令和2年75

[流れ星]

 第387数学的な連続応募解答

    <解答募集期間:67日〜75日>

[一定な値]

1981年同志社大学の入試問題を参考にして、出題します。

1から2k(kは自然数)までの連続する自然数をk個ずつA組、B組の2組に分け、A組の数をa,a,・・・,aとし、

B組の数をb,b,・・・,bとする。

,b,・・・,bのうちaより小さいものの個数をmとする。

同様にB組の数のうちa,a・・・,aより小さいものの個数をそれぞれm,m,・・・,mとするとき

(a+a+・・・+a)−(m+m+・・・+m)はA組、B組の2組の分け方に関係せず一定な値を取ります。この一定値を求めよ。

 

追加問題(提供者 ジョーカーさん)

1個の正方形が図のように配置されている。

赤,青,黄の面積がそれぞれ234のとき,緑の面積を求めよ。

 図はここをクリックください。

(中3〜高1程度の知識を使います。答えは16です。)

 

NO1「スモークマン」     06/11 2310分 受信  更新 7/5

a1<a2<…<

b1<b2<…<

と考えてもいいので...

so...

a1より小さいもののAの中の個数=0=n1

a1より小さいもののBの中の個数=a11m1

n21, m2a22

=k1

=k

so…

Σ()=1+2+…+k=(k+1)k/2

 

NO2「ジョーカー」      06/13 1047分 受信  更新 7/5

追加問題解答です

「ジョーカー」      06/25 1040分 受信  更新 7/5

解答です

 

NO3「よふかしのつらいおじさん」 06/13 1730分 受信  更新 7/5

 

●わかりやすい例を調べます。

A組が、小さい方からk個の場合

A組の数の合計は、1からkまでの自然数の和なので、

B組の中にA組の数より小さい数はありません。

 

A組が、大きい方からk個の場合

A組の数の合計は、k1から2kまでの自然数の和なので、

B組の中の数は、A組のどの数よりも小さいので、mの値はすべてkです。

よって、

 

 

●一般の場合を考えます。

A組の数の順番は、結果に影響しないので、 とします。

考え方は、1から2kまでの数の中から小さい順にA組の数として抜いていき、残った数をB組と考えます。

 

を抜くと、それより小さな数は、個残っています。

を抜くと、それより小さな数は、個残っています。

すでに抜けたより大きな数からを抜くので、より小さな数の個数に変化はありません。

・・・

を抜くと、それより小さな数は、個残っています。

・・・

を抜くと、それより小さな数は、個残っています。

 

A組の数の和は、

mの値の和は、

よって、

 

追加問題の解答

 

 

 

●赤、青、黄の正方形の面積が、それぞれ234なので、各正方形の一片の長さは、それぞれ です。

この3辺をもつ三角形を△ABCとします。

 

・△ABCBのところで向き合う白の三角形の長い辺をpとします。

下の内角をDとします。

BB’180°です。

ABCより、よって

、よって

、よって

 

・下の白い三角形の長い辺をqとします。

下の三角形の右の角の大きさをαとします。

、よって

 ・・・・・・(あ)

 

●△ABCCのところで向き合う白の三角形の長い辺をrとします。

下の内角をβとします。

 

ABCより、よって

、よって

・・・・・・(い)

 

qr2辺にもち挟角がα+βの三角形の上の辺をsとします。

左の内角をEとします。

(あ)、(い)より、

よって、

よって

 

、よって、

 

qs2辺とし挟角をE’とする三角形の長い辺をt、左の内角をγとします。

 

、よって

、よって、

 

qt2辺とし挟角を(90°−γ)とする三角形の長い辺の長さをvとします。

上の右の内角をδとします。

 

 

よって

 

、よって、

 

qv2辺とし、挟角を(90°−δ)とする三角形の左の辺をwとします。

よって

 

tw2辺とし、挟角をθとする三角形を考えます。

赤の長い辺は、です。

、よって、

 

tw2辺とし、挟角がθの三角形の上の辺の長さをxとします。

よってx