,3→4,2→4,4→1

となっていましたが,この場合発信源が1,3となっています.仮に1が大本の発信源とすると,3がどうやって緊急連絡を始めるのが分かったのか.

 ここでは,S(n)≦2n−3とするのが,妥当ではないでしょうか.この場合,

  1→2,2→3,3→4,・・・,n−1→n,n→1,1→2,2→3,3→4,・・・,n−3→n−2

の(2n−3)回になります.

<水の流れ:コメント>   8月7日

勿論、通常の我々の作っている緊急連絡網ではありません。

作問している時点では、阪神大震災規模の災害を想定しました。

当然、災害の時に、必然的に、発信源を連絡網のように決めておきます。そうすると、1回少なくて済みます。

 安全確認の発信源は誰からスタートしても良いと思って作りましたが。

そして、連絡方法は最少であるものとしてあります。

 先生のご指摘のような懸念はありますが、以上のように考えて作りました。                   

    <自宅>  mizuryu@aqua.ocn.ne.jp

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