<水の流れ> (私の一日NO19)

N018:2000年8月31日(木)夏休みも昨日で終わり、今日から出勤しました。久しぶりに生徒の顔を見ていると、何故か心が落ち着きます。清掃の後、集会を行い、校長先生から、この夏、生徒の無事を報告され、部活動に活躍(岐阜総体で、フェンシング個人1位と3位や演劇の中部大会出場)したことを話された。
 また、近頃の青少年の異常な行動についても、「師を信頼してください。」と、生徒に、思慮深い行動をするように訴えれれました。
生徒への課題にしていた短歌が出てきた。
【宿題が 眠くて出来ない エブリデイ 私の夏を 返してくれー】【夏休み あっという間に 過ぎ去った 宿題はまだ 終わらんようだ 】【夏休み 祭りに花火に 大はしゃぎ あっ忘れてた 休みの課題】俳句で【夕立の 輪中に響き 竿しまう】
帰宅後、ノルマにしていた、2円の交点の問題を、美しい話の26話
「2円の共有点を通る直線?」として載せてました。
また、さらに、空間での考察に、参考として、次ぎに図を見て下さい。

N017:2000年8月30日(水)皆さん!「5月23日」の「私の一日」を開いてみてください。【大変懐かしい教え子からです。太郎さんの30〜32までの青春と思いっきり数学を共に学んだ間柄です。当時、質問を受けた数学の問題が未だに解けていません。ちゃんと覚えています。】
このとき、受けた数学の問題を書きます。彼女が高校1年(記憶が定かでない?)のときに、レポート用紙で書いて渡してくれたのです。そのとき、見てだけですぐには納得できていませんでした。時々は、頭の隅にあったのですが、あれから20年近く経ってやっと、『1÷19を小数第30位までスピーディに求める方法』の解法がすんなり納得できたのです。
その中のこんなことが補足されていました。『1÷37なら、余り1が早く出てくるから、後は027を並べて書くだけです。1÷19では余り1が早く出てこない。しかし、1の半分にあたる5なら1発に出る。』とレポート用紙に書いてあったのです。

実は、この方法は、20日に出席した第3回「初等数学の会」に出席してきました。このときに、この解法が紹介されていたのです。驚きです。
 「放浪の天才数学者エルデシュ」を読んだとき、記憶の残る文章を覚えています。「数学の真理を明らかにするという、ただ一つの限られた使命に捧げた・・・。それほどまでに人を惹き付け、夢中にさせた数学とは一体何なのでしょう。」エルデシュはこう言っています。
「わしらは数学を創り出しているのか。それともただ発見しているだけか。という問題は昔から議論されてきた。つまり、わしらがまだ答を知らないだけで、真理はすでにそこにあるのではなかろうか。という問題だ。神を信じるものには、答は明らかだ。数学の真理はSFの御心のうちにあり、わしらはそれをただ再発見しているだけ、ということになる。」 「わしはSFが超限の『ザ・ブック』を持っているといつも言っている。『ザ・ブック』にはすべての数学定理の最高の証明が書かれているんだ。明解で完璧な証明がね」
「神は信じなくてもいいが、『ザ・ブック』は信じたほうが良い。数学は美しい。数学はぼくらが掘り出す宝石なんだと」
太郎さんにとって、当時の忙しさに紛れて、このレポート用紙をくずかごに入れていたかもしれないが、この生徒に引き込まれる何か魅力を持っていましたから、ずっと机の中に持っていました。これこそ、エルデシュが言う『ザ・ブック』にはすべての数学定理の最高の証明が書かれているんだ。これを再発見しているだけ何ですね。教え子に感謝。
これは、美しい話25話
「循環小数の求め方」教え子からの問題提起として紹介しておきます。

N016:2000年8月29日(火)今年の夏は雨がほとんど降りません。畑や庭木に水中ポンプを使い、折りをみて散水しています。それでも、庭の松の木が枯れそうになってきました。
 さて、先日行われたICME−9(第9回世界数学教育会議)に参加したことを「岐阜の数学6号」の原稿にしました。皆さんには、美しい話24話
「数学教育世界会議」として紹介します。

N016:2000年8月28日(月)月日の経つのは早いもので、太郎さんの夏休みは、今日を入れて後3日しかありません。これまで、自宅でゆっくりできたのは、わずかな日数で、残されているホームページの数学課題をできるかぎりやっておきたいです。
さて、午前中は、第58回の応募問題
「第3回初等数学の会」を作成しておりました。午後に、写真を1枚貼り付ける予定です。
 後、「2円の共有点の問題」を美しい話に載せようと考えていますし、「岐阜の数学6号」の原稿も仕上げておきたいです。また、スターリング数やビル数の話が途中になっていることも気にしています。徐々にやりこなしていくしかありませんが。

N015:2000年8月27日(日)3日間の研修の成果として、オーサリングソフト「わくわく!まるちらんど」という学習用マルテメディア・プレゼンテーションソフトの中にある、動画(MPEG)や音声(WAV)を覚えましたので、いずれ インターネット上で、実際に再現したいです。何せ思いきっりチャレンジだけですので。しばらくまっててください。
 さて、昨日の2円の交点の話をします。「浜田」さんの件ですが、この2円の共有点は存在しない(2点で交わらない,ではなく,こう表現すべきです)。その通りですね。吟味せずに載せていました。異なる2曲線については、共有点があるか、共有点がないかを論ずるべきですね。この共有点の中に、交点と接点の2つがあって、交わらないという表現は適切でありませんでした。
次ぎに、うかうな重大なミスをしていました。問題2の最後の出る直線は、ご指摘のように、∴4x+3y=14(4x+3y=10ではないです)が正しい表現でした。太郎さんの大きな計算ミスでした。お許しください。
 で、本題に移ります。2円が共有点は存在しないとき、直線:4x+3y=14は一体何を意味しているのでしょうか?これを知ってもらいたかったのです。
もちろん、「浜田」さんのように、2円の半径を順に大きくしていき、外接するまでしたときの共通接線を表すことの1つの考察であります。
 他に、1考察として、2円の外部の点P(x、y)から、この2円の引いた接線PA,PB(ここで、2点A,Bはそれぞれの円の接点とします)の長さを求めてください。
次ぎに、PA=PBとなる点Pの軌跡を考えてください。
 また、さらに、空間においての考察の考えられます。これは、次回にします。

N014:2000年8月26日(土)今日は、家族で滋賀県にある「ブルーメの丘」に行って来ました。名神高速道路を利用される方は、竜王I.Cから約30分、八日市I.Cからも約30分で滋賀農業講演(ブルーメの丘)に着きます。
わくわく体験として、「パン作り」「ソーセージ作り」「押し花教室」「アイスクリーム作り(季節限定)」等がありました。
 先日、問題1 2円:x^2+y^2=4 と x^2+y^2−8x−6y=0は2点で交わることを示して、この2交点を通る直線の方程式を求めよ。
問題2 2円:x^2+y^2=4 と x^2+y^2−8x−6y+24=0は2点で交わらないことを示してください。ところが、問題1と同じようにして、導いた直線 4x+3y=10は一体どんな直線でしょうか。
 を出しておきましたところ、いつもお世話になっている「浜田さん」から、ご指摘を頂きましたので、お伝えします。
問題1   x^2+y^2=4……(1)   x^2+y^2−8x−6y=0……(2)  (2)から,(x−4)^2+(y−3)^2=52  故に2円の半径は,r(1)=2,r(2)=5  また中心間の距離は,d=5  |r(1)−r(2)|<d<r(1)+r(2)であるから,この2円は2点で交わる.  直線の式はx,yの1次方程式であるから,(1)−(2)により,   8x+6y=4   ∴4x+3y=2

問題2   x^2+y^2=4……(1)   x^2+y^2−8x−6y+24=0……(2)  (2)から,(x−4)^2+(y−3)^2=12  故に2円の半径は,r(1)=2,r(2)=1  また中心間の距離は,d=5  d>r(1)+r(2)であるから,この2円の共有点は存在しない(2点で交わらない,ではなく,こう表現すべきです).  (1)−(2)により,   8x+6y−24=4   ∴4x+3y=14(4x+3y=10ではないです)  この直線はこう解釈するとよいのではないでしょうか.   x^2+y^2=4+p……(1)'   x^2+y^2−8x−6y+24=p……(2)' とする.(2)'から,(x−4)^2+(y−3)^2=1+p  2円の半径は,r(1)=(4+p)^(1/2),r(2)=(1+p)^(1/2)  また中心間の距離は,d=5  故に|r(1)−r(2)|≦d≦r(1)+r(2),すなわち |(4+p)^(1/2)−(1+p)^(1/2)|≦5≦(4+p)^(1/2)+(1+p)^(1/2) のとき,共有点は存在する.  このとき,p≧96/25  また(1)'−(2)'から,4x+3y=14  これは,p>96/25のとき,2点で交わる2円(1)',(2)'の交点を通る直線を表す.  p=96/25のとき,2円の共通接線を表す.

 出題者の意図は明日書きます。

N013:2000年8月25日(金)3日間使ったオーサリングソフト「わくわく!まるちらんど」は操作は簡単で、児童や生徒にも使いこなせるソフトです。
午後からのグループによる、作品発表に次のような物がありました。@「新岐阜から新関までの電車の乗り方」これは、特殊学校の先生の作品でして、正しいと次のページに進むが、間違うと、元の場面に戻るという設定がしてありました。取材に、実際行かれて、動画がうまくはいっていました。A「長良川の風景」これも取材に時間をかけて、川で魚を捕る場面も入っています。B次は「2000年岐阜総体」の太郎さん達の発表でした。太郎さんは、フェンシング競技の写真を、隣の先生は、実際のホッケー競技の動画が入っています。
C「しりとりゲーム」長いのページ作品です。D「地元の川の探検をしよう!」これは、魚・石・草花等川岸のあるものを素材にしてありました。中でも、魚の捕り方の動画は良い物があります。E他には、「学校紹介」・「電気回路の説明」・「旬の王国」(四季の果物が題材)・「福祉体験=おじいちゃん・おばあちゃんに聞いてみよう」・「カメラの使い方」(これは勉強になります)・「しらなみ街道」(自転車での旅行風景)等どれをみても、素晴らしい作品ばかりで、先生方のそれぞれの特徴がでていました。
 また、最後に、
「岐阜県素材データーベース」の紹介を聞きましたので、紹介しておきます。

N012:2000年8月24日(木)昨日に引き続き、車での行き帰りに疲れながらも、オーサリングソフト「わくわく!まるちらんど」という学習用マルテメディア・プレゼンテーションソフトを利用して、画像(静止画や動画)や音声を入れた教材を作成しています。
 明日は、教材の発表会と意見交換会です。音声に隣の先生の声を借りました。ナレーションが簡単に入るには驚きました。保護者や中学校の生徒向けの、「学校案内」に役立ちます。また、文化祭のクラス発表に使えそうです。

N011:2000年8月23日(水)太郎さんは、今日から3日間、平成12年度視聴覚教育指導者養成講座(マルチメディア教材作成コース)を受講のため、車で70分程かかる岐阜市内にある東海女子短期大学に行きます。
オーサリングソフト「わくわく!まるちらんど」という学習用マルテメディア・プレゼンテーションソフトを利用して、画像(静止画や動画)や音声を入れた教材を作成してきました。太郎さんは、自分のホ−ムページの紹介と、2000年岐阜総体のフェンシング競技で、活躍した大垣南高校の選手を題材にして作ろうと考えています。
 さて、
「初等数学の会」の轟会員の本を紹介します。「えうれか」=ギリシャ語で『分かった』という意味です。サブタイトルは「数学の極意教えます」(海鳥社)で、この本の中に、「数学は将来役に立つか」という疑問の答を発見したように思います。
「数学は何の役に立つだろうか」という問を発する人は「日常生活は算数さえ知っていれば何の不自由もない」という否定的なニュアンスを感じている。
「原子の温度は何度ですか」という問を例にして、この本は答えている。読者の皆さんも、よろしければ購入して、読んで見て下さい。
 

N010:2000年8月22日(火)昨日この夏の全国高校野球の文章の中で、
「ここで、xは逆転または勝ち越しの回数を代入、mはデータの平均値で、この場合は m=(1×15+2×3+3×1+4×2)/48=32/48=0.6666…
これは、この年のセンバツでは、逆転または勝ち越しが1試合平均0.6666回起こったことを意味しています」
と書いてありますが、2000年夏の大会は、逆転または勝ち越しが1試合平均0.6666回起こったことを意味しています。と訂正してください。間違えてすみませんでした。
 さて、昨日の朝日新聞の天声人語に、7月31日に行われた、数学教育世界会議(ICME−9)の「国際円卓会議」テレビ会議の内容が記事に載っていました。
太郎さんも聞いてきましたので、報告します。国際円卓会議(31日12時から13時まで、幕張メッセにて)
 この国際円卓会議は数学教育の最も新しい話題についての理解を深めることを目的に行われました。会場には、総合司会のリー・ペンイー(シンガポール)とパネリストのハイマン・バス(アメリカ)、ギラ・リーダー(オーストラリア)、野崎昭弘(日本)の計4名が着席され、、遠隔参加スピーカーとして、ブルース・アルバート(アメリカ)、H.T.ウェ(シイガポール)、有明朗人(日本)の3名で ISDN回線でつなぎ、インターネットでのテレビ会議でした。テーマは「21世紀における一般教育の中での数学の役割」でした。同時通訳のイヤーホーンでの聴衆を行い、各国の小・中・高・大学における、数学教育の現状を話され、それに関しての討論でした。
大学生の学力低下(数学的)は各国の現象のようでした。さらに、2年前に調査された
「分数ができない大学生」(東洋経済新報社)の話の記事になっていました。ここをクリックください。
 太郎さんは、中学生の平成14年度からの数学時間数が全学年とも世界最低レベル(3,3,3らしい)になってしまったことに憂いを感じています。数学は「自然科学の基礎」であって、「日常社会や経営ビジネスあるいは人文・社会科学には無関係」というほかの国にはない誤った考えが定着しつつあることに、多いに疑問を感じています。
そこで、太郎さんは、出来る限り「日常生活において数学が果たしている役割を扱い、数学的な見方や考え方の重要性を認識させたい」と思って応募問題を作問しています。

N09:2000年8月21日(月)今日は、夏の全国高校野球の決勝戦が智弁和歌山高校と東海大浦安との間で行われて、11対6で再逆転で、春準優勝の無念さを見事2年ぶり3回目の優勝を智弁和歌山高校が勝ち取りました。おめでとうございます。
 さて、例によって、<水の流れ>流で、
「高校野球はポアソン分布」と称して。これで4回目の統計をとりました。ご覧ください。

N08:2000年8月20日(日)太郎さんは、アクロス新大阪で開かれた第3回「初等数学の会」に出席してきました。全国会員が約350名くらいで、約1割の人が集まってこられました。大阪府・奈良県・兵庫県淡路島・神奈川県・三重県・福岡県の方々とお話ができました。
 最初に、講演があり、神戸大学名誉教授の田村三郎先生の「分けて掛けて大きくしょう」でした。何とこれは、
「自然数を分割し、積が最大となる」の話が前半にありました。
後半は、反対に「ある数をいくつかの自然数の積として表し、それら自然数の和を最小にする話がありました。例えば、12=2×2×3のとき、最小の和 2+2+3=7というわけです。この話を<水の流れ>で紹介するお許しをもらってきていますので、後日載せたいと思います。
 また、失礼ながら、田村先生の本を1冊朝から用意して、出かけましたので、お願いして、快くサインをもらいました。
次は、元大阪大学竹之内脩先生(現大阪国際大学教授)の「アルキメデスの数学」というお話でした。彼の業績の研究を発表なされました。
藤井康夫(兵庫教育大学)先生は、松永良弼の「算法全経」から「和算における自然数ベキの和の公式」として、凄い考察の発表でした。論文に匹敵するような内容です。
繁木先生(この会の事務局の方)は、「フェルマーの定理の3次の証明」でした。今まで、自然数解がないことの証明は見たことがないので、とても新鮮に聞くことができました。一部高校生にも分かってもらえそうです。
松田先生(この会の事務局の方)は、B4版やA4版を3つに折る方法などの話でした。これは、すぐにでも使えそうです。
 研究発表後、大阪天満宮算額を見学しました。まだ、未解決問題があるそうです。この現場で、右から8番目に奉納さてた問題を修正して言われました。「楕円錐において、楕円の底面で1つの頂点をとおり、斜めに切った切り口が円になったとき、できる2つの立体の体積を求めよ」とね。
後、懇親会を行い、いろんな会員の皆さんと情報交換や小生のホームページに文献や書籍の紹介をしてくださいと依頼もうけました。届き次第読者の皆さんにも、お知らせします。いずれにしても、太郎さんにとって、有意義な話を多く聞いてきました。

N07:2000年8月19日(土)今日は、高校生や小中学生が一日かけて考え、論を展開する名古屋大学の名物行事の第11回の「数学コンクルール」が行われています。
「大学から高校生に送るメッセージが入学試験だけとよいか。この素朴な疑問から生まれたコンクールですが、参加者の自由な発想を最優先させる。そして自分で考えたことを感動に結びつけともらうというコンセプトが受け入れられたこそ、十年も続いたのでしょう。高校教育にもインパクトを与えてきた。
また、もう少し達成感を持ってもらえるような問題にしたり、グールプで考えてもらうために、予め問題を示した
「論文賞」を今年新設しました。」と 会の伊藤委員長(名古屋大学情報文化部教授)のモメントが中日新聞に載っていました。
 午後、愛知県一宮市にある
「ツインアーチ138」に行ってきました。展望台タワーは高さの異なる2本の双曲線アーチと、中央のエレベータシャフトが木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)の雄大な流れを象徴しています。138mを有するアーチ式は日本初で、地上100mの高さに展望室があり、夜はグリーン、ブルー、イエロー3色のライトアップでタワーを照らし出し、それはまるでタワーが浮かび上がっているような幻想的な光景です。
皆さんも、機会があれば木曽三川公園の展望台タワーとともにお出かけください。

N06:2000年8月18日(金)太郎さんは、岐阜県高等学校教育研究数学部会に、羽島市内へ行って来ました。その発表の場で、今まで見たことのない公式がありました。それは回転体の側面積を求める式です。
定理:曲線y=f(x)をx軸のまわりに回転してできる回転体の側面積Sは、S=2π∫(x=a,x=b)f(x)√(1+{f'(x)}^2)dx で与えられる」ことを証明しよう。
 太郎さんは、この公式は全く初めてです。驚嘆。そして、例として、球の表面積をy=√(r^2−x^2)として出してあったり、トーラスの表面積を出してありました。凄い。
また、岐阜県では、数学教員間の情報子交換に役立てるために、実践や研究等の発表の場として、過去5年「岐阜の数学」という冊子を出しています。今年も次のテーマで会員の皆さんに原稿を募集しました。
@新科目「数学基礎」に関するもの。
A身近な生活にあるものを素材として、生徒が数学的に活動できるもの。
B効果的な指導法や面白いアイデア。
C思い出に残る問題。
D県外で開催された数学の会合の情報や参加報告。
Eインターネットを利用した授業の実践例。
F特別寄稿。
 会場では、今まで一緒に勤務した先生にお会いできて、懐かしく思いました。

N05:2000年8月17日(木)太郎さんは、一日学校へ行っていました。部活に、公務に専念していたところ、二人の生徒が数学の質問にきました。生徒は図書館で自習しています。
 その中で、気になったのが数学Uの平面図形で、2円の交点を通る問題でした。ここに書きます。問題1 2円:x^2+y^2=4 と x^2+y^2−8x−6y=0は2点で交わることを示して、この2交点を通る直線の方程式を求めよ。
問題2 2円:x^2+y^2=4 と x^2+y^2−8x−6y+24=0は2点で交わらないことを示してください。ところが、問題1と同じようにして、導いた直線 4x+3y=10は一体どんな直線でしょうか。
 読者の皆さん!考えてくださいね。
先日、クラスの生徒に、”この夏の思い出を短歌にしなさい”と 課題を出しておいたところ、優秀な生徒から2首返ってきました。
「夏の夜 右手をかざし おぼろ月 空しくひかる わが手の中で」「暁の ひかりをうけて 撞つ梵鐘 法衣(ころも)のはしに 見える汗あと」
皆さん! この生徒がどんな体験をしているかお分かりでしょうね。

N04:2000年8月16日(水)この夏は日照りで、雨がほとんど降っていません。太郎さんは、昨日今日と朝、野菜畑と庭木に、近くの水路から水中ポンプを使って1時間散水をしています。大事な野菜をここで枯らすわけにはいきません。
午後、あとかたづけをしていて、ダンボール箱を開けてみたら、大学時代の専門書を見つけました。懐かしいので、紹介します。1つは岩波書店から発行されている高木貞治著「代数的整数論」です。値段は1700円。もう1冊は、共立出版から発行されている一松信訳・監修「ヒルベルト数学の問題」です。今世紀初めに出された未解決問題23問の話が書いてあります。値段は950円です。
   学生時代は親からの仕送りは、月に2万円で、他に日本育英会から月に3000円が収入源。下宿代が13000円だったことを覚えています。今では、インターネットを行うことによって、当時の専門書を手元に置き始めました。
 さて、全国高校野球選手権大会にちなんで俳句大募集!がなされています。ここで、太郎さんも一句「真夏日に 点の取り合い 汗涙」って書いて投稿しておこうっと。投稿先は
「俳句甲子園」のページより入ってください。
  

N03:2000年8月15日(火)8月10日から岐阜県本巣郡穂積町の同総合センターで行われていた第48回県高等学校演劇大会で、13日閉幕。大垣南高校は穂積町長賞を受賞し、12月21日から大垣市で開かれる中部日本高校演劇大会に出場することが決まった。
演劇部員の皆さん!おめでとう。中部日本高校演劇大会はもっと練習を重ねてさらに、良い成績を挙げてください。
 さて、岐阜県教育委員会は、県内の小・中・高校約700校すべてを対象に、光フャイバーによる校内LANと学校間を情報通信網を結ぶネットワーク整備などを目指す「21世紀岐阜県型情報教育推進構想」を固めて、平成14年度までの3年間に行うことを発表した。
構想では各小・中・高校の校内と、学校間に情報通信網を整えることで、「@情報機器を活用した授業手法の変革 A学習に対する児童・生徒の自主性向上 B校務の効率化など、多方面の効果」を狙っている。以上、新聞発表から。
 したがって、先月に、この構想にしたがって、校内LANの整備計画を提出したところでした。このときは、こんな構想があるとは分かりませんでした。岐阜県も徐々に 「情報教育」が重要になっていく表れのような気がします。
先日の2000年岐阜総体のフェンシング競技の画像も入れておきました。読者の皆さんもどうぞ。

N02:2000年8月14日(月)昨今、高校生の凶悪な犯罪が続いています。教育をする太郎さんも心が痛たくなってきます。
 さて、進路相談に来る生徒に良く言うんです。「40歳になっている自分を考えてごらん。」高校生は2,3年後の短い未来を考えがち、しかし、大切なのは20年後、30年後、どういう人生を送っているかだ。
今の高校生に(若い人達)に必要なのは、自分の夢を持って、具体的な目標をたてることだ。生き方を積極的に考えることが学ぶ原動力になる。

N01:2000年8月13日(日)今日は、7時半頃から、先祖のお墓参りをしました。太郎さんの家は、18世紀の後半にこの土地に住みついてから230年前後になり、7代目にあたります。さらに、ルーツをたどれば広島県の福山城主(十万石)と同じ家紋ですので、関係があるのではと思っています。
 その後に、大変遅くなりましたが、第57回の応募問題
「第2回算数・数学甲子園」という岐阜県本巣郡糸貫町教育委員会主催の問題を許諾を得て、載せておきました。夏休みの課題のつもりで、親子で考えてみてください。

N018:過去の「私の1日No18」7月24日〜8月12日のはここをクリック下さい。

N017:過去の「私の1日No17」7月7日〜7月23日のはここをクリック下さい。

N016:過去の「私の1日No16」6月14日〜7月6日のはここをクリック下さい。

N015:過去の「私の1日No15」5月26日〜6月14日のはここをクリック下さい。

N014:過去の「私の1日No14」5月1日〜5月26日のはここをクリック下さい。

N013:過去の「私の1日No13」4月2日〜4月30日のはここをクリック下さい。

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N09:過去の「私の1日No9」平成12年1月2日〜2月6日のはここをクリック下さい。

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N06:過去の「私の1日No6」11月20日〜12月5日のはここをクリック下さい。

N05:過去の「私の1日No5」10月31日〜11月19日のはここをクリック下さい。

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