平成12年8月28日

[流れ星]

    第58回数学的な応募問題

 <解答募集期間:8月28日〜9月10日>

[第3回初等数学の会]

 太郎さんは、8月20日に新大阪駅の近くで行われた第3回初等数学の会に出席してきました。

全国に会員が約350名くらいいまして、約1割の人が集まってこられました。大阪府・奈良県・兵庫県淡路島・神奈川県・三重県・福岡県の方々とお話ができました。

 最初に、講演があり、神戸大学名誉教授の田村三郎先生の「分けて掛けて大きくしょう」でした。何とこれは、「自然数を分割し、積が最大となる」の話が前半にありました。

後半は、反対に「ある数をいくつかの自然数の積として表し、それら自然数の和を最小にする話がありました。例えば、12=2×2×3のとき、最小の和 2+2+3=7というわけです。この話を紹介するお許しをもらってきていますので、今回の問題とさせていただきます。西暦2000年と平成12年にちなんだ数字です。

問題1:12を幾つかの自然数の和として分解し、それらの自然数の積を最大にせよ。

 

問題2:2000を幾つかの自然数の和として分解し、それらの自然数の積を最大にせよ。

 (これだけ大きくなると、試行錯誤では無理である。小さい数字について試してみて、その規則性を見つけてください)

 

問題3:12を幾つかの異なる自然数の和として分解し、それらの自然数の積を最大にせよ。

 

問題4:2000を幾つかの異なる自然数の和として分解し、それらの自然数の積を最大にせよ。

 

問題5:2000を幾つかの正の実数の和として分解し、それらの自然数の積を最大にせよ。

 

問題6:12を幾つかの自然数の積として表し、それらの自然数の和を最小にせよ。

 

問題7:2000を幾つかの自然数の積として表し、それらの自然数の和を最小にせよ。

 

問題8:12を幾つかの異なる自然数の積として表し、それらの自然数の和を最小にせよ。

 

問題9:2000を幾つかの異なる自然数の積として表し、それらの自然数の和を最小にせよ。

 

問題10:2000を幾つかの正の実数の積として表し、それらの自然数の和を最小にせよ。

 

 以上の問題を田村先生からご教示くださいまして、解説がありました。

 また、午後から、大阪天満宮の算額を希望者で見学に行ってきました。詳しくは「私の一日」の8月20日をお読みください。

 解けた問題だけでも良いから、皆さん、答えがわかったら、その答えになる考え方とペンネームを添えて、

  メールで送ってください。待っています。

    <自宅>  mizuryu@aqua.ocn.ne.jp

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