<水の流れ> (私の一日NO23)

N014:2000年11月3日(金)今日の夜、2年後半組が中国上海虹橋国際空港から名古屋国際空港に降りてきます。現地からの報告を「大垣南高校」のホームページに載せてあります。ご覧ください。
 さて、昨日の新聞に、書籍を中心にインターネット小売りでアメリカ最大のアマゾン・コムが
「日本語ホームページ」による書籍販売を始めた発表していました。本等の注文ある方はご利用ください。
今、太郎さんが気にしていることがあります。三角形の3辺の長さが与えられているとき、その面積を求めるのには、あの有名なヘロンの公式を使って求めますが、ギリシャ人のヘロンは2000年も前に、S=√{s(s−a)(s−b)(s−c)}を発見しているのです。現在の教科書では、三角関数の知識から導いて生徒に教えていますが、ここが太郎さんにとって気になっているところです。
 当時のヘロンのように幾何学で、三角形の面積求める公式を考えたいと思っています。皆さん!一緒に考えてください。

N013:2000年11月2日(木)心が休まる言葉。心の奥に響いてくる言葉。心にしみ込む言葉。勇気が湧いてくる言葉。そんな言葉を、たくさん知っていたい。そして、自分のために、ときどき その言葉は言ってあげよう。
 元気がないとき。迷ったとき。嫌なこと事をしてしまったとき。言葉は、元気になるおまじない。自分に効くおまじないを、たくさん見つけよう。
以上、「心に水をやり育てるための50レッスン:廣瀬裕子」(大和書房)から、廊下の掲示黒板に書いてある今月の言葉を紹介しました。皆さんも ”自分に効くおまじない”を見つけてみてはいかがですか。ちょっとしたら
”ほのぼのとした感情”が湧いてきて幸せを感じる瞬間かもしれませんよ。

N012:2000年11月1日(水)太郎さんは、学校のメールを開いたら、修学旅行先の中華人民共和国の蘇州のホテルから、次のような連絡が入っていました。
「本日16時15分に無事に、天平大酒店に着きました。全員とても元気です。順調に行程を行い、予定よりも早くホテルに到着しました。ホテルの食事は、お昼より美味しかったです。古典舞踊も楽しめました。
こちらの天気は、曇りです。少し、肌寒く暗いです。蘇州の寒山寺の鐘を撞いて楽しみました。3回鐘を撞くと、願い事が3つ叶うそうです。これは、ホテルのビジネスルームから、送信しています。30分12元(為替ルートは75元が千円ですので、約160円)かかります。ただいまの時間は現地時間で、19時30分です。」以上のようなメールでした。
 インターネットの良さが発揮しています。早速、勤務先から、携帯電話に接続して、送信しています。
ここからは、帰宅後、昨日のライプニッツ(1646〜1716)に関するエピソードの続きを書きます。数学者といえば政治には縁遠い浮き世の存在と考えがちですが、ライプニッツは1670年に、こともあろうに敵国フランスのルイ14世に対して、「エジプト侵略」を提案しています。ライプニッツはフランスの国務大臣に呼ばれパリに行ったのの、ルイ14世にはお目通り叶わず、文書はハノーバー図書館に眠ることとなります。
こうして130年後の1803年にナポレオンがハノーバーを占領した際に、百年も前にドイツの数学者が「エジプト侵略」をフランスに対し進言していた事実に驚愕(ナポレオンのエジプト侵略は1798年)。ライプニッツの狙いはルイ14世の侵略戦争の矛先をドイツでなく、よその国に向けさせることにあったようです。
さて、美しい話第29話として、「対数の発見」として、まとめましたので、ご覧ください。

N011:2000年10月31日(火)今朝午前1時45分に三重県紀伊長島町を震源とする「マグニチュード」5.5の地震がありました。太郎さんの住んでいる所は震度3と言われていますが、相当な揺れを感じました。誰がこんなにも早くセットされた目覚まし時計を持っていたのか、不思議です。多くの家庭で目が覚めたことでしょう。
 また、学校の修学旅行は、訳があって、前半は10月17日から4日間で、後半組も今日から4日間同じ行程で行っています。残念ながら上海は雨だそうで、肌寒い天気になっています。朝が早いので、午前4時に起床という家庭もあり、今夜は時差1時間の関係から一日が25時間になっています。引率の先生や生徒の皆さんは、きっと疲れはててホテルに入られたことでしょう。
 10月のアクセスカウントは約1600で過去最高の伸びでした。再度、皆さんに感謝します。常連の方もお見えになるでしょう。本当にありがとうございます。これからも、末永くよろしくお願いします。20世紀も後61日なりました。
ここで、微積分の発見者ライプニッツ(1646〜1716)に関するエピソードを紹介します。ニュートンとともに、微分・積分をつくりあげたのはドイツのライプニッツです。彼は万能の天才と呼ばれるにふさわしい人物で、語学はもちろん、哲学、神学、政治学にまで及んでいたとされます。
 しかしながら、意外なことに、ライプニッツの一番の弱点が数学だったとは。彼は1671年にパリに留学していましたが、そのときの師ホイエンスに「数学の知識がもう少しないと、あなたの能力を十分に発揮できない。」と、指摘されています。ライプニッツ自身は数学そのものに賭けるというよりも、政治や交渉の技術のために記号論や哲学に関心が強く、その手段として自分に必要な数学の知識を得ようとしていたようです。
この原稿は、「数学通になる本:中宮寺 薫著」(オーエス出版社)を読んで書いています。

N010:2000年10月30日(月)ビュルギ対数についてもお話をします。ネピアの発見した対数は、前にも述べたとおり、三角法の公式からヒントを得ました。一方、私達が今日使っている対数、つまり、10を底とする常用対数やeを底とする自然対数の理論を、指数法則から導いたのは、スイスの数学者で天文学者でもあったビュルギ(1552〜1632)です。
 若い頃の彼は宮廷時計師の仕事をしていましたが、後にカッセルの天文台に勤めたり、プラハでケプラーに師事していたようです。天文学や数学を研究して、当時としては、有力な数学者の1人でした。ところが、その全業績は後世に伝わっていないようです。
 ネピアやブリッグスとはまったく無関係に、しかも、ほとんど同じ頃、指数の理論から、対数を発見に到達したので、「ビュルギ対数」などと呼ばれています。事実、有名な天文学者であり数学者でもあったケプラーは、「小数や対数の発見はビュルギ」といったそうです。ビュルギ対数表の公刊は、ネピアのものより6年後の1620年で、しかも、その発表は無記名であったのです。
 さて、以上のように、対数の発見は、ネピア、ブリッグス、ビュルギなどの努力のおかげですが、対数の発見によって、今まで手のつけようのなかった複雑な計算が、簡単にできるようになったので、数学の実用化が急速に進んだのです。さらに、無限級数の助けによって、一段と精確な桁数の大きな対数表が完成されて、ケプラー、ブラック、ニュートン、メルカート、ガウスなどの大数学者によって、この方面の研究が進められ、現在に至ったわけです。
以上で、対数の発見に至る話を終わります。この記事は、「対数eの不思議:堀場芳数著」講談社を読んで引用しました。
 帰宅後、メールを開いたら、第62回の応募問題
「約数と互いに素な数」の解答が「浜田」さんから寄せられていました。いつも感謝の気持ちで一杯です。勿論正解です。実は、他の方にも解いてもらいたいので、答は後日更新します。しかし、エクセルのマクロで解かれてありましたので、寄せられたプログラムを載せておきます。
Option Explicit
Sub Macro1()
Dim n As Long
Dim n_max As Long
Dim 約数 As Long
Dim 互いに素 As Long
Dim 個数 As Long
Dim j As Long
n_max = 10000
個数 = 0
For n = 2 To n_max
Cells(1, 4).Value = n
約数 = 2 '1と自分自身をあらかじめいれてある
For j = 2 To Int(n / 2)
約数 = 約数 - (n Mod j = 0)
Next j
互いに素 = 1 '1をあらかじめいれてある
For j = 2 To n - 1
互いに素 = 互いに素 - (GCM(n, j) = 1)
Next j
If 約数 = 互いに素 Then
個数 = 個数 + 1
Cells(個数, 1).Value = n
Cells(個数, 2).Value = 約数
End If
Next n
End Sub
Private Function GCM(ByVal a As Long, ByVal b As Long) As Long
Dim dummy As Long
Dim min As Long
Dim amari As Long
GCM = a
min = b
While min > 0
amari = GCM - Int(GCM / min) * min
GCM = min
min = amari
Wend
End Function

N09:2000年10月29日(日)今朝、第62回の応募問題「約数と互いに素な数」を作成し、更新しました。皆さん!ふるってご応募くだされば幸いです。お待ちしています。夜には、また記入します。
先日、アメリカのクレイ数学研究所が、「21世紀の7大難問」を出題し、首尾良く一問解いたら、百万ドル(約一億八百万円)と大変な賞金をかけた。】という話を、6月4日の「私の一日」にかきましたが、「21世紀の7大難問」の具体的なことは、ここをご覧ください。
「クレイ数学研究所」のホームページにあります。
さて、1614年には著書「対数の驚きべき法則」を発行して、対数計算の方法を一般に公開しました。ネピアが上記の著書を出版したことによって、ヨーロッパ各国の数学者や天文学者、航海関係者の人々などに大変な反響をよんで、対数を研究する人が多くなりました。続きを書きます。
 その人々の中ででも、その頃ロンドンのグレシャム・カレッジの教授をしていた、ヘンリー・ブリッグスは、ネピアの研究と著述に驚いて、遠いスコットランドまで出向いて、ネピアに会いました。彼は、助言を与え、協力して、「対数算術」を1624年に出版しました。
 この本には、1から2万までと、9万から10万までの14桁の対数が載っていて、大変貴重な文献です。その後、オランダのアドリアン・ウラクは、ブリッグスの著書を改訂して、1万から10万までのすべての整数の対数の値を小数10位まで求めて発表しました。
 ブリッグスは、数学者で天文学者でした。彼は、ヨークシャーのウォーリー・ウッドに生まれて、ケンブリッジのセント・ジョーンズ・カレッジを卒業した後、ロンドンのグレシャム・カレッジの初代幾何学教授を勤め、その後オックスフォード大学の天文学教授になった人です。ブリッグスの功をたたえて、10を底とする対数log(10)Xを「ブリッグス対数」と呼ぶこともあります。おしまいに、明日は、ビュルギ対数についてもお話しましょう。

N08:2000年10月28日(土)今日、太郎さんは、バスケットの西濃地区1年生強化練習試合に朝から、会場校の責任を果たしていました。結果を書きます。男子大垣南高74:52池田高、大垣南高149:56揖斐高、女子大垣南高81:48大垣西高、大垣南高51:104揖斐高でした。ベンチ入ったり、審判をやったりして忙しい一日でした。声援にジャッジに喉がかれてしまっています。いずれにしても、試合の日は大変疲れます。
 さて、第62回の応募問題は、「自然数Nについて、N以下でNと互いに素な数の個数とNの正の約数の個数が一致するような自然数Nは一体どんな数でしょう。」ですが、明日更新します。ところが、すでに公開していますので、今朝、清川(kiyo)から答が寄せられました。勿論、正解でした。自明な1を除いて、6個の自然数があります。理論的に導くとなりと、ちょっと記述大変ですが。明日の朝を楽しみにしておいてください。
26日の日誌に、小数のかけ算 0.1736×0.9903 をどのように行ったかを書いておきましたが、今から当時の計算方法を紹介します。0.1736×0.9903=sin10°×cos8°=1/2{sin(10°+8°)+sin(10°−8°)=1/2(sin18°+sin2°)=1/2(0.3090+0.0349)=1/2×0.3439=0.1715 としていたのです。
実際は0.1736×0.9903=0.17191608 となるので、小数第4位まで正しいことになります。誤差は1万分の以下です。しかし、現代では電卓があるので、この計算には恩恵がありませんが。その頃は、指数法則の理論が現在のように完成されていなかった時代で、ネピアは、三角関数表によって計算し、20年以上もかかって精密な対数表を作りました。
1614年には著書「対数の驚きべき法則」を発行して、対数計算の方法を一般に公開しました。ネピアが上記の著書を出版したことによって、ヨーロッパ各国の数学者や天文学者、航海関係者の人々などに大変な反響をよんで、対数を研究する人が多くなりました。続きは、明日以降に書きます。
 この記事は、「対数eの不思議:堀場芳数著」講談社を読んで引用しました。さて、日本シリーズが気になってきました。とうとう20世紀最後の日本シリーズは、現在7回裏終了、9:3でジャイアンツがリードしています。今、××○○○○で1962年(昭和57年)以来の2回目の勝敗方法で決定しました。ジャイアンツファンの皆様、6年ぶり、19回目の優勝おめでとうございます。長嶋監督にとって、2回目の日本一です。21時17分に決まりました。21時19分に松井選手にMVPが決まりました

N07:2000年10月27日(金)今日、大垣市民会館にて、劇団「銅羅」による「センポ・スギハラ」を鑑賞しました。この劇は、5年前に、同じように生徒と共に演劇鑑賞をしました。ここで、明治33年にこの岐阜県八百津町に生まれた杉原千畝(ちうね)の略歴を書きます。ネピアの話は明日にします。
 大正9年9月早稲田大学専門部中退。外務省留学生としてハルピンでロシア語を学ぶ。大正13年12月外務省に奉職。北満、フィルランド、ドイツ、リトアニア、チェコスロバキア、ルーマニアの日本領事館に勤務。昭和15年夏のリトアニアの首都カウナスの日本領事館領事代理時代にナチス・ドイツの迫害を逃れようとするユダヤ人難民にビザを発給し、6000人の尊い人命を救う。昭和22年4月帰国。外務省退職。
進駐軍東京MX、米国APONJE商会、ニコライ学院教授、NHK国際局、国際交易(株)等に勤務。昭和50年より鎌倉で余生を送る。その間昭和47年、昭和60年の二度イスラエル政府より、「イスラエル建国の恩人」「全世界のなかの正義の人」として表彰される。
 リトアニア領事官杉原千畝氏が発行したビザは2000とも3000とも言われ、救われたユダヤ人は6000人を越えた。戦後、外務省をやめさせられた千畝は、このことを誰にも話さなかった。それから半世紀がたち、無事に逃げのびたユダア人達は、彼のことを決して忘れないで「センポ・スギハラ」を捜しだした。彼らは、家族の笑顔を見る度に「センポ(千畝)」のことを思いだし、今でもそのビザを大切にして、子供達に語り継いでいるという。
今、ラジオから日本シリーズの第5戦の結果6:0で新人高橋(ひさのり)投手の史上初の初先発初完封勝利(無四球、2被安打、12奪三振うち11空振り)を伝えています。このシリーズ3勝2敗としました。太郎さんは、やっと気が落ち着きました。明日から東京ドームに戻って戦います。
 これで、××○○○○となった場合は1962年(昭和57年)の東映(水原)が阪神(藤本)があります。また、××○○○×○の場合は、1979年(昭和54年)の広島(古葉)が近鉄(西本)の1回があります。逆に、ダイエーが○○×××○○の場合は、過去にありません。果たして、どうなることでしょう。太郎さんは心配です。

N06:2000年10月26日(木)ここで、突然ですが、16世紀のヨーロッパの世界的情勢と数学的発見を書いてみます。今度の、文化講演の中ででて来そうな話ですので。
 15〜16世紀になって、航海技術の改善が進み、商業の規模が大きくふくれあがり、天文学や測量の研究が盛んになりました。
その頃、有名な天文学者ケプラー(1571〜1630)は、惑星の軌道の計算を行い、ガリレイ(1564〜1642)は、望遠鏡を発明して星の研究に熱中するなど、いままで一般の人々が考えなかったような大きな数を扱う必要が生じてきました。
 そこで、新しい職業として、「計算師」と呼ばれる専門の計算者が登場してきたのです。彼らは「計算親方」と呼ばれて、仕事が多忙でした。ところが、彼ら計算師たちは、計算方法の改良や計算技術の改善については何も考えていませんでした。
こんな中、16世紀、対数がネピアによって、常用対数はブリッグスによって発見されました。2人はイギリスの人で、お互いに助言を与えながら常用対数の完成へと研究を続けたのです。
 ジョン・ネピアは、スコットランドのエジンバラ市のマーキストン城の中で、貴族マーキストン男爵の子として生まれました。豊かな家庭で育った子供というのは、なまけがちが常ですから、父は、手元から離して、1574年、24歳のネピアをフランスへ留学させました。大学を卒業した後も、フランスで数学を研究していましたが、1608年父が他界したので、ネピアはマーキストン城に帰りました。
 彼は40年以上にわたって数学書を読み、フランスから帰国して城主になってからも数学の研究を続けたのです。ネピアが級数の展開から対数を発見したとなっていますが、一説には、次のような事実も伝えられています。
16世紀の後半、デンマークは航海や天文学に関していろいろな問題を研究する中心地となっていて、そこで2人の数学者ウイッテとクラビウス(ドイツ人、1537〜1612)が、三角表(三角関数表)を用いた計算を簡単にする方法を発表しました。ネピアはこれにヒントを得て対数を発見したといわれています。
 なるほどと思われる方法なので、その当時としては、画期的な計算法として評判になったことを思います。ご存じでしょうが、三角法の公式に、積を和に変える次のようなものがあります。2sinα・cosβ=sin(α+β)+sin(α−β) 
この公式を使うと、三角関数表を利用して、手間のかかる小数の積を簡単に計算できます。ここで、問題です。当時、小数のかけ算 0.1736×0.9903 をどのように行ったか考えてください。
 この記事は、「対数eの不思議:堀場芳数著」講談社を読んで引用しました。さて、日本シリーズが気になってきました。9回裏2:1でジャイアンツがわずか1点リードしています。ここで、今、ジャイアンツが勝ったとラジオから流れてきました。
ここで、過去のデータを見てみると、○○××○○の場合は4回、○○×××○○が1回の計5回あり、反対に××○○○○が1回、××○○○×○が1回、××○○×○○が1回の計3回あります。依然ダイエーが有利です。数学的には、当然五分五分になります。

N05:2000年10月25日(水)太郎さんが勤務している情報課の部屋に、関西学院大学から頂いたカレンダーが飾ってあります。ここに、興味あることが載っていましたので、紹介します。
「知」とは、その文字の成り立ちから”人の言葉を聞き、矢のように素早く悟る”の意味を表します。”人の言葉を聞く”は、すなわち「謙虚」が基本にあり、”矢のように素早く悟る”は、単なる理解の枠を超え「行動力」の域まで含みます。これからのよき人生を構築するには、この「知」」が必要になり、大切になってきます。
最近の若者が起こした事件を思うと、教育者は「知識」の「知」でなく、よりよき生活を構築する「知恵」の「知」を教えていきたいです。

N04:2000年10月24日(火)巨人の××○で2日間の休みに入っている日本シリーズですが、過去のデータによると、この後巨人が日本一になるケースはたったの3回しかなくて、ダイエーのケースは9回ありました。第4戦は、巨人の先発は斎藤投手が予想されます。果たして結果はどうなるでしょう。
 巨人について数学的な確率を求めることにします。ただし、両方とも互角の戦力とします。5戦目で終了することはありません。6戦目で終了する場合は××○○○○ですので、(1/2)^3=1/8。7戦目までいく場合は、××○□□□○で、□の中では1回しか負けられません。この方法が3通り。したがって、3×(1/2)^3×1/2=3/16。
合計して、1/8+3/16=5/16≒0.3125(約31%)。それに対して統計的確率は3/12=0.25(25%)です。依然巨人には不利なデータになっています。
 

N03:2000年10月23日(月)今年の日本シリーズは本拠地の東京ドームで巨人の2連敗で始まりました。過去のデータによると、2連勝スタートで日本一になったのは、21回、反対に2連敗後、日本一になったのは6回しかありません。
現在、7:3でジャイアンツがリードしています。ガンバってもらいたいです。
さて、8という自然数の約数は1,2,4,8の4個です。そして、8以下の8と互いに素な自然数は、1,3,5,7の4個です。このように、約数の個数と互いに素な数の個数が一致する自然数を今考えています。
そこで、第62回の応募問題は、「自然数Nについて、N以下でNと互いに素な数の個数とNの正の約数の個数が一致するような自然数Nは一体どんな数でしょう。」にしようと思っています。理論的に考察すると、やや大変ですが、プログラム作りにに堪能な読者なら、早速パソコンで検索されるでしょうね。
 どんな自然数がこの性質を持っているか楽しみです。でも、解答のメールは29日の日曜日以降にお願いします。

N02:2000年10月22日(日)朝、第61回の応募問題「約数の最大個数」「解答」を更新しました。
先日、2の倍数でも3の倍数でもない自然数の数列を作ります。そこで下のような問題を書きました。
問題1:この数列の一般項をnで表せ。答{(−1)^n+6n−3}/2
問題2:この数列の初項から2m項までの和をmで表せ。答 6m^2
 誰か、導いてくだされば、幸いです。
今夜も、プロ野球日本シリーズ第2戦は巨人が現在3:8で負けています。どうも2連敗スタートになりそうです。

N01:2000年10月21日(土)さて、今日からプロ野球の日本シリーズが東京ドームで始まります。太郎さんが持っている過去の記録を載せておきます。
日本シリーズ勝敗の起こり方資料室(先に4勝した場合優勝)
* もし7回戦を戦ったとして、何回戦の試合で4つ勝つかだから、組み合わせの記号から、C(7,4)=7×6×5÷3×2×1=35通りあります。
ただし、引き分けは除外します。西暦で表し、下2桁で記述します。 *過去の引き分け・・・53年の第3試合、57年の第4試合、62年第3試合、75年の第1試合と第4試合、86年の第1試合
   【4回戦で終了】
1.○○○○・・・・・・ 57年西鉄(三原):巨人(水原)
<5回>・・・・・・ 59年南海(鶴岡):巨人(水原)
             60年大洋(三原):大毎(西本)
             75年阪急(上田):巨人(長島)
             90年西武(森) : 巨人(藤田)
  【5回戦で終了】
2.○○○×○・・・・・・51年巨人(水原):南海(山本)
 <5回>        65年巨人(川上):南海(鶴岡)
             70年巨人(川上):ロッテ(農人)
             95年ヤクルト(野村):オリックス(仰木)
             96年オリックス(仰木):巨人(長島)
3.○○×○○・・・・・・72年巨人(川上):阪急(西本)
<2回>・・・・・・・・77年阪急(上田):巨人(長島)
4.○×○○○・・・・・・71年巨人(川上):阪急(西本)
 <4回>・・・・・・・・88年西武(森) :中日(星野)
    ・・・・・・・・97年ヤクルト(野村):西武(東尾)
              99年ダイエー(王) :中日(星野)
5.×○○○○・・・・・・73年巨人(川上):南海(野村)
【6回戦で終了】
6.○○○××○・・・・・67年巨人(川上):阪急(西本)
7.○○×○×○・・・・・52年巨人(水原):南海(山本)
8.○○××○○・・・・・50年毎日(湯浅):松竹(小西)
  <4回>       82年西武(広岡):中日(近藤)
             85年阪神(吉田):西武(広岡)
             98年横浜(権藤):西武(東尾)
   9.○×○○×○・・・・・66年巨人(川上):南海(鶴岡)
  <2回>       69年巨人(川上):阪急(西本)
10.○×○×○○・・・・なし
11.○××○○○・・・・なし
12.×○○○×○・・・・53年巨人(水原):南海(山本)
  <4回>       56年西鉄(三原):巨人(水原)
             61年巨人(川上):南海(鶴岡)
             68年巨人(川上):阪急(西本)
13.×○○×○○・・・・87年西武(森):巨人(王)
  <2回>       94年巨人(長島):西武(森)
14.×○×○○○・・・・74年ロッテ(金田):中日(与那嶺)
  <2回>       81年巨人(藤田):日本ハム(大沢)
15.××○○○○・・・・62年東映(水原):阪神(藤本)
【7回戦で終了】
16.○○○×××○・・・76年阪急(上田):巨人(長島)
17.○○×○××○・・・93年ヤクルト(野村):西武(森)
18.○○××○×○・・・54年中日(天知):西鉄(三原)
19.○○×××○○・・・なし
20.○×○○××○・・・84年広島(古葉):阪急(上田)
21.○×○×○×○・・・なし
22.○×○××○○・・・91年西武(森):広島(山本)
23.○××○○×○・・・なし
24.○××○×○○・・・64年南海(鶴岡):阪神(藤本)
  <2回>       83年西武(広岡):巨人(藤田)
25.○×××○○○・・・55年巨人(水原):南海(山本)
26.×○○○××○・・・92年西武(森):ヤクルト(野村)
27.×○○×○×○・・・63年巨人(川上):西鉄(中西)
28.×○○××○○・・・なし
29.×○×○○×○・・・78年ヤクルト(広岡):阪急(上田)
30.×○×○×○○・・・なし
31.×○××○○○・・・なし
32.××○○○×○・・・79年広島(古葉):近鉄(西本)
33.××○○×○○・・・80年広島(古葉):近鉄(西本)
34,××○×○○○・・・なし
35.×××○○○○・・・58年西鉄(三原):巨人(水原)
     <3回>       86年西武(森):広島(阿南)
             89年巨人(藤田):近鉄(仰木)
以上、まとめると、4回戦で終了5回、5回戦で終了12回、6回戦で終了17回、7回戦で終了16回です。
したがって、数学的確率による試合数の期待値は
(4×5+5×12+6×17+7×16)÷50=5.88 となります。
あなたがチッケットの枚数を買うのに参考にしてください。
今年度は巨人(長嶋)とダイエー(王)で、巨人9連覇時代のONの戦いになっています。どんな戦いになり、どんなドラマがまっているのでしょう。
私としては、過去の勝敗の起こり方にない方法で決まってほしいです。尚、セ・パを区別すれば、2×35=70通りの決着の仕方があります。
今、ラジオを聞いていたら、過去300試合あって、セリーグの151勝147敗6引き分けだそうです。尚、セリーグ球団が28回、パリーグ球団が22回の日本一になっています。
個人的には、大のジャイアンツファンですが、このシリーズはどうも巨人には有利でなさそうです。(太郎さんの感ですが。)

N022:過去の「私の1日No22」9月30日〜10月20日のはここをクリック下さい。

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N011:過去の「私の1日No11」2月21日〜3月10日のはここをクリック下さい。

N010:過去の「私の1日No10」2月6日〜2月21日のはここをクリック下さい。

N09:過去の「私の1日No9」平成12年1月2日〜2月6日のはここをクリック下さい。

N08:過去の「私の1日No8」12月25日〜1月22日のはここをクリック下さい。

N07:過去の「私の1日No7」12月5日〜12月24日のはここをクリック下さい。

N06:過去の「私の1日No6」11月20日〜12月5日のはここをクリック下さい。

N05:過去の「私の1日No5」10月31日〜11月19日のはここをクリック下さい。

N04:過去の「私の1日No4」10月1日〜10月30日のはここをクリック下さい。

N03:過去の「私の1日No3」8月31日〜9月30日のはここをクリック下さい。

N02:過去の「私の1日No2」8月5日〜8月30日のはここをクリック下さい。

N01:過去の「私の1日No1」平成11年7月7日〜8月1日のはここをクリック下さい。

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