令和6年2月4日
[流れ星]
第435回数学的な連続応募解答
<解答募集期間:1月7日〜2月4日>
「千葉大の過去問]
追加問題(出題者は「ジョーカー」)
今回から2024に関する問題シリーズ第2段
問題1
問題2
問題3
問題4(第427回からの「確率等」の問題シリーズの9問目)
NO1「ジョーカー」 1/7
18時45分 受信 更新 2/4
寄せられた問題の解答です
NO2「スモークマン」 1/8
00時00分 受信 更新 2/4
今年も果敢にチャレンジ!!
問題1
m^4+5m^2
=m^2(m^2+5)
m^2 と2m+1とは互いに素
so…
m^2+5が2m+1の倍数
・m=2k のとき
m^2+5
=(2k)^2+5=4k^2+5
2m+1=4k+1
(4k^2+5)/(4k+1)=k+(5-k)/(4k+1)
So…k=5
つまり、m=2*5=10
・m=2k-1 のとき
m^2+5
=(2k-1)^2+5=4k^2-4k+6
2m+1
=2(2k-1)+1
=4k-1
(4k^2-4k+6)/(4k-1)
=k+(6-3k)/(4k-1)
So…k=1,2
つまり、m=1,3
結局…
m=1,3,10
<水の流れ:他にも答えはあります>
問題2
(21)
z^3=-i
=cos((2n+3/2)π)+i*sin((2n+3/2)π)
So…
z=cos((4n+3)/6*π)+i*sin((4n+3)/6*π)…n=非負整数
(22)
同様に
z^100=-i=cos((4n+3)/2*π)+i*sin((4n+3)/2*π)
z=cos((4n+3)/200*π)+i*sin((4n+3)/200*π)
図より
π+π/3<=(4n+3)/200*π<2π ならいい。
So…
4/3<=(4n+3)/200<2
(800-9)/12<=n<(400-3)/4
791/12<=n<397/4
65.<=n<99.
So…
66<=n<=99
So…
99-65=34個
ジョーカー様の追加問題
問題1
すべての項はx^(11a+23b)の形だから、
11a+23b は11と23とは互いに素な数なので
天下り的に、(11-1)(23-1)=220以上はすべて表せる。
また、同じく天下り的に、11a+23bが0〜219までの半数が表せるので
220/2+2024-220+1
=110+1805
=1915項・・・不正解
問題2
111…111
=(10^2024-1)/9
与式
=(1/3)√(10^2024-1)
(10^1012+1)(10^1012-1)
(10^1012-1/(10^1014))^2<10^2024-1<(10^1012)^2
10^2024-1/50+1/(10^2028)<10^2024-1<10^2024
(999…999.999…999)/3<与式<1000…000/3
333…333.333…333<与式<333…333.333…
So…3・・・惜しいここから考えて
問題3
2024^2-024=x
t=√(x+√(x+√(x…
t^2=x+t
t^2-t=2024^2-2024
so…t=2024
問題4
(97/100)^n<1/2
n*(log9.7-1)<-log2
n(1-log9.7)>log2
n>log2/(1-log9.7)=0.3010/0.0132=22.8…
so…23枚以上
「スモークマン」 1/8
00時00分 受信 更新 2/4
問題1
m^4+5m^2
=m^2(m^2+5)
m^2 と2m+1とは互いに素
so…
m^2+5が2m+1の倍数
mは4ではないので
4m^2+20=(2m+1)^2-4m+19=(2m+1)^2-2(2m+1)+21
So…21の約数が2m+1であればいい。
21=3*7
2m+1=±1,3,7,21
So…
m=0,-1,1,-2,3,-4,10,-11
*mは正の整数でなくてもいいのでした ^^;
ジョーカー様の問題2は
マクローリン展開ってのはよくわからないもので...
評価を狭めてみました...
111…111
=(10^2024-1)/9
与式
=(1/3)√(10^2024-1)
so…以下のように評価してみる
(10^1012-1/(*10^1012))^2<10^2024-1<(10^1012-1/(2*10^1012))^2・・・@
10^2024-2+1/(10^2024)<10^2024-1<10^2024-1+1/(4*10^2024)
So…@は
999…998.000…001000…<√(10^2024-1) <999…999.000…0005000…
小数点1013番目は、それぞれ、左辺は10 の0, 右辺は05 の5
So…これの1/3は…
333…332.666…6667000…< <333…333.000…0001666… So…
小数点1013番目は左辺の70 の0、右辺の01の1
So…0(0)より大きく,1(6)より小さい
いずれにせよ、小数点第1013番目は1しかありえない。
怪しいか...^^; ?
NO3「kasama」
1/15
00時07分 受信 更新 2/4
寄せられた問題の1回目の解答です
「kasama」
1/16
01時21分 受信 更新 2/4
寄せられた問題の2回目の解答です
NO4「二度漬け白菜」 01/16
21時09分 受信 更新 2/4
(追加問題の解答)
[問題 1]
(1+x^11+x^23)^(2024)を展開したときの項数は,
23*(2024+1-11)=46322.(答)
a,b,r はいずれも正整数で,2≦a<b, gcd(a,b)=1,r≧(b-1)とする.
(1+x^a+x^b)^rを展開したときの項数を F(a,b,r) とする.
F(a,b,r)は次式で計算できる.
F(a,b,r)=(a*b-a-b+1)/2+(b*(r+2-b))+Σ[j=0..b-a-1]floor(b-(1+j*b)/(b-a)).
(特に,b=k*a+1(kは正整数)のときには,
F(a,b,r)=F(a,k*a+1,r)=(k*a+1)*(2*r+2-k*a)/2.)
以下,この計算式の根拠を示す.
0≦n≦b^r なる整数 n であって,
n=a*x+b*y (ただし x,yは 0≦x,0≦y,x+y≦rを満たす整数) ---(★)
という形にかけるようなものの個数が F(a,b,r) である.
(★)の形にかける整数 n を「表示可能」と呼ぶことにする.
(1) 0≦n≦(a*b-a-b) なる n のうち,表示可能なものは,(a*b-a-b+1)/2 個である.
(証明) 次の主張を示せばよい.
「M+N=(a*b-a-b)なる0以上の整数 M,N に対して,M,N のうち,どちらか一方のみが
表示可能である.」
0≦n≦(a*b-a-b) なる任意のnに対して,gcd(a,b)=1より,
n=a*x+b*y
となるような整数(x,y)が存在する.
n=a*x+b*y=a*(x-b*t)+b*(y+a*t)
であるから,xをbの倍数だけ増減させることが可能.したがって,
n=a*X+b*Y (ただし 0≦X≦(b-1))
の形にかき直せる.このとき,必ず X+Y≦r となっている.
(もしX+Y>rとなっていたとすれば,Y>r-Xより,
n=a*X+b*Y>a*X+b*(r-X)≧-(b-a)*X+b*r≧-(b-a)*(b-1)+b*r
≧-(b-a)*(b-1)+b*(b-1)=a*b-a となって 0≦n≦(a*b-a-b) に反する.)
0≦n≦(a*b-a-b)なるとき,n=a*x+b*y が表示可能であることは,
条件 0≦x≦(b-1) のもとで表示可能であることと同値であり,このとき,
(n=a*x+b*yが表示可能でない)⇔(y<0)
となっている.
M+N=(a*b-a-b)なる0以上の整数 M,Nに対して,
0≦x,s≦(b-1)なる整数 x,s および 整数 y,t を用いて,
M=a*x+b*y, N=a*s+b*t
とかける.
M,N が表示可能であることは,それぞれ y,t が非負であることと同値.
M+N=(a*b-a-b)であるから,(a*x+b*y)+(a*s+b*t)=(a*b-a-b),
つまり,b*(y+t-a+1)=-a*(x+s+1).
gcd(a,b)=1であるから,bは(x+s+1)を割り切る.
1≦(x+s+1)≦(2*b-1)であるから,(x+s+1)=b.
よって y+t=-1を得る.
これより M,N のうち,どちらか一方のみが表示可能であることが判り,
主張が従う.
(2)(a*b-a-b)<n≦b*r-(b-a)*(b-1) なる整数 n はすべて表示可能である.
(証明)
集合 {n,n-a,n-2*a,n-3*a,…,n-(b-1)*a} は b を法としたときの
完全剰余系となる.
よって n-x*a≡0(mod b) となるような整数 x (0≦x≦(b-1))
がただ一つ存在する.
y=(n-x*a)/b とすれば n=a*x+b*y であり,
y=(n-x*a)/b>((a*b-a-b)-(b-1)*a)/b=-1 より y≧0. さらに,
x+y
=x+(n-x*a)/b
=(n+(b-a)*x)/b
≦(b*r-(b-a)*(b-1)+(b-a)*(b-1))/b
=r
であるから,nは表示可能.
(3)b*r-(b-a)*(b-1)<n≦b*rなるnのうち,表示可能なものの個数を
G(a,b,r) とすると,
G(a,b,r)=Σ[j=0..b-a-1]floor(b-(1+j*b)/(b-a)).
(証明)
(1+x^a+x^b)^r=(1+(x^a)*(1+x^(b-a)))^r であるから,
(nが表示可能)⇔(n=k*a+p*(b-a) (k,pは0≦k≦r,0≦p≦kなる整数) ).
n=b*r-(b-a)*(b-1)+t とし,n=k*a+p*(b-a) とから,
t=(b-a)*(b-1)+k*a+p*(b-a)-b*r ---(☆)
k=p=rのとき,(☆)より,t=(b-a)*(b-1)となる.
k=rを保ちながら,pを1ずつ減じてゆく.
p=r-1,r-2,r-3,…に対応して,
t=(b-a)*(b-1)-(b-a),(b-a)*(b-1)-2*(b-a),(b-a)*(b-1)-3*(b-a),…を得る.
さらにk=p=r-1のとき,(☆)より,t=(b-a)*(b-1)-bとなる.
k=r-1を保ちながら,pを1ずつ減じてゆく.
p=r-2,r-3,r-4,…に対応して,
t=(b-a)*(b-1)-b-(b-a),(b-a)*(b-1)-b-2*(b-a),(b-a)-b-3*(b-a),…を得る.
以下,同様の操作を,tが正の値を取り続ける限り行う.
このようにして得られるtの値はすべて異なる.
(もしも(b-a)*(b-1)-s*b-u*(b-a)=(b-a)*(b-1)-S*b-U*(b-a)なるs,u,S,U(s<S)があると
すると,(S-s)*b=(u-U)*(b-a). gcd(b,b-a)=1であるから,(b-a)は(S-s)を割り切る.
ところが 0≦s<S<(b-a) であるから(b-a)が(S-s)を割り切ることは不可能.)
以上から,
G(a,b,r)
=1+(b-2)+Σ[j=1..floor(((b-a)*(b-1)-1)/b))](1+floor(((b-a)*(b-1)-j*b-1)/(b-a)))
=Σ[j=0..b-a-1]floor(b-(1+j*b)/(b-a)).
特に,
G(a,k*a+1,r)=k*a*((k-1)*a+2)/2.
(1),(2),(3)より
F(a,b,r)
=(a*b-a-b+1)/2+(b*r-(b-a)*(b-1)-(a*b-a-b))+G(a,b,r)
=(a*b-a-b+1)/2+(b*(r+2-b))+Σ[j=0..b-a-1]floor(b-(1+j*b)/(b-a)).
特に,
F(a,k*a+1,r)=(k*a+1)*(2*r+2-k*a)/2.
[問題 2]
√(1_(2024))の小数第1013位の数字は 1 (答)
1_(2024)=(10^2024-1)/9 に注意する.
A=(10^1014)*√(1_(2024))=(10^1014)*((10^2024-1)/9)^(1/2),
B=(10^2)*(10^2024-1)/3
とおく.
Bは2026桁の正整数であって,下2桁が00,それ以外の桁はすべて3.
いまからAの整数部分の下2桁が16であることを示す.
(B+17)^2-A^2=(1/9)*(2*10^2026+9*17^2-200)>0,
(B+16)^2-A^2=(1/9)*(-4*10^2026+400+9*16^2)<0.
よって,(B+16)^2<A^2<(B+17)^2.
よって,(B+16)<A<(B+17).
よって,Aの整数部分の下2桁は16.
よって,√(1_(2024))の小数第1013位の数字は 1.
[問題 3]
(与式)=Aとおくと, A^2=2024^2-2024+A.
これを解いて, A=2024(答)
[問題4]
23枚必要(答)
1-(97/100)^n ≧ 1/2 となるような最小のnを求めればよい.
1-(97/100)^n ≧ 1/2
⇒1/2≧(97/100)^n
⇒-log_10(2)≧n*(log_10(97)-2)=n*(log_10(9.7)-1)
⇒-0.3010≧n*(0.9868-1)
⇒ceil((-0.3010)/(0.9868-1))≦n
⇒23≦n.
NO5「よふかしのつらいおじさん」01/22 16時13分 受信 更新 2/4
問題1
です。
● が、 のk倍の場合を調べます。
根号内は連続する2整数の積なので平方数になるのは、k=0、−1のときだけです。
よって、m=0、−1
● が、 のk倍の場合を調べます。
mが整数なので、根号の中は平方数です。
2乗と1乗の係数がともに1なので、
青の数は、 という値です。
5を超えると、連続する2数の積にはなりません。
k=2、−3、5、−6のとき成立するので、m=3、1、−2、−4、10、0、−1、−11
●
最後に、 が、 のk倍の場合を調べます。
2m+1は奇数なので、素数か合成数です。
素数の場合は、上のどちらかの場合になり、mが求まっています。
よって、2m+1が合成数の場合を調べればよいことになります。
新たにmは見つかりませんでした。
整理して、
m=−11、−4、−2、−1、0、1、3、10
問題2
−iのn乗根の一つは、ガウス平面の原点を中心とする単位円をx軸の正とy軸の負のなす角(90度)をn等分し、
x軸の正の方から1つ目の点の複素数です。
他は、その点を基準に、円周をn等分した各点の複素数です。
(1) zは、−iの3乗根です。
図の赤い点の複素数で、
(2) の解は、k=1、2、・・・100として、
です。
この複素数が水色の部分に入ればよいわけです。
図の左下の複素数の偏角は、 なので、
k=67とすると、偏角は になります。
よって、100−67+1=34個です。
追加問題
問題1
の展開は、 と をもとにして指数が決まります。
次のような表を考えます。
例えば、左の見出しが4、上の見出しが3の欄の113は、
という指数を表しています。
の展開のxのとりうる指数はこの表にすべて出てきます。
一番大きな指数は、 の46552乗です。
のべき乗が22までなので、この表の指数はすべて異なります。
さて、 のべき乗が23の欄を考えてみます。
という指数なので、初項253、公差23の等差数列です。
これは、上の表の11のべき乗が0の欄の23のべき乗が11以降の値と同じです。
同様に、 のべき乗が24の欄は、
という指数なので、初項264、公差23の等差数列です。
これは、上の表の11のべき乗が1の欄の23のべき乗が11以降の値と同じです。
・・・
のべき乗が45の欄は、
という指数なので、初項495、公差23の等差数列です。
これは、上の表の11のべき乗が22の欄の23のべき乗が11以降の値と同じです。
のべき乗が46の欄は、
という指数です。
これは、上の表の11のべき乗が0の欄の23のべき乗が22以降の値と同じです。
・・・
のべき乗が68の欄は、
という指数です。
これは、上の表の11のべき乗が22の欄の23のべき乗が22以降の値と同じです。
このように、23行ごとに最初の表の途中から同じ数が現れます。
よって、最初の表の数の個数が求める答えになります。
最初の表の11のべき乗が22の欄は、行が1つ下がると、1マス減るので、2003個あるので、
問題2
なれるために、 の小数第3位を調べます。
そのために、 を使います。
これに習い、問題を解きます。
よって、小数第1013位は、1。
問題3
とおきます。
両辺を2乗します。
です。
ゆえに、
問題4
3等が当たる確率を 以上にすると言うことは、
3等が当たらない確率を より小さくにすると言うことです。
はがき1枚について、3等が当たらない確率は、 なので、はがきがn枚とすると、
よって、はがき23枚は必要。
「三角定規」 02/03
17時35分 受信 更新 2/4
寄せられた問題の解答です
「水の流れ」
更新 2/4
皆さん、問題や質問に答えてください。一部でも構いませんから, 解答とペンネームを添えて, メールで送ってください。待っています。