令和5年11月12日
[流れ星]
第432回数学的な連続応募解答
<解答募集期間:10月15日〜11月12日>
[正の平方根の値(1)]
問題1<2019年名古屋大学の入試問題の類題>
数nを自然数とする。正の平方根√nは整数でなく, それを10進法で表すと, 小数第1位は0であり, 第2位は0以外の数である。
(1)このようなnの中で最小な自然数nを求めよ。
(2)このようなnを小さい順に並べたとき, 100番目の自然数nを求めよ。
(3)n=2026のとき, 上の条件を満たすが, nを小さい順に並べたとき, 何番目かを求めよ。
問題2<類題>
数nを自然数とする。正の平方根√nは整数でなく, それを10進法で表すと, 小数第1位と第2位は0であり、第3位は0以外の数である。このようなnの中で最小な自然数nを求めよ。
追加問題1(出題者は「ジョーカー」)
第427回からの「確率等」の問題シリーズの6問目です。
追加問題2(出題者は「ジョーカー」)
NO1「ジョーカー」 10/15 13時38分 受信 更新 11/12
寄せられた問題の解答です
NO2「スモークマン」 10/19
22時53分 受信 更新 11/12
結構ややこしいけど面白い問題ですね ^^;
前半の方だけ気づけた気が...
問題1<2019年名古屋大学の入試問題の類題>
数nを自然数とする。正の平方根√nは整数でなく, それを10進法で表すと, 小数第1位は0であり, 第2位は0以外の数である。
(1) このようなnの中で最小な自然数nを求めよ。
(m+1/100)^2<=n<(m+1/10)^2
m^2+m/50+1/10000<=n<m^2+m/5+1/100
右辺で考えた方が mは小さいものが見つかる…
So…
m=5k+1〜4
(5+0)^2+1
(5+1)^2+1
(5+2)^2+1
(5+3)^2+1
(5+4)^2+1
つまり...
((5k+(0〜4))^2+k
最小値=(5*1+0)^2+1=26 ・・・正解
(2) このようなnを小さい順に並べたとき, 100番目の自然数nを求めよ。
100/5=20
So…(5*20+4)^2+1=10817
So…(5*20+4)^2+1=10817
<水の流れ: 5個ずつにはなっていません。最初は5個 、次は10個 15個 20個 ・・・に出てきます。 ***不正解>
(3) n=2026のとき, 上の条件を満たすが, nを小さい順に並べたとき, 何番目かを求めよ。
45<√2026<46
(5*9+0)+1…5*8+1=41番目
<水の流れ:不正解>
問題2<類題>
数nを自然数とする。正の平方根√nは整数でなく, それを10進法で表すと, 小数第1位と第2位は0であり、第3位は0以外の数である。このようなnの中で最小な自然数nを求めよ。
n<(m+1/100)^2=m^2+m/50+1/10000
m=(50k+(0〜49))^2+1
so…50^2+1=2501 ・・・正解
「スモークマン」 10/26
12時29分 受信 更新 11/12
来年の学会抄録滑り込みセーフで済んだので再考してみました。。。
(1) このようなnの中で最小な自然数nを求めよ。
n<(m+1/10)^2
n<m^2+m/5+1/100
So…
(5(k+(0〜4))+(0〜4))^2+1
k>=1
5k+(0〜4)
5(k+1)+(0〜4)
5(k+2)+(0〜4)
5(k+3)+(0〜4)
5(k+4)+(0〜4)
So…
Min{n}=5^2+1=26 ・・・正解
(2) このようなnを小さい順に並べたとき, 100番目の自然数nを求めよ。
100/25=4
(5*(4+4)+4)^2+1=44^2+1=1937
(3) n=2026のとき, 上の条件を満たすが, nを小さい順に並べたとき, 何番目かを求めよ。
(5(k+a)+b)^2+1=2026
(5(k+a)+b=√(2026-1)=45
45-0
5*9+0
So…
8*25+1=201番目
ちなみに...友人からのものは...
(1)26
(2)1157
(3)181
添付します。 すべて正解
追加問題2(出題者は「ジョーカー」)
432回追加2
S(1)=-{1+3+5+…+(2n-1)}=-n^2 ・・・正解
x^2の係数=S(2)
S(2)
=1*(3+5+…+(2n-1))+3*{5+7+…+(2n-1)}+…+(2n-3)(2n-1)
={(1+3+5+…+(2n-1))^2-(1^2+3^2+…+(2n-1)^2)}/2
={n^4-(2n*(2n+1)(4n+1)/6-4*n(n+1)(2n+1)/6)}/2
=n(n-1)(3n^2-n-1)/6 ・・・正解
x^3の係数=S(3)
S(3)
=-{(1+3+5+…+(2n-1))^3-(1^3+3^3+…+(2n-1)^3)-3*(1^2*(S(1)-1)+3^2*(S(1)-3)+…+(2n-1)*(S(1)-(2n-1)))/3!
=-(n^6-(4((2n(2n+1)/2)^2-4*(n(n+1)/2)^2)-3*n^4+n^2)/6
=-n^2(n^4-9n^2-8n-1)/6 ・・不正解
S(4)が何回計算しても、整数にならないので...under consideration です...^^;
「スモークマン」 10/29
18時18分 受信 更新 11/12
f’’’(x)
=( f’’(x))’
=(-f’(x){ 1/(1-x)+3/(1-3x)+…+(2n-1)/(1-(2n-1)x)}
-f(x){1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2})’
=-f’’(x) { 1/(1-x)+3/(1-3x)+…+(2n-1)/(1-(2n-1)x)}
-f’(x){1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2}
-f’(x) {1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2}
-2f(x){1^3/(1-x)^3+3^3/(1-3x)^3}+…+(2n-1)^3/(1-(2n-1)x)^3}
So…
f’’’(0)=-f’’(0)*n^2
-2f’(0)*(1/3)n(2n-1)(2n+1)
-2f(0){Σ[k=1,2n]k^3-8Σ[k=1,n]k^3}
=-f’’(0)*n^2-2f’(0)* (1/3)n(2n-1)(2n+1)-2*{((2n(2n+1)/2)^2-8(n(n+1)/2)^2)
=-(1/3)n(n-1)(3n^2-n-1)*n^2-2(-n^2)* (1/3)n(2n-1)(2n+1)-2n^2(2n^2-1)
=-n^2(n-1)(n-2)(n^2-n-1)
So…
S(3)=(-1/6) n^2(n-1)(n-2)(n^2-n-1) 正解です
f””(x)
=(f’’’(x))’
=(-f’’(x) { 1/(1-x)+3/(1-3x)+…+(2n-1)/(1-(2n-1)x)}
-f’(x){1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2}
-f’(x) {1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2}
-2f(x){1^3/(1-x)^3+3^3/(1-3x)^3}+…+(2n-1)^3/(1-(2n-1)x)^3})’
=-f’’’(x) { 1/(1-x)+3/(1-3x)+…+(2n-1)/(1-(2n-1)x)}
-f’’(x){1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1))^2}
-f’’(x) {1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2}
-2f’(x){1^3/(1-x)^3+3^3/(1-3x)^3+…+(2n-1)^3/(1-(2n-1)x)^2}
-f’’(x) {1^2/(1-x)^2+3^2/(1-3x)^2+…+(2n-1)^2/(1-(2n-1)x)^2}
-2f’(x){1^3/(1-x)^3+3^3/(1-3x)^3+…+(2n-1)^3/(1-(2n-1)^3)
-2f’(x) {1^3/(1-x)^3+3^3/(1-3x)^3}+…+(2n-1)^3/(1-(2n-1)x)^3}
-6f(x){1^4/(1-x)^4+3^4/(1-3x)^4+…+(2n-1)^4/(1-(2n-1)x)^4}
So…
4!S(4)
=f””(0)
=-f’’’(0)*n^2
-3f’’(0){1^2+3^2+…+(2n-1)^2}
-6f’(0){1^3+3^3+…+(2n-1)^3}
-6f(0){1^4+3^4+…+(2n-1)^4}
=n^2(n-1)(n-2)(n^2-n-1)*n^2
-n(n-1)(3n^2-n-1)* (1/3)n(2n-1)(2n+1)
+6(n^2)*n^2(2n^2-1)
-6*1*{Σ[k=1,2n]k^4-16Σ[k=1,n]k^4}
= n^2(n-1)(n-2)(n^2-n-1)*n^2
-n(n-1)(3n^2-n-1)*(1/3)n(2n-1)(2n+1)
+6n^2*n^2(2n^2-1)
-6*(2n(2n+1)(4n+1)(12n^2+6n-1)-16n(n+1)(2n+1)(3n^2+3n-1))/30
=(1/3)n^2(3n^6-24n^5+64n^4+6n^3-32n^2+1)
+(1/3)n^2(3n^6-24n^5+64n^4+6n^3-32n^2+1)
=(2/3)n^2(3n^6-24n^5+64n^4+6n^3-32n^2+1)
So…
S(4)
=(1/36) n^2(3n^6-24n^5+64n^4+6n^3-32n^2+1)・・・これは整数にならないものがあるので間違ってるんだけど、どこがおかしいのか分かりません...Orz
<水の流れ:あまり無理しないでください>
NO3「kasama」
10/20
23時00分 受信 更新 11/12
寄せられた問題の解答です
NO4「よふかしのつらいおじさん」10/31 22時29分 受信 更新 11/12
「よふかしのつらいおじさん」11/05 21時58分 受信 更新 11/12
追加問題2のxの4乗の係数を考えていて、誤りに気づきました。
xの1乗の係数が計算ミスをしていました。
xの3乗の係数は、因数分解しておきました。
xの4乗は間に合えばあとで送ります。
問題1
●平方数の平方根の小数部分は、すべての数字が「0」です。
小数第1位が「0」ということは、平方数より少し大きな数の平方根だと考えます。
次の式を考えます。
kは、mに比べ小さな整数とします。
「0.0α」は、小数第2位以下をまとめて表したものとします。
例えば、「0.0123456789・・・」を「0.0α」と表記するということです。
「」の部分について考えます。
例えば、、 です。
「」に対し「」の値は、最初の例は9.9%、次の例は1.1%です。
つまり1割にもなりません。
そこで、大まかなことを知るために、「」を省略して、
という式を考えます。
●少し様子をみます。
〇k=1、 0.0α=0.025 としてみると、
つまり、
ですが、
のように、0.0α=0.025の場合、整数部分が少なくとも20でないと、
平方したときの整数部分が1増えません。
次に、k=1、 0.0α=0.05 としてみると、
つまり、
ですが、
当然のことながら、αが大きくなるとmは小さくなります。
〇k=2、 0.0α=0.025 としてみると、
つまり、
ですが、
k=1、 0.0α=0.0125 としてみると、
つまり、
ですが、
つまり、kが2以上のとき、1/k倍のαの小数第2位が0でなければ、
、、・・・、
の平方根の小数第1位は0、小数第2位は0以外の数字となります。
●効率よく探すためになるべく大きなαで考えます。
・k=1、α=0.0999・・・(=0.1)のとき、
・k=2、α=0.1のとき、
・k=3、α=0.1のとき、
・k=4、α=0.1のとき、
・k=5、α=0.1のとき、
・k=6、α=0.1のとき、
・k=7、α=0.1のとき、
・k=8、α=0.1のとき、
・k=9、α=0.1のとき、
・k=10、α=0.1のとき、
この結果から、条件を満たすnを小さい順にリストしていくと、
・まず、k=1のグループ
・・・
の5個
・次に、k=2のグループ
、
、
・・・
、
の10個(ここまでで計15個)
・さらに、k=3のグループ
、 、
、 、
・・・
、 、
の15個(ここまでで計30個)
このような状態になります。
個数を表にしてみると、
(1)最小のn=26
(2)100番目のnは、k=6のグループにあります。
並べてみると、76番目からは、
901, 902, 903, 904, 905, 906,
962, 963, 964, 965, 966, 967,
1025,1026,1027,1028,1029,1030,
1090,1091,1092,1093,1094,1095,
1157,1158,1159.1160,1161,1162
数えて、100番目は、1157です。
(3)表より、2026は181番目です。
問題2
問題1と同様に考えて、次の式を考えます。
k=1、0.00α=0.00999・・・=0.01として、
よって、n=50×50+1=2501
追加問題2
次のΣの公式を使います。
●考えやすいように次の5個の場合の式を展開してみます。
●xの係数は、符号がマイナスでn個の奇数の和です。
●xの2乗の係数は、
左下がりの斜めに見てみると、
(右の奇数が3から始まり最後まで)×(左の奇数が1から始まり右の奇数の前まで)
●xの3乗の係数は、マイナスを省いて見てみると、
中カッコ「{ }」ごとに上の問と同様に見てみると、
(左の奇数は1から始まりn−2個)×(右の奇数は5から始まり最後まで)×(左の次の奇数から右の手前の奇数まで)
なので、
よって、
●xの4乗の係数は、パスします。
●xのn乗の係数は、奇数のn個の積で、符号は奇数個のときがマイナスなので、
NO5「三角定規」 11/04
21時39分 受信 更新 11/12
寄せられた問題の解答です。
さらに、エクセルでけ係数を求めてありました。
|
n |
x の係数 |
x^2 の係数 |
x^3 の係数 |
x^4 の係数 |
|
1 |
-1 |
0 |
0 |
0 |
|
2 |
-4 |
3 |
0 |
0 |
|
3 |
-9 |
23 |
-15 |
0 |
|
4 |
-16 |
86 |
-176 |
105 |
|
5 |
-25 |
230 |
-950 |
1689 |
|
6 |
-36 |
505 |
-3480 |
12139 |
|
7 |
-49 |
973 |
-10045 |
57379 |
|
8 |
-64 |
1708 |
-24640 |
208054 |
|
9 |
-81 |
2796 |
-53676 |
626934 |
|
10 |
-100 |
4335 |
-106800 |
1646778 |
|
|
|
|
|
|
「よふかしのつらいおじさん」11/07 12時05分 受信 更新 11/12
Σの計算はするきにならないので方程式で解きました。
●なるべく楽に、xの4乗の係数を求めます。
項の個数nの多項式で求められるとして考えます。
まず、これまでの結果をみます。
・1乗 →
・2乗 →
・3乗 →
べき乗の2倍の次数の多項式です。
べき乗より少ない次数の係数は0となっています。
これより、4乗の係数Fを、次のように考えます。
●実際に を展開します。
●Fの式にn=4から8を代入して、連立方程式を作ります。
eを消去します。
dを消去します。
cを消去します。
bを消去します。
よって、
これをFの式にもどして、
試しに、n=9とすると、
となり実際の展開と一致します。
NO5「三角定規」 11/04
21時39分 受信 更新 11/12
寄せられた問題の解答です
NO6「二度漬け白菜」」 11/09
15時39分 受信 更新 11/12
(追加問題 2 の解答):
F(n,x)=Π[j=1..n](1-(2*j-1)*x) とし,F(n,x)を展開したときの x^k の係数
を a(n,k) とする.
(答)
a(n,1)=-n^2,
a(n,2)=n*(n-1)*(3*n^2-n-1)/6,
a(n,3)=-n^2*(n-1)*(n-2)*(n^2-n-1)/6,
a(n,4)=n*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(15*n^4-30*n^3-25*n^2+12*n+7)/360,
a(n,n)=(2*n)!/(n!*(-2)^n).
(証明)
まず,a(n,1),a(n,n) は次のような計算で求めることができる.
a(n,1)=-Σ[j=1..n](2*j-1)=-n^2.
a(n,n)
=Π[j=1..n](-(2*j-1))
=(-1)^n*(2*n)!/(2*4*…*(2*n))
=(2*n)!/(n!*(-2)^n).
次に,a(n,2),a(n,3),a(n,4)が次式で書けることを n に関する帰納法で示す.
a(n,2)=n*(n-1)*(3*n^2-n-1)/6 ---(1)
a(n,3)=-n^2*(n-1)*(n-2)*(n^2-n-1)/6 ---(2)
a(n,4)=n*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(15*n^4-30*n^3-25*n^2+12*n+7)/360 ---(3)
F(n+1,x)=(1-(2*n+1)*x)*F(n,x) であるので,両辺のx^(k+1)の係数を比較
することによって次の漸化式が成り立つことがわかる.
a(n+1,k+1)=a(n,k+1)-(2*n+1)*a(n,k) ---(★)
n=1 のときには,(1),(2),(3)は正しい.
n=N のときに(1),(2),(3)が正しいと仮定する.
このとき,
a(N+1,2)
=a(N,2)-(2*N+1)*a(N,1) (∵(★))
=N*(N-1)*(3*N^2-N-1)/6-(2*N+1)*(-N^2)
=(N+1)*N*(3*(N+1)^2-(N+1)-1)/6.
よって, (1)は n=N+1 のときにも正しい.
a(N+1,3)
=a(N,3)-(2*N+1)*a(N,2) (∵(★))
=-N^2*(N-1)*(N-2)*(N^2-N-1)/6-(2*N+1)*N*(N-1)*(3*N^2-N-1)/6
=-(N+1)^2*N*(N-1)*((N+1)^2-(N+1)-1)/6.
よって, (2)は n=N+1 のときにも正しい.
a(N+1,4)
=a(N,4)-(2*N+1)*a(N,3) (∵(★))
=N*(N-1)*(N-2)*(N-3)*(15*N^4-30*N^3-25*N^2+12*N+7)/360-(2*N+1)*(-N^2*(N-1)*(N-2)*(N^2-N-1)/6)
=(N+1)*N*(N-1)*(N-2)*(15*(N+1)^4-30*(N+1)^3-25*(N+1)^2+12*(N+1)+7)/360.
よって, (3)は n=N+1 のときにも正しい.
以上よりすべての正整数 n に対して,(1),(2),(3)は正しい.(証明終)
一般の正整数 k に対して,a(n,k) は次の計算式で計算できます.
a(n,k)=(-1)^k*binomial(n,k)+Σ[p=1..k]Σ[h=0..p]Σ[r=0..h]2^p*(-1)^(k+r)*(r-h)^(p+h)*binomial(n-p,k-p)*binomial(n-1+h,p+h)*binomial(n+p,p-h)/(r!*(h-r)!).
第一種スターリング数 stirling1(n,k)を使えば,次のようにも書けます.
a(n,k)=(-1)^k*Σ[j=0..k](-2)^j*(n-j)!*stirling1(n,n-j)/((n-k)!*(k-j)!).
(stirling1(n,k)は x*(x-1)*(x-2)*(x-3)*…*(x-n+1)を展開したときのx^kの係数)
a(n,5)〜a(n,10)を計算してみました.
a(n,5)=-n^2*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(n-4)*(3*n^4-10*n^3-5*n^2+12*n+7)/360,
a(n,6)=n*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(n-4)*(n-5)*(63*n^6-315*n^5+721*n^3+294*n^2-205*n-93)/45360,
a(n,7)=-n^2*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(n-4)*(n-5)*(n-6)*(9*n^6-63*n^5+42*n^4+217*n^3-205*n-93)/45360,
a(n,8)=n*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(n-4)*(n-5)*(n-6)*(n-7)*(135*n^8-1260*n^7+1890*n^6+5460*n^5-4235*n^4-11180*n^3-2866*n^2+2912*n+1143)/5443200,
a(n,9)=-n^2*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(n-4)*(n-5)*(n-6)*(n-7)*(n-8)*(15*n^8-180*n^7+450*n^6+812*n^5-1883*n^4-2980*n^3+854*n^2+2912*n+1143)/5443200,
a(n,10)=n*(n-1)*(n-2)*(n-3)*(n-4)*(n-5)*(n-6)*(n-7)*(n-8)*(n-9)*(99*n^10-1485*n^9+5445*n^8+5082*n^7-33033*n^6-31075*n^5+55407*n^4+83402*n^3+14289*n^2-21481*n-7665)/359251200.
(以上)
「水の流れ」 更新 11/12
<水の流れから この問題は第89回の答を参照ください>
皆さん、問題や質問に答えてください。一部でも構いませんから, 解答とペンネームを添えて, メールで送ってください。待っています。