令和8年3月1日
[流れ星]
第464回数学的な連続応募解答
<解答募集期間:2月1日〜3月1日>
[2026の雑題(2)]

追加問題(出題者は「ジョーカー」) 新作シリーズ
四分円内の正方形と正三角形の1辺について『3』
問題1 シリーズ7問目
正方形と正三角形の1辺が異なる(a>b),

問題2 シリーズ8問目
正方形と正三角形の1辺が異なる(a>b),

NO1「ジョーカー」 2/1 18時31分 受信 更新 3/1
寄せられた解答です
NO2日曜数学者」
2/1 22時24分
受信 更新 3/1
問題4
[解答]
(mod 3)で考えると、
2026≡1 (mod 3), 2027≡2 (mod 3)
より、
2026^20+2027≡1^20+2≡1+2≡3≡0 (mod 3)
である。
よって、2026^20+2017は3より大きく、3で割り切れるので、合成数である。
[別解1]
(mod 17)で考えると、
2026≡3 (mod 17), 2027≡4 (mod 17)
である。
また、17は素数なので、Fermatの小定理より、
3^16≡1 (mod 17)
である。
2026^20≡3^20≡(3^16)*(3^4)≡81≡13 (mod 17)
より、
2026^20+2027≡13+4≡17≡0 (mod 17)
である。
よって、2026^20+2027は17より大きく、17で割り切れるので、合成数である。
[別解2]
f(x)=x^20+x+1,ω=(-1+√(-3))/2とおくと、ωはx^2+x+1の根であり、ω^3=1である。
f(ω)=ω^20+ω+1=(ω^3)^6*ω^2+ω+1=1^6*ω^2+ω+1=ω^2+ω+1=0 より、
整数係数20次多項式f(x)は根ωおよびωのconjugateを根に持つので、x^2+x+1で割り切れる。
実際に割り算を実行すると、
f(x)=(x^2+x+1)*(x^18
- x^17 + x^15 - x^14 + x^12 - x^11 + x^9 -
x^8 + x^6 - x^5 + x^3 - x^2 + 1)
となる。
ここで、x=2026とすると、
2026^18 - 2026^17 +
2026^15 - 2026^14 + 2026^12 - 2025^11 + 2026^9 -
2026^8 + 2026^6 - 2026^5 + 2026^3 - 2026^2
+ 1
=(2026^17+2026^14+2026^11+2026^8+2025^5+2026^2)*2025+1
は、1より大きい整数である。
よって、2026^20+2027=f(2026)は、2026^2+2+2026+1より大きく、2026^2+2026+1で割り切れるので、合成数である。
[参考]
素因数分解すると、
2026^2+2026+1=4106703=3*61*22441,
2026^18 - 2026^17 + 2026^15
- 2026^14 + 2026^12 - 2025^11 + 2026^9
- 2026^8 + 2026^6 - 2026^5 + 2026^3 -
2026^2
+
1=330594424597045750127798162416935330416519828388622109700901
=17*29927*7974731*7696120477411*10587551108614655783053776426202979
より、
2026^20+2027=1357653115275961573187079096992115572227513228803039583775019239403
=3*17*61*22441*29927*7974731*7696120477411*10587551108614655783053776426202979
となる。
「日曜数学者」です。 2月5日 07時13分 受信 更新 3月1日
最近(ここ4カ月ほど)は、とても興味深い問題
「平方因子を持たない整数nで、gcd(n,290)=1となるnについて、不定方程式
A^4+B^4+C^4=2*n^2*D^4
の整数解A,B,C,D (ただし 0<A<=B<=C,gcd(A,B,C,D)=1,
A+B≠C)を求める」
に注力しております。
例えば、n=101のとき、小さい整数解(D<=1000)が無いことはすぐに分かりますが、
大きい(これまで誰も見たことが無かった)整数解を無数に持つことが分かりました。
11566524698278008178175494709128636544635230699^4+55533467549319684604321403836601861318197410455^4+96201694481007146665176733936502346101197249772^4=20402*8264519317562045735851914877899065409532634189^4
4295871272152466746761976654307690460850681558116960^4+5169308675927745227653369081559493536138890498803277^4+18709046623091823208347464671193295234961314573378103^4=20402*1568787235259872750692717840566404947094690664091313^4
...
これを求めたのは、おそらく世界で初めてです。
多倍長の整数四則演算ができるソフトウェア(Python,
ruby, pari/gp, asir, GNU Common LISP, Google AIモードなど)を
使えば、簡単に確認できます。
多倍長の整数四則演算ができない(64bitの整数四則演算はできる)場合は、上記の2式については、
4桁の異なる素数pを十分な数だけ(100個くらい)用意して、
両辺が(modp)で等しくなることを確認して、
中国剰余定理を適用すれば、両辺が等しいことを証明できます。
最新の整数解のまとめは、
https://www.kaynet.or.jp/~kay/misc/de46-to1000.html
にあります。整数解を求める方法については、以下のどれかを参照ください。
n=41のとき
https://www.kaynet.or.jp/~kay/misc/de46-41.html
JANT講演資料(2026/03/11予定) "On Diophantine
Equation"
https://www.kaynet.or.jp/~kay/misc/jant/OnDiophantineEqA4+B4+C4-2n2D4.pdf
論文(査読なし、preprint) "Constructing Infinite
Families of Solutions to Diophantine Equation $^4+y^4+z^4=2 n^2 w^4$ with $z
\ne x+y$ via 4-dscent on Elliptic curves"
https://www.kaynet.or.jp/~kay/misc/paper/math-paper-de.pdf
<水の流れ:世界で初めての発見には驚きと共に、「日曜数学者」さんの日頃の素晴らしく、奥行きの深い研究には頭が下がります。今後の成果を期待しています。ご活躍をお祈りします。>
NO3「よふかしのつらいおじさん」 2/2 21時57分 受信 更新 3/1
<新聞記事を見ての感想:算額の関連の新聞記事を読みました。
算額は難しいというイメージが自分にはあります。
応募問題にも歯の立たない問題がありました。
しかし、自分が一番すごいと思うのは、照明や文房具が不十分だったり、
算用数字がないのに複雑な計算をしていたということです。
最近は応募問題に面倒な計算はありませんが、以前は何枚も計算して
ようやく解答に至る問題がありました。
そんな計算を昔の人はよくやったなと思います。>
「よふかしのつらいおじさん」 2/3 23時22分 受信 更新 3/1
寄せられた解答です
NO4「スモークマン」 2/3 17時19分 受信 更新 3/1
(1)
2026(x+y)=xy
x(2026-y)-2026(2026-y)=-2026^2
(x-2026)(y-2026)=2026^2=2^2*1013^2
So…2^x*1013^y・・・片方が決まれば残りも決まる=1:1対応
So…3^2=9通り
「スモークマン」
2/4
21時33分 受信 更新 3/1
以下の2行の応募は上記のものです。
x≠0 なので、 (x-2026)(y-2026)=2026^2=2^2*1013^2 において、x-2026=y=2026=2026
のケースは除かれるわけですね ^^v
(2)
(x-1)(x^5+x^4+x^3+x^2+x+1)=x^6-1=0 の解のうち、1以外の解がa1〜a5
x^6-1=(x^3-1)(x^3+1)
so…±ω,±ω^2,-1
ak^2026=(ak^6)^337*ak^4
so…
Σ[k=1,5]
ak^2026=a1^4+a2^4+a^3^4+a4^4+a5^4
=(ω)^4+(ω^2)^4+(-ω)^4+(-ω^2)^4+(-1)^4
=ω+ω^2+ω+ω^2+1
=-2+1
=-1
(3)
x^2+1/x^2=√2
(x^2+1/x^2)^2=2
So…
x^4+1/x^4=0
x^4=t
t+1/t=0
t^2+1=0
t=±i
x^2026+1/x^2026
=(x^4)^506*x^2+1/((x^4)^506*x^2)
=(t^2)^253*x^2+1/((t^2)^253*x^2)
=-(x^2+1/x^2)
=-√2
(4)
2026^20+2027
mod 3で
与式≡1^20+2≡0
So…3の倍数なので素数ではない。


NO5「二度漬け白菜」
2/7
11時16分 受信 更新 3/1
第464回数学的な連続応募問題の解答:
[問題 1]
1/x+1/y=1/2026を満たす整数の組(x,y)は,17組 (答).
1/x+1/y=1/2026
⇔
x*y≠0 かつ
(2026-x)*(2026-y)=(2^2)*(1013^2).
(2026-x)*(2026-y)=(2^2)*(1013^2)を満たすような
整数(2026-x,2026-y)の組は,a,bを0≦a,b≦2なる任意の整数として,
(2026-x,2026-y)=(2^a*1013^b, 2^(2-a)*1013^(2-b)) または
(2026-x,2026-y)=(-2^a*1013^b, -2^(2-a)*1013^(2-b)).
このうち,(2026-x,2026-y)=(2026,2026)の場合のみは,
x=y=0となるので,不適.
適するのは,3*3*2-1=17組.
[問題 2]
[k=1〜5](α[k])^2026 = -1 (答).
α[0]=1 とおく.そうすると,
6個の異なる複素数α[0],α[1],α[2],…,α[5]
は,x^6-1=0の解である.つまり,
{α[0],α[1],α[2],…,α[5]}={exp(I*2*j*π/6) | j=0,1,2,…,5}.
よって,
[k=1〜5](α[k])^2026
=[k=0〜5](α[k])^2026 - (α[0])^2026
=[j=0〜5](exp(I*2*j*π/6))^2026 - (1)^2026
=[j=0〜5](exp(I*π*(2026/3)))^j - 1
=(1-exp(I*π*(2026/3)*6))/(1-exp(I*π*(2026/3))) - 1
=0-1
=-1.
[問題 3]
x^2026+(1/x)^2026 = -√2 (答).
x^2+(1/x)^2=√2
⇒(x^2+(1/x)^2)^2=2
⇒x^4+(1/x)^4=0
⇒x^8=-1.
よって,
x^2026+(1/x)^2026
=(x^2)*(x^8)^(253)+((1/x)^2)*((1/x)^8)^(253)
=(x^2)*(-1)^(253)+((1/x)^2)*(-1)^(253)
=(-1)*(x^2+(1/x)^2)
=-√2.
[問題 4]
2026^20+2027は,合成数 (答).
2026≡1(mod 3) であるから,2026^20≡1^20≡1(mod 3).
さらに,2027≡2(mod 3)であることにより,
2026^20+2027≡1+2≡3≡0(mod 3).
(以上)
NO6「kasama」
2/17
00時17分 受信 更新 3/1
寄せられた解答です
NO7「三角定規」
2/17
11時37分 受信 更新 3/1 <
寄せられた解答です
< 今回の [問題4] は,前回の [問題1] が大きなヒントになったので出来ました。
ノーヒントだったら出来なかったかも??
前回 give up した [問題3] の 2026^2026 ですが
<水の流れさんの解でようやく理解しました。ですが,
2026=675×3+1 から
2026^2026=((2026^2025)^3)×2026
は,私には見えませんでした。脱帽です。。
「水の流れ」
更新 3/1

<水の流問題1の訂正
x−2p=y−2p=2026は x=y=0 となり 不適
従って 18−1=17(組)が正解となります。
皆さん、問題や質問に答えてください。一部でも構いませんから, 解答とペンネームを添えて, メールで送ってください。待っています。