令和5年10月15日

[流れ星]

  第431数学的な連続応募解答

    <解答募集期間:9月17日〜1015日>

[n進法()

 

問題1<2016年京都大学の入試問題>

 nは4以上の自然数とする。2121331が両辺ともn進法で表記されている。このとき,nはいくつか。十進法で答えよ。

問題2<類題>

 nは4以上の自然数とする。310 ÷31331が両辺ともn進法で表記されている。このとき,nはいくつか。十進法で答えよ。

問題3<1969年金沢大学の入試問題の類題>

 ある正の数N5進法で表わすと,整数部分が2桁の循環小数xy.zzzzzz・・・となる。

また, N−1を9進法で表わすと,整数部分が2桁の循環小数zy.xxxxxx・・・となる。このとき,x,,zの値を求めよ。

 

 

 

 

追加問題1(出題者は「ジョーカー」)

 427回からの「確率等」の問題シリーズの5問目です。

 n本のうちa本が当たるくじがある。これから48本引いて7本当たる確率と,50本引いて9本当たる確率が等しいという。2023<n<2050のとき,n,aの値を求めよ。

 

 

 

 

追加問題2(出題者は「ジョーカー」)

 

a_833

 

 

 

NO1「ジョーカー」     09/17       1110     受信  更新 10/15

寄せられた問題で問題1,,3と追加問題1の解答

 

「ジョーカー」     09/17       2114     受信  更新 10/15

寄せられた追加問題2の解答

 

 

NO2「スモークマン」    09/20         1005分    受信  更新 10/15

問題1<2016年京都大学の入試問題>

nは4以上の自然数とする。2121331が両辺ともn進法で表記されている。このとき,nはいくつか。十進法で答えよ。

 

 

(1)

2^(n+2)=n^3+3n^2+3n+1=(n+1)^3

n+1=4,8,16,

n+1=2^k

n=2^k-1

2^(2^k+1)=(2^k)^3

2^k+1=3k

n>=4 なので…

k>=3

k=3 で成立

k>=4だと左辺の方が大きくなりない。

Son=2^3-1=7

 

問題2<類題>

nは4以上の自然数とする。310 ÷32=1331が両辺ともn進法で表記されている。このとき,nはいくつか。十進法で答えよ。

 

(2)

3^(n-2)=(n+1)^3

n+1=3^k

3^(3^k-3)=(3^k)^3

So

3^k-3=3k

n>=3

k>=2

k=2 のとき成立

k>=3では左辺の方が大きくなる無理。

 

問題3<1969年金沢大学の入試問題の類題>

ある正の数N5進法で表わすと,整数部分が2桁の循環小数xy.zzzzzz・・・となる。

また, N−1を9進法で表わすと,整数部分が2桁の循環小数zy.xxxxxx・・・となる。このとき,x,,zの値を求めよ。

 

5x+y+0.zzz

25x+5y+z.zzz

引くと、

20x+4y+z=4N

同様に、

9z+y+0.xxx

81z+9y+x+0.xxx

引いて

72z+8y+x=8(N-1)

So

40x+8y+2z=8N=72z+8y+x+8

39x=70z+8

x=70k+2

z=39k+1

y=04

20*2+4y+1=4N…なし

解なし?

 

・・・自信なし ^^;;

 

追加問題2

 

 

S=0.(021)(n)

S=0.(125)(m)

n^3*S=21.(021)

S=(2n+1)/(n^3-1)=(m^2+2m+5)/(m^3-1)

n=4,m=9

so

S=1/7

 

1/9+2/9^2+5/9^3

=1/3^2+2/3^4+12/3^6

=1/3^2+2/3^4+1/3^5+2/3^6

=0.(010212)・・・3進法での循環小数表示

実際に…

(3^6-1)*S=10212

(3^4+2*3^2+3+2)/(3^6-1)

=1/7

 

「スモークマン」    09/27         2347分    受信  更新 10/15

友人が以下の問題を解いてくれました Orz

 

問題3<1969年金沢大学の入試問題の類題>

ある正の数N5進法で表わすと,整数部分が2桁の循環小数xy.zzzzzz・・・となる。

また, N−1を9進法で表わすと,整数部分が2桁の循環小数zy.xxxxxx・・・となる。このとき,x,,zの値を求めよ。

 

N  5進 xy.zz...

N-1 9進 zy.xx...

5進だから x,z1.2.3 y0,1,2,3,4

5進より 4N=20x+4y+z

9進より 8(N-1)=72z+8y+x

これより

39x-70z-8=0

1の位より、x=2 のみ

z=1

yは任意(0,1,2,3,4)

 

*考え方がやっとつかめてきましたわ ^^;;v

 

 

NO3kasama          09/21         2235分    受信  更新 10/15

 

寄せられた問題の解答

 

 

NO4「よふかしのつらいおじさん」9/25  1733     受信  更新 10/15 <

 

問題1

n進法で表されているので、

左辺は、

 

右辺は、

 

よって、

 

(1)式をみると左辺は2のべき乗になっているので、

右辺をみて、nは4以上なので、{71531、・・・}が候補です。

 

左辺は、

n=7なら、 

n=15なら、 

n=31なら、 

 

右辺は、

n=7なら、  

n=15なら、  

n=31なら、  

 

n=7 で成立します。

 

指数について、

左辺は、−1の値が2倍、

右辺は、+3

のように増えていくので、n=7のときだけです。

 

 

問題2

n進法で表されているので、

左辺は、

 

右辺は、

 

よって、

 

(2)式をみると左辺は3のべき乗になっているので、

右辺をみて、nは4以上なので、{82680、・・・}が候補です。

 

左辺は、

n=8なら、 

n=26なら、 

n=80なら、 

 

右辺は、

n=8なら、  

n=26なら、  

n=80なら、  

 

n=8 で成立します。

 

指数について、

左辺は、+3の値が3倍、

右辺は、+3

のように増えていくので、n=8のときだけです。

 

 

問題3

●x、y、zはいずれも4以下の整数です。

整数部分を見ると、 なので、Nは25より小さな数です。

 

5進法で表すと、

 

小数部分は、初項  、公比  の無限等比級数なので、

 

よって、

 

9進法で表すと、

 

小数部分は、初項  、公比  の無限等比級数なので、

 

よって、

 

 

●先ず、小数部分を比較して、 より、

 4以下の数)

 

 

次に、整数部を比較して、(4)1を加えて(3)と等しいとすると、

 

(5)の解として、がすぐにわかります。

 

 (5)から辺々を引くと、

 よって、nを整数として、

 

xは{2,11,20,・・・}、zは{1,6,11,・・・}

 

 

前の結果とあわせて、

 

よって、

 

 

追加問題1

48本引いて、7本当たり、41本外れる確率は、

 

 

 

50本引いて、9本当たり、41本外れる確率は、

 

 

上の2つの確率が等しいとすると、

 

 

aの2次方程式として解くと、

 

ここで根号の中は、

 

nもaも正の整数なので、  を約すようなnを探します。

 なので、1975から2002を調べます。

0のところは、因数が1個しかありません。

連続した2数で、572個ずつ因数にもつところはありません。

この範囲では解を見つけられません。

 

 

しかし、5049(n=98)は、572個ずつ因数にもちます。

aの解の式に代入してみると、

 

 

 

 

 

条件にはあいませんが、 は2つの確率が等しくなります。

 

<水の流れ:2023<n<2050のときですので>

 

追加問題2

●循環小数は、無限等比級数の和で表すことができます。

 

この2つが等しいので、具体的に調べます。

 は明らかなので、先ず  としてみます。

 

上の小数は、第1位が0、第2位が2なので、 です。

次に、 としてみます。

となり、一致しました。

(他の組み合わせは、ありません)

 

●次に、 3進法で表します。

小数部分を次々3倍して、順々に決めていきます。

 

 

ここで分子が1となり、以降は循環します。

 

 

 

 

「よふかしのつらいおじさん」10/01  1626     受信  更新 10/15 <br>

 

追加問題1

◆くじを戻す場合と戻さない場合の2通りで解いてみます。

 

▲くじを引いた後結果を記録し、戻す場合

 

くじを引いたとき当たる確率は、 なので、

48本引いて、7本当たる確率(41本外れる)は、

 

50本引いて、9本当たる確率(41本外れる)は、

 

それぞれの右辺が等しいとして整理すると、

 

よって、n=2030、a=348となります。

 

 

▼くじを引いて、戻さない場合

 

48本引いて、7本当たり、41本外れる確率は、

 

 

 

50本引いて、9本当たり、41本外れる確率は、

 

 

上の2つの確率が等しいとすると、

 

 

aの2次方程式として解くと、

 

ここで根号の中は、

 

nもaも正の整数なので、  を約すようなnを探します。

 なので、1975から2002を調べます。

0のところは、因数が1個しかありません。

連続した2数で、572個ずつ因数にもつところはありません。

この範囲では解を見つけられません。

 

 

しかし、5049(n=98)は、572個ずつ因数にもちます。

aの解の式に代入してみると、

 

 

 

 

条件にはあいませんが、 は2つの確率が等しくなります。

 

 

NO5「三角定規」    10/08         1923     受信  更新 10/15

 

寄せられた問題の解答す。

 

 

「水の流れ」                        更新 10/15

 

 

 

431回の1,2の答

 

 

 

431回の3の答

 

 

皆さん、問題や質問に答えてください一部でも構いませんから, 解答とペンネームを添えて,メールで送ってください。待っています。